「交渉」の英語表現とコツ23選【海外転職した私の経験からお話します】

フィリピンのローカルカンパニーと目下バトルを繰り広げているCEOアシスタントのMikiです。

現地の会社とのやりとりは日本の会社と違ってやり辛いとは聞いてはいたものの、はいこれ正直、舐めていました。

何ともうまくいかないことばかり!

期限が過ぎることは想定できていたことですが、突然担当者が辞めたり、「前の担当者がミスってましたわ、ごめん☆」って言われ、前の担当者が必要ないと言ったものを請求されたり、あり得ないことばかり。

そんな今回は、交渉の場で覚えておきたい英語フレーズ23選と、私が失敗から学んだ交渉のコツをご紹介します。

交渉は、自分の要求を英語で伝えるだけでは上手くいきません。交渉の基本セオリーをもとに、英語フレーズを使い、交渉を成功させましょう!

 

交渉を英語で言うと?

まず、「交渉」を英語で「Negotiation(ネゴシエーション)」と言い、動詞の場合、「交渉する」は「Negotiate(ネゴシエイト)」です。

最近よく交渉することを、「ネゴる」なんて言うのを聞きますよね?この言葉は、英語からきています。

 

交渉の基本セオリー

交渉においては、自分の要求を一方的にぶつけるだけでは、上手くいきません。これは、日本であろうと、海外であろうと基本的なセオリーは一緒です。

1.自分の意思・条件を提示する

2.相手の意思・条件を聞く

3.ウィンウィンの妥協点を目指す

4.最終的に交渉をまとめる

 

交渉で使う英語フレーズ/ビジネス編

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それでは、実際に交渉で使える英語フレーズを前述ご紹介します。

自分の意思・条件を提示する

We’d like to propose that we will pay 20,000 peso each month.(私どもは、毎月20,000ペソのお支払を提案します)

We are willing to offer some English classes .(こちらは英語授業をご提供いたします)

This is what we would like to offer.(こちらが私どもが提案する内容です)

Could you give it to us on a free three-month trial?(トライアル3ヶ月は無料にしてしていただけないでしょうか?)

Would it be possible to extend the length of the contract?(契約を延長していただけないでしょうか?)

 

相手の意思・条件を聞く

相手の英語が早いと物怖じしてはいけません。まずは、ゆっくり話してもらえるようお願いしましょう。

Could you speak a little more slowly? You’re speaking too fast for me.(少しゆっくり話してもらえませんか?少し早いので)

そして、聞き取れなかったときは正直に伝えます。

Sorry. I didn’t catch what you said.(すみません、聞き取れませんでした)

相手の内容をしっかりと確認します。

Could I confirm my understanding?(確認してよいですか?)

Just let me check that(それについて確認させてください)

 

ウィン・ウィンの妥協点を目指す

Could you be a little more flexible about the length of the contract?(もう少し契約期間について融通が効きますか?

Are you willing to consider this?(…を検討する余地がありますか?)

How about these terms?(この条件はどうでしょう?)

I think that would be acceptable.(それなら受けれます)

I’m afraid we wouldn’t be able to agree to those terms.(残念ながらその条件について同意できません)

 

最終的に交渉をまとめる

Let’s just check we all have the same understanding of what we’ve agreed.(合意内容について確認させてください)

Let’s just confirm the details.(詳細を確認していきましょう。)

So, here’s what we’ve agreed to.(合意した内容は以下のとおりです。/では、合意した内容を挙げてみます。 )

 

その場で判断できない場合は、一旦持ち帰るのも手です。

Could you let me check with my boss about this?(上司に確認を取らせてください。)

Please let me consider this, and I will get back to you.(これについて検討させてください。折り返しご連絡します。)

I’ll need a little more time to think about this.(この件についてもう少し考えさせてください。)

 

交渉で使う英語フレーズ/日常の価格交渉編

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It’s  a little expensive. Could you lower the price?(少し高すぎます。もう少し安くして下さい。)

How much would we need to pay ?(もっと安くなりませんか?)

Could you be a little more flexible about the price?(価格がもう少し安くなりませんか?)

 

海外での交渉のコツ

次は、私がフィリピンで失敗しながら、学んだ交渉のコツをご紹介します。

1.とにかくその土地の人の性格を知る

その国の国民性があるので、何をすると嫌で何をすると喜ぶかを知っておくと、効果的なアプローチができます。例えば、フィリピン人は、自分のミスを人に知られることをすごく嫌います。よって、上司に連絡をとると、焦り、物事が早く進むことがあります。

 

2.仲良くなる

これは、海外だからとは関係なく、ビジネスの上で、話しやすい関係性を築けると、仕事がスムーズにできることが多いです。とてもお話好きで人懐っこいフィリピン人は、家族の話や仕事の話を聞くと、色々と話し始めてくれます。「I understatnd your situation(あなたの状況はよくわかる)」など、相手の状況に理解を示すと、心を開いてくれることも多いです。

 

3.相手側の決裁ルートや決裁権者を知る

これも海外だからとは関係なく、交渉や手続きなど、どんなプロセスがどれくらいの時間が必要か、かつ、誰がどこまでの権限を持っているかを知ると、アプローチの仕方を変えることができます。例えば、担当者がこちら側の提案に対して無理だと言っても、直接上司と話すと話が通る場合があります。

 

4.相手が得になるような提案をする

一方的に、「I’d like you to do this (こうして欲しい)」や「I can’t contract with you if you discount this(値下げしてくれないと契約はできない)」と伝えるのではなく、「It would be a great chance for you to get a promotion if you would accept my offer.(私の提案を受ければ、あなたにとっては昇進のチャンスですよ)」と先に進むと相手にとってメリットがあることを伝えれば、相手も前向きな気持ちになります。

 

5.ミーティングの後に決定事項をメールで送る

英語に自信い場合は特にですが、相互の同意を明確にしておくことが大切です。証拠として決定事項を相手にメールで送り再度の確認をしておくと、後で話が違うなどの行き違いを防ぐことができます。

 

6.敬意を払う

常に相手に対して、「I appreciate for your support (ありがとう)」など敬意を払いましょう。フィリピンでのやりとりは、期限を守ってもらえなかったり、話が変わっていたり、イライラすることもしばしば。でも、「It would be gratuful if you could send me e-mail by tomorrow.(明日までにメールをいただければ幸いです)」など、ポジティブなワードを使った方が相手も気持ちよくなります。

 

まとめ

いかがでしょうか。慣れない環境での交渉は難しいものです。

だから、交渉に備え、英語でのフレーズのバリエーションをたくさん覚えることはもちろん、コツを知っておきたいものです。あとは、トライあるのみですね!

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投稿者プロフィール

Miki Fujimoto
Miki Fujimoto
広島大学大学院生物圏科学研究科中退。元地方公務員。うどん県小豆島出身。特技は、うどん打ちとストリートダンス。大学卒業後、地元県庁にて農業など一次産業の支援に就く。これまでに日本国内だけでなく海外の子どもたちにダンスを教えるなど、教育事業に興味もあり、また自分らしい生き方をしたいと海外ベンチャーのNexSeedにジョイン。現在CEOアシスタントを担当。