【セブ島の治安】他の国と比べて安全?どんな事件が多いの?

旅行や留学で、これからセブ島に来られる方にとって、何より気になるのが治安や安全面ですよね。最近はテロなど物騒なニュースも増え、更に不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、今後フィリピン・セブ島に渡航予定の方を主な対象にして、セブ島の治安情報や安全を守るための心構えなどについてまとめました。

 

目次

  1. 実はあなたはスキだらけ
  2. フィリピンって実際治安悪いの?
  3. 外務省からのフィリピン治安情報
  4. 他都市との比較データ
  5. フィリピンでよくある治安トラブルと犯罪の手口
  6. 犯罪に巻き込まれないための治安対策
  7. 安全に過ごすために危険を知る

実はあなたはスキだらけ

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フィリピンに限らず、海外に行く日本人の方に声を挙げて伝えたいことは、「私たち日本人は、自分で思っている以上に警戒心がない」ということです。

「ズボンのポケットにスマホを入れる」「鞄を開けっ放しにする」「バスや電車で寝る」など、普段何気なくやってしまう行動は、安全な日本だからこそできること。

海外でそんな行動をしていると、自らスリを呼び寄せているようなものです。

世界各地の観光地で日本人がターゲットになりやすい原因は、主に下記3つ。

  • 「日本人=警戒心がない」だと思われている
  • 「日本人=お金持ち」だと思われている
  • 「日本人=大人しく、抵抗されにくい」と思われている

これはアジア・ヨーロッパなど場所を問わず、「比較的安全」と呼ばれる場所であっても同じことが言えます。

まずはどこに行くにしても、「自分はトラブルに巻き込まれる可能性が十分にある」「自分は現地の人よりもスキがあって、ターゲットになりやすい」という意識をしっかり植え付けましょう。

「自分は大丈夫だろう」と思い込んでしまう人より、「いずれ犯罪に巻き込まれるかもしれない」という心構えを持っている人の方が、軽率な行動を取らなくなり、犯罪に遭う可能性がぐっと低くなります。

 

フィリピンって実際治安悪いの?

次に触れるのは、「フィリピンって、実際危ないのか」ということについてです。

よくある誤解としては、「フィリピンってテロとかありそうだし危なそう」「フィリピン行くならアメリカ行った方が安全」といったものがありますが、フィリピン国内でも場所によって大きな違いがあります。

外務省からのフィリピン治安情報

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▶参照元:外務省海外安全ホームページ「フィリピンについての海外安全情報(危険情報)の発出」

外務省が発表している危険情報においては、フィリピンの大半の場所がレベル1の「十分な注意が必要」となっています。レベル2以上になっている場所は、主に南部のミンダナオ島という紛争の多いエリアがほとんど。

マニラとセブ島が同じレベル1になっていますが、これは現地に住む人々の肌感覚的にはあまり正しいとは言えません。(※後述の都市比較を参照)

その他、外務省の情報によるとアメリカやヨーロッパ地域の多くが警戒地域になっていないなど、実情と異なる部分もあります。これも後述しますが、アメリカやヨーロッパ圏も都市によっては非常に治安が悪く犯罪が絶えない場所も多いです。

あくまで目安として、「フィリピンは日本とは違って気を付ける必要があるんだ」という認識を植え付けるのが良いと思います。

 

他都市との比較データ

次に、世界各都市の犯罪率や大気汚染、生活コストなどの生活情報を簡単に知ることができるNUMBEOで、セブと他都市の治安を比較してみます。

NUMBEOは各都市の実情をよく知る一般ユーザーからの意見を反映して作られているデータで、より肌感覚に近いデータだと感じています。

 

◆フィリピン国内比較:マニラとセブでもかなり違う

例として首都マニラとセブ島での犯罪指数の違いを見てみましょう。

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参照元:NUMBEO Crime Comparison Between Manila and Cebu 

様々な項目がありますが、特に下記の3つに注目してみましょう。

  • 一番上:Crime Index(犯罪指数)
  • 下から2番目:Safety walking alone during daylight(日中の一人歩きの安全度)
  • 一番下:Safety walking alone during night(夜間の一人歩きの安全度)

その他の項目を見ても、基本的にセブの方がマニラよりも治安が良いことが分かります。

 

◆世界主要都市と変わらないセブ島の治安指数

◇セブVSサンフランシスコ

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参照元:NUMBEO Crime Comparison Between San Francisco and Cebu

サンフランシスコの治安指数は、セブ島の治安指数とほぼ同じですが若干セブの方が安全指数が高くなっています。

サンフランシスコにかつて住んでいたNexSeedスタッフによると、普段はとても住みやすい賑やかな街である一方、徒歩0分の場所で発砲騒ぎが起こったこともあるそうです。

銃が一般市民にも浸透している分、フィリピンとはまた違った怖さがありますね…。

 

◇セブVSニューヨーク

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参照元:NUMBEO Crime Comparison Between New York and Cebu

アメリカ国内でもう1都市。ニューヨークともほとんど同じような治安指数です。

 

◇セブVSロンドン

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参照元:NUMBEO Crime Comparison Between London and Cebu

ロンドンとも、あまり治安指数に違いがありません。

ちなみに、アメリカやヨーロッパでも、地下鉄やバスなど公共交通機関でのスリがかなり頻繁に発生します。

 

◆セブが危ないというより、日本が超安全

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参照元:NUMBEO Crime Comparison Between Tokyo and Cebu

ここまでご覧いただいた上で、東京の数値を見てみましょう。

日本が如何に安全かがお分かりいただけるかと思います。

セブ島はフィリピンの中で「比較的治安が良い」ですが、日本での生活に慣れている私たちとしては、十分・十二分に警戒をする必要があると言えます。

 

◆ここまでのまとめ

  • 超安全な生活に慣れている日本人は、どこの国でもターゲットになりやすい
  • 「自分はスキだらけだ」という自覚をする
  • 「フィリピンだから危ない、アメリカなら大丈夫」は誤解、アメリカ・ヨーロッパでも犯罪は十分起こり得る
  • セブ島は特別治安が悪い訳ではないが、身の回りで犯罪は起こり得る
  • 安全・快適に過ごすために、十二分に警戒することが大切

続きを読む | フィリピンでよくある治安トラブルと犯罪の手口

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