“hang out”の意味って?相手別の適切なお誘いフレーズ♡

海外の映画やドラマなどを見ていると、頻繁にでてくる”hang out”という言葉。耳覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?一般的に、「誰かと一緒に時間を過ごす」ことを”hang out”と言うため、”Let’s hang out!”と言った場合「遊ぼうよ!」というお誘いフレーズになります。

さあ、さっそく使ってみようと思ったあなた。ちょっと待って!

日本語同様に、英語にもさまざまなお誘いフレーズがあり、相手によって使い分ける必要があります。ここでは、相手によって適した言葉でお誘いできるようになるための基本フレーズをいくつかご紹介したいと思います。

 

“hang out”の使い方

先ほどご説明した通り、”hang out”とは「誰かと一緒に時間を過ごす」という意味になりますが、ニュアンスとしては軽めでカジュアルな雰囲気になります。ネイティブで実際に使うのも若者が中心です。よって、友達(特別な関係ではない相手)に使うのが適切です。敬意を払うべき目上の方や、恋人などの特別な相手には使わないほうがベターでしょう。

(例)Do you want to hang out?(遊びに行かない?)

Let’s hang out!(遊ぼうよ!)

“hang out”の後ろにtomorrowなど希望する日程をつけ加えるとよりスムーズに会話が進みます。

(例)Wanna hang out tomorrow?(明日遊ばない?)

 

目上の人へのお誘いフレーズ”Would you like to~?”

敬意を払うべき目上の人をお誘いする場合は、”Do you want to~?”よりも丁寧な”Would you like to ~?”を

使うようにすると安全。この場合は、toのあとにお誘い内容を入れることになります。

(例)Would you like to go to dinner?(夕食に行きませんか?)

Would you like to go for a drink?(1杯飲みに行きませんか?)

Would you like to go shopping?(買い物に行きませんか?)

“hang out”のように「一緒に何かしませんか?」という感じで伝えたいときは、文の最後に”or something”とつけるとそれらしく伝えることができます。

(例)Would you like to go for a drink, or something?(1杯飲みにでも行きませんか?)

こうすることで、「飲みにでも行きませんか?(こちらはお茶でもお食事でもなんでも構わないのですが)」といったニュアンスを出すことができます。

また、初めて職場の上司を飲みに誘うときなど、「誘っても大丈夫かな?」と不安がある場合は、より丁寧に「もしよろしければ・・・」という言葉を付け加えると良いでしょう。

(例)If you wouldn’t mind, would you like to have a drink together?(もしよろしければ、一緒に1杯飲みに行きませんか?)

ややくどい言い回しですが、場面によっては必要な表現方法ですね。この他にも、”if it works for you(もしも都合がよければ)””if that’s all right with you(もしあなたが大丈夫であれば)”などいろいろな言い方がありますので、丁寧さの度合いによって使い分けていきましょう。

 

異性のお誘いフレーズいろいろ

さて、気軽なものから丁寧なものまで、さまざまなお誘いフレーズを見てまいりましたが、みなさんが気になるのはやっぱり、気になるあの人に向けて使うお誘いフレーズなのではないでしょうか♡

ここからは関係性の段階に合わせて使っていただきたいお誘いフレーズをご紹介していきたいと思います。

*友達・知人~気になる相手

「もっと相手のことを知りたいなー。気になるなー。」という段階では、前述①②の例文フレーズを使うのが一番安全でしょう。もともと友達からスタートしている相手なら”hang out”、まだよく知らない知人程度であれば”Would you like to~?”を使えばまず警戒されません。

ただしこれでは、異性として意識した上でのお誘いだと認識してもらえない可能性があります。そこで、丁寧さを保ちつつ、一歩踏み込んで特別感を出せる一言をご紹介しておきましょう。

(例)May I buy you a drink?(1杯ごちそうさせてくれますか?)

こちらも映画やドラマのセリフでよくでてくるため聞いたことがあるかもしれませんね。お世話になった相手など同性の間で使われるケースもありますが、男性から女性へ個人的にこの発言をした場合はやはり特別な響きをもって相手に伝わります。バーで気になる女性を見つけたときに使いたい一言ですね。

 

*気になる相手~恋人

お互いが気になり始めて、ただの”hang out”や”drink”ではなくなってきた時に使いたいセンテンスを、2つご紹介したいと思います。

・go out with ~

・go on a date

いずれもデートするという意味で使われます。ただし、意味合いとしては”date”というワードが入っている後者のほうがはっきりと「恋人同士」を意識させる言い方です。”go out”は、「出かける」という意味でも使われますので前後の文章によってニュアンスがずいぶんかわりますが、やはり”hang out”よりは「特別なおでかけ」であるようにとらえられます。

(例)Do you want to go out with me?(僕と出かけない?)

Let’s go on a date.(デートしようよ。)

 

まとめ

いかがでしたか?

人をお誘いするときは日本語でも少し緊張するものですので、英語でのお誘いはハードルが高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね

まずは相手に誘われたときに「どういったお誘いなのか?」を理解してレスポンスできるように、言葉ごとのニュアンスを頭に入れておくようにしましょう。また、自分から相手をお誘いしたい場合は、友人・目上の人・恋人の3パターンを理解していれば、まず困ることはありません。

現地でのコミュニケーションをスムーズに行うために、映画やドラマも使いながらさまざまな会話例に触れるようにしましょう!

 

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。