オフィスで使える英語フレーズ6選と有名映画から学ぶ使い方

外国人の方と仕事をする機会があったり、海外で働くことになったりしたとき、同僚や仕事仲間との距離を縮めるためのコミュニケーションはとても大切ですよね。

ビジネス英会話はよく特集されていますが、オフィスで同僚との間で使う英語フレーズにはあまり馴染みが無いのではないでしょうか?

そこで今回は、オフィスで使える英語フレーズについてご紹介してみたいと思います。

 

オフィスでよく使う英語フレーズ

①Can you make 10 copies of this?(これを10部コピーしてもらえますか?)

②Is there anything else I can do for you?(他に何かしてほしいことはありますか?)

コピーに関する一言は、どんなオフィスでも登場する頻出フレーズですね!

「~のコピーを取る」の英語表現は[make copy of~]となりますので覚えておきましょう。

また、頼まれた仕事をやり終えた時の「他に何かしてほしいことはありますか?」の表現も覚えておきたいところですね。「あなたのために私ができることは他にもありますか?」のフレーズで、残りの仕事の有無を確認します。

さて、こちらの2つの表現は、映画「プラダを着た悪魔」にも登場していました。

双子の娘のために、ハリー・ポッターの出版前の原稿を手に入れろという無茶な要求をしてきた上司ミランダと、主人公アンディの会話です。

ミランダ:One copy. What are my twins gonna do with that? Share?(1部だけなの。双子なのにどうしろっていうのよ?分け合えとでも?)

アンディ:Oh, no, I made two copies… and had them covered, reset and bound so that they wouldn’t look like manuscripts. This is an extra copy to have on file. You know, just in case.(いえ、2部コピーして原稿に見えないようカバーもかけました。こちらにあるのは念のための予備です。)

ミランダ:Well, where are these fabulous copies?I don’t see them anywhere.(それで、そのご立派なコピーとやらはどこにあるの?見当たらないけど。)

アンディ:They’re with the twins, on the train on the way to Grandma’s. Is there anything else I can do for you?(もう娘さんたちにお渡ししました。今頃おばあさまのお宅に向かう電車の中でしょう。・・・他に何かございますか?)

→あまりにも理不尽な要求に、最初はパニックを起こすアンディですが、見事に仕事をやり遂げました。最後の”Is there ~?”の部分が最高にクールですね!

 

③Your office seems very efficient.(あなたのオフィスは使い勝手が良さそうですね。)

欧米ではある程度の役職になってくると、個室を与えられて自分のオフィスとして使えるのが一般的です。

「自分のオフィスをもらったんだ!」と言える日を夢見てビジネスマンは頑張っているんですね。

したがって、オフィスを訪問した際に「素敵なオフィスですね」などと褒めるのは必須のコミュニケーションの一つ。褒め方はどんな形でも構いませんが、必ず入室したタイミングで感想を述べるようにしましょう。

さて、オフィスに対する感想を述べる会話が、海外ドラマ「Sex and the City」にも登場していましたので確認してみましょう!

キャリー:So this is where you work. It’s cute. It’s smaller than I expected. I always imagined rows and rows of blondes in tight sweaters, typing.(それで、ここがあなたのオフィスなのね。素敵。思ってたよりは小さいけれど。ぴたっとしたセーターを着たブロンドの女性がずらっと並んでパソコン叩いてる感じを想像してたわ。)
ビッグ:They’re at lunch.(今ランチに行ってるのさ。)

→ここでは気の置けない友人同士なので”small”などというネガティブ発言をしていますが、実際には使わないようにしてくださいね!実際に見ていただくと分かりますが、誰がどう見ても大きなオフィスなので、「”ちいさい”オフィスだこと。」とちょっとジョーク交じりに言っているシーンになっています。

 

④○○ in ×minutes.(×分で○○です。)

⑤get[pick up] the coffee(コーヒーを準備する)

⑥meet me in~(~で会う)

気の置けない同僚との会話の場合は、できるだけ手短に要件を伝えるためのフレーズがよく登場します。

いずれもオフィスでは欠かせない表現ですので覚えておいてくださいね!

コーヒーはオフィスで自分で入れることもありますが、外で買ってくることも多く、[get]や[pick up]を使って表現されています。

ちなみに、これらの表現は映画「10日間で男を上手にフル方法」の中に登場していましたので、ご紹介しておきましょう。

同僚:Don’t forget, staff meeting in minutes.(忘れないで、あと数分でスタッフミーティングよ。)

アンディー:Michelle– haven’t seen her all morning. Have you?(あれ、ミシェル・・・今朝はまだ見てないわね。あなたは?)

同僚:Ten to one she’s wallowing.(間違いなくふさぎこんでるわね。)

アンディー:lt’s my turn. l’ll get her, you get the coffee, meet me in the corner in.(今日は私の番。私が彼女を連れてくるから、あなたはコーヒーを準備して。角のところで会いましょう。)

 

オフィスでの英語フレーズを使いこなそう!

取引先や上司との間で使うビジネス英会話ももちろん大切ですが、同僚とのコミュニケーションもとても大切です。

みなさんもオフィスでの英語フレーズを使いこなして、円滑な人間関係を築いていってくださいね!

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。