英語の「否定疑問文」とは?英文の作り方と正しい答え方

英語の疑問文といえば、“Do you like ~?(あなたは~が好きですか?)”、“Are you ~?(あなたは~ですか?)”などといった形式が一般的です。

しかし中には、“Don’t you like ~?(あなたは~が好きではないのですか?)”、“Aren’t you ~?(あなたは~ではないのですか?)”などといった疑問文も。

このように、“not”を使った疑問文を「否定疑問文」といいます。今回は、否定疑問文の作り方とともに、否定疑問文で聞かれたときの答え方について解説します。

 

英語の「否定疑問文」とは?

「否定疑問文」とは、“not”を使って、否定形でたずねる疑問文のことをいいます。具体的には、“Don’t you/they ~?”、“Doesn’t she/he ~?”、“Aren’t you/they ~?”、“Isn’t she/he ~?”などという形式になります。

英語の否定疑問文を日本語にするときは、「~ではないのですか?」といったように、同じく否定形に訳します。

 

英語の「否定疑問文」の作り方

否定疑問文の作り方といっても、難しいものではありません。“Do you/they ~?”、“Does she/he ~?” 、“Are you/they ~?”、“Is she/he ~?”などといった一般的な疑問文に“not”を加えるだけでOKです。

“not”を加える位置は、否定文を作る要領と同じで、“do”または“does”、be動詞(am・is・are)、助動詞(can・will・shouldなど)のすぐ後ろになります。

英語の「否定疑問文」の例

Don’t you like milk? (あなたは牛乳が好きではないのですか?)
Doesn’t she play tennis? (彼女はテニスをしないのですか?)
Didn’t you work today? (今日は仕事をしなかったのですか?)
Aren’t you a teacher?” (あなたは先生ではないのですか?)
Isn’t he busy? (彼は忙しくないのですか?)
Wasn’t she sick last week? (先週彼女は病気ではなかったのですか?)
Can’t I go home? (私は家に帰れないのですか?)

 

英語の「否定疑問文」に対する答え方

英語の否定疑問文を作るのは難しくありませんが、注意しなければならないのが、否定疑問文で聞かれたときの答え方です。

“Don’t you like milk? (あなたは牛乳が好きではないのですか?)”という文章を例にあげて考えてみましょう。

まず日本語で「あなたは牛乳が好きではないのですか?」と聞かれたときには、「はい、好きではありません。」「いいえ、好きですよ。」といったような答え方をします。

しかし、英語で“Don’t you like milk?”と聞かれたときに、“Yes.”と答えると、“I like milk.(牛乳が好きです。)”という意味になり、“No.”と答えると、“I don’t like milk.(牛乳が好きではありません。)”という意味になります。

したがって、英語の否定疑問文に対して、日本語の感覚で答えてしまうと、自分が言いたいことと逆の意味に伝わってしまうため、答え方に気をつけなければなりません。

 

英語の「否定疑問文」に答えるときのコツ

英語の否定疑問文で聞かれたときに、答え方に迷ったら、一般的な疑問文に置き換えてみることをおすすめします。

たとえば、“Don’t you like milk?”と聞かれたときは、“not”を外し、“Do you like milk?”という文で聞かれている感覚で答えるとよいでしょう。牛乳が好きであれば、そのまま“Yes.”と言えますし、好きでなければ“No.”といったように、すんなり答えられますよ。

 

まとめ

英語の否定疑問文に対する答え方は、多くの人が迷うところです。これまでうまく答えられずに苦戦していた人は、否定疑問文に使われている“not”を外し、一般的な疑問文で聞かれているときと同じように答えましょう。

それでも迷うようであれば、“Yes.”または“No.”という答えを省略してしまっても構いません。“Don’t you like milk?”と否定疑問文で聞かれた場合、“Yes.”または“No.”を言わずに、“I like milk.”または “I don’t like milk.”と言うだけでも自然な会話が成り立ちますよ。

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