Experience Class.vol.1-Inayawan Dumpsite- 現地体験授業から世界を学ぶ-価値観の違う幸せ-

こんにちは。
NexSeedスタッフIoriです☺
日々ブログを書いています。
セブ島に来て7か月、初のエクスペリエンスクラスでダンプサイトに行ってきました!

Experience-現地体験授業とは??

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NexSeedで最も大切にしていることの一つに、「実際に外に出る」ことがあり、毎週水曜日の午後、エクスペリエンスという現地スタディツアーを設けています。
現地企業やフィリピンの観光地に授業で出向き、現地の方々と国際交流を持つことで世界を知り、世界を感じる授業です。
現在だと、セブ市内の有名企業に見学へ行くことができるためかなり有益な機会になっています。
現地の企業や見どころのあるエリアへ行き、現地の友人を作ることで、彼らの流暢な英語を学ぶ機会にもなれば、モチベーションアップにもつながりますし、留学生活も充実します。また通常の授業に比べて、よりフィリピンを身近に感じることができるようになるため、体験そのものにとても価値がある授業になります。
エクスペリエンスの授業をご紹介していきます。

-Inayawan Dumpsite-

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初めてダンプサイトに行ってきました。
ダンプサイトとは、ゴミ捨て場や廃棄処分場、という意味でまだマニラにもセブ島にもこのような場所が何か所かあります。
有名なのは、フィリピンケソン市にあるパヤタス・ダンプサイト廃棄物処分場であり、スモーキー・バレーとも呼ばれていて、フィリピンの貧困の象徴となっていました。
(各国から批判を浴びたため、1995年閉鎖)
ダンプサイトの周辺には、学校や教会、集落があり普通に人々が暮らしています。
搬入業者や回収業者のダンプカーが往復している点を除けば、ごくごく普通の市街地ですが、環境上住居はどんどん貧困化し、人々は仕事もお金もないためゴミ捨て場でごみを拾いそれを売り、お金にしているそうです。

実際に見たInayawan Dumpsite

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バンに乗り目的地へ。30分程度すると、左右に白い山が見えてきました。
ついてみると、想像はしていましたが、ひどい匂いが鼻を突き、
ティーチャーが服に匂いが付くので替えのTシャツを持ってきたほうがいいと言っていたのも納得しました。
ただ、マスクは失礼だからしないようにと言われましたが実際はマスクがほしいな、と純粋に思ってしまったことに嫌悪感を持ちました。

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左右に見えたごみの山。。。

多い。
大きすぎるな、、、。

見た瞬間絶句してしまいました。

全貌が知りたかったですが、山の向こうが見えなくて把握できない。。。
どうやったらあんな高いところまでゴミを積むことが出来るのかな、、。

と思いつつ横を通り過ぎ、少し行くと集落が見えてきました。

集落へ潜入

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ゴミの山のそばに人が住んでいるんだ、、、。

集落の門があり、そこを抜けるといくつもの民家が見え、普通に家族で暮らしている人々がいました。
現地の人は、こちらを物珍しそうにみていて、全然寄ってこない様子から人に慣れていないのかな、と感じました。

私たちのことをどう思っているのかな、、。

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「Good morning!」と近くにいた子供たちに挨拶すると、笑顔をくれました。
民家の間を歩いていくと、無数のハエがバケツに乗っかっていて、猫とニワトリがちらほら見えました。
セブシティに住んでいても、ニワトリを飼っている家も多いので、外で見るのもそんなに珍しくはありません。

話を聞いてみる

3グループに分かれてそれぞれダンプサイト付近に住んでいる家族の話をきくことができました。
私たちの班は40歳ぐらいの女性が壁にもたれかかりながら話してくれました。

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「子供は3人とのこと。」
日本ですら経済的状況で合計特殊出生率が1.39と低いのに、ここの人はそれでも3人養っていることに驚きました。
収入は、夫が働きに出ていて一日に300ペソ程度もらっているそうです。

日本円にして約750円か、、、。
とても安く、生活ができるのかな、、、と。

日本では到底考えられませんが、笑顔で訪問者を歓迎してくれることに感銘を受け、現地の子供たちが笑顔でとても元気に遊んでいる姿にたくましさすら感じました。

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子供たちは近くの小学校に通っているらしく、スラムのような場所では学校ってどうしてるのかな、、と疑問だったので少しほっとしました。

子供たちの将来の夢は学校の先生になることなんだ、、。

子供たちにとって、知っている職業が先生しかなく、生きること・人生に関わってくる「学問」を教えてくれる先生を将来の夢とすることは必然で、学問は生きるすべなんだ、、と再度思い直しました。

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先生が子供たちにお菓子をあげ、子供たちは溢れる笑顔で純粋に喜んでいるのを見て、
ストリートチルドレンのようにお金をせがんだりせず、誰かがお菓子を独り占めしようともしていなく、これは意外に思いました。
むしろ、子供たちは写真撮られることが嬉しいらしく、きらきらした大きい目でカメラを向けると寄ってき、純粋さを感じました。
セブシティにもあらゆるところで、ストリートチルドレンがいて、必ず手を出してお金をせびってきます。もちろん、スリをする子もいます。
ここの子たちはそんなことを微塵に感じさせず、たくましく素直に生きていることを実感しました。

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ポンプを汲んでいる男の子の写真。
(カメラを向けたら張り切って汲んでくれた)

まとめ

実際、エクスペリエンスの授業でダンプサイトに来てみて、来る前は、ゴミ捨て場に住んでいる人のイメージや貧困層の暮らしに良いイメージを持っていなかったが、来て見て本当に考えが変わりました。

実際は子供たちは笑顔ではしゃいでいて、学校にも行き、将来の夢を持っている、、

自分たちがいる環境の中でたくましく生きていて、もちろん憧れや夢を持っていましたが今の生活の幸せをかみしめて生きています。
あの楽しそうな笑顔もちゃんと幸せを感じているから、出るものなのだと実感しました。
私たちは裕福だけれど、常に幸せを感じてるかと言われたらYesではないと思います。
今回、彼らに出会い、改めて裕福さと幸せさは比例するとは限らないなと思いました。

エクスペリエンスは世界を身近に感じることで、気づかされることもたくさんあります。
日本で生活していると気づかないことが世界にはあふれています。

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