覚えておきたい!英語の前置詞の使い分け方と代表的な前置詞4選

“of”は「~の」という風に訳すことが多いですね。イメージとしては、単語の間に密接な関係があって切り離せないもの同士をくっつける役割を持っています。

わかりづらいと思うので例文で説明していきましょう。

例)He went some of the most famous restaurants in Tokyo.(彼は東京で最も有名なレストランのうちいくつかに行った。)

例)I’m a graduate student of Tokyo university.(私は東京大学の卒業生です。)

例文1つ目では”some(いくつか)”と”most famous restaurants in Tokyo(東京で最も有名なレストラン)”をつなぐ役割をしていますが、この二つはセットで意味をなすものであり、切り離すことができません。「彼はいくつかに行った」だけでは意味がわかりませんよね。また2つ目の例文についても同じことが言え、「私は卒業生です。」だけでは意味が通らないところ、”of Tokyo university”をつなぐことで「東京大学の卒業生」となって文章を完成させることができています。

このように、「全体のうちの一部分」や「所属」を表す場合に使われる”of”ですが、それに派生して以下のような使われ方もしますので合わせて覚えておきましょう。

・a cup of~:カップ1杯の

→飲み物などの液体は、基本的に1つ2つと数えられないものだと習いますが、”of”を使ってカップやグラスに入れて表現することで1杯2杯・・・という表現をすることができます。

・the beggining of~:~の始まり

→仮に”the beggining of June”だとしたら、”June(6月)”のうちの”beggining(始め、上旬)”というのを示しており、これも「全体のうちの一部分」を表す表現だと言えます。

 

④混同しやすい!”among”と”between”の違い

いずれも「~の間で」と訳す”among”と”between”ですが、混同しやすい前置詞の一つです。

基本的な考え方として、2つのものの間を表す時は”between”、3つ以上の場合は”among”と認識しておくと良いでしょう。

例)The house is between the post office and the police box.(この家は郵便局と交番の間にあります。)

例)The house is among the trees.(この家は木々に囲まれています。)

イメージはわくでしょうか?こちらの例文のように、”among”は「間」というより「囲まれている」というイメージになります。

一方で、3つ以上のものの間を指すにも関わらず”between”を使うケースも存在します。

例)The differences between French, English and Japanese are huge.(フランス語と英語と日本語の違いは大きい。)

“among”を使うか”between”を使うかの基準は、前置詞でつなぐものが特定できるはっきりしたものかどうか、という点です。上の例文の場合は「フランス語・英語・日本語」という特定できる3つのものの「間」を示していたため”between”で正解ということになります。では、次の例文だとどうでしょうか?

例)The differences among languages are huge.(各言語間の違いは大きい。)

この場合だと、”languages”という大きな概念の中に、上で挙げた3つの言語だけでなく中国語やスペイン語など世界中の言語が入ってくることになります。こういった場合は”between”ではなく”among”を使うんですね。

 

⑤間違えやすい前置詞の使い分け!たくさんの文章に触れてイメージを掴んでいこう

英語の前置詞についてご紹介してまいりました。まずはざっくりしたイメージを掴んで、そのあと例外的な使い方を覚えていくのが、前置詞をマスターする一番の近道だと思います。

今回ご紹介したのは5つですが、他の前置詞についてもたくさんの文章に触れて頭の中でイメージを描けるようになっていきましょう!

 

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。