英語の不定詞はこれさえわかればOK!【苦手な人必見】

今回は英語の不定詞を確認していきます。用法が多く使い方がいまいちわからないという方も多い、不定詞ですが、基本的な概念を理解すれば実は後はその応用で何とかなるものです。

ここではその原則の部分と合わせて、それぞれの用法解説をしていきます。

 

そもそも不定詞とは何なのか?

不定詞は簡単に言ってしまえばto+動詞の原形です。もう少し踏み込んで言えば、文章の足りない情報を

「to+動詞の原形」という形で補っている、という風に言うことができます。何やらわかりづらい表現を使ってしまいましたが、これは前置詞toの感覚をわかってもらえれば、腑に落ちることです。

toの感覚を身に着けよう

toは前置詞です。意味は「~に」を表します。何故~にと訳すかというと、toは矢印のように対象物や対象となることを指し占めるからなのです。

簡単な例文で見てみましょう。

I want to live in Philippine.

直訳すると、「私はフィリピンで暮らしたい」となります。

文章の要素ごとに見ていきましょう。

S(主語) はI  V(動詞)はwantとなります。

SVこの二つでも動詞によっては文章を作ることができるのですが,

I want (私は望む)

これでは文章が成り立ちません。そこで必要になるのが、この空白を補うためのものです。

そこでtoがこれを補って「live in Philippine」の部分をさししめしているというわけです。

toは対象物を指し示す、という性質からこのように足りないものを補う際にそれを指し示す役割も果たしています。

それが転じて不定詞における to + 動詞の原形という形になっているのです。

 

原理を理解して、三つの用法を習得!

不定詞には三つの用法 名詞的用法 形容詞的用法 副詞的用法と三つの用法が便宜上設けられています。ですが、すべてはこの考え方を拡大したものです。

つまり足りない名詞、形容詞、副詞部分を不定詞を使って補っているだけなのです。ただ、実際のところ不定詞のこうした考え方は、日本語的な考え方では理解しづらい部分がありました。そのためにこうして用法別にまとめて、多くの参考書は紹介しているのです。

ここでも改めて、三つの用法をご紹介していきます。この前提を踏まえれば、より理解が容易になっているかと思います。

 

不定詞三つの用法

不定詞の用法は先ほどもご説明したように、大きく三つに大別することができます。

それが名詞的用法 形容詞的用法 副詞的用法です。それぞれ順を追って詳しく説明していきますね。

名詞的用法

不定詞がたりない名詞を補う役割を果たす、それが名詞的用法です。主に、「~すること」と訳します。

文章の中では主語、目的語、補語として扱われ、文章の中で無くてはならない、主要素となります。

スポーツやゲームのルールなど一般的な事柄を表すときに使うことが多い用法です。

同様に名詞的な働きをするものとして動名詞があります。動名詞は主に完了したものを表す、不定詞は継続している事柄を表すという特徴があります。

例文

主語として使う場合

To read comic is fun. 漫画を読むことは面白い

目的語として使う場合

I want to live in Philippine. 私はフィリピンで暮らしたい

want以外にも目的語として不定詞を必要な動詞があります。数は決まっています。覚えておきましょう。

  • agree 同意する
  • attempt 務める
  • aim 目標とする
  • choose 選ぶ
  • contract 契約する
  • decide 決める
  • desire 欲する
  • expect 予期する
  • hesitate ためらう
  • hope 望む
  • intend 意図する
  • learn 学ぶ
  • manage 管理する
  • mean ~するつもり
  • need 必要だ
  • offer 申し出る
  • promise 約束する
  • pretend ふりをする
  • promise 約束する
  • plan 計画する
  • promise 約束する
  • refuse 拒否する
  • tend 傾向がある
  • wish~ したい
補語として使う場合

His work is to translate English into Japanese. 彼の仕事は英語を日本語に翻訳することが