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Daisuke Nishide

Daisuke Nishide について

私立灘高校、上智大学教育学科・教育学専攻卒業。大手不動産ポータルサイトでエンジニアとしてのキャリアをスタート後、よりチャレンジングな環境を求めて未上場ベンチャーへ転職。 その後「海外」×「よりスタートアップな環境」を求めてNexSeedにジョイン。自力でサービス開発、マーケ、経営すべてをできるよう、幅広い技術領域・ウェブの知識を学び、アウトプットし続けるソルジャー。

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【iOS, 申請】iOSアプリの申請プロセスPart3〜iTunes Connect〜

NexSeedではプログラミング初級者が3ヶ月で一つのアプリを開発してリリースできるよう、初級プログラマ向けのiOS開発コースを開講しており、アプリ申請サポートを行っています。
今回は、アプリ申請時の申請画面とそこでの登録内容について紹介させて頂きます。

iTunes Connect設定項目

下記がアプリ申請の各設定項目です。
最低限赤枠で囲んでいる部分を登録すれば、アプリ申請を行うことができます。

1. iTunes Connectへログイン

必ずSafariから、下記URLにアクセスし、
iTunes Connectのトップページを開き、AppleID, パスワードを入力してログインします。

https://itunesconnect.apple.com

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2.アプリ登録画面へ遷移

アプリ申請をするため、左上の「マイApp」をクリックして、次のアプリ登録画面ヘ遷移します。

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3. 新規iOS Appの登録を開始

下記画面になるため、左上の「+」ボタンを押し、「新規iOS App」をクリックします。

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4. アプリ基本情報を登録

すると下記のようなページが表示されます。

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5. アプリ基本情報を登録して作成

入力項目を全て入力すると、右下の「作成」ボタンが有効になるので、「作成」ボタンを押して次のページヘ遷移します。

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6. アプリ詳細情報等録画面へ遷移

アプリの詳細情報登録ページに遷移します。

この段階では「提出準備中」のステータスになっており、これから申請するアプリの詳細情報を順次登録していきます。

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7. スクリーンショットの登録

下記の「バージョン情報」では、各画面サイズデバイスに応じたスクリーンショットを登録します。

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8. AppStore表示用の文言などを登録

下記へ、AppStoreに表示される解説文などの文言を登録していきます(必須項目のみ下記で解説)

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  • 説明 —– アプリについての説明を記述します。App Storeの他のアプリの説明・Descriptionから記述形式を参考にして、自身のアプリの解説を記述します。

  • キーワード —– AppStore検索で検索された際にひっかかって欲しいキーワードをここで設定します

  • サポートURL —– アプリに関するLPなどのプロモーションページ・サポートページなどのURLを記入します

9. アプリの詳細情報を登録

アプリの詳細情報を登録していきます。

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  • Appアイコン —– AppStoreで表示されるアプリのアイコン画像をここで挿入します。1024×1024サイズの画像を登録します(他のサイズだと受け付けられません)。
  • バージョン —– アプリのバージョンを記入します。初回のリリースの時は1.0を記入するのが一般的です。ここも重要なのは、XCodeでアップロードしようとしているアプリのVersionと揃えておくことが必要です(揃っていないと申請できません)。

  • カテゴリ —– AppStoreにアプリを登録するカテゴリを登録します。学習系のアプリを作ったのであれば、「教育」カテゴリのアプリとして登録します。

  • レーティング —– アプリのレーティングを設定します。セクシーな画像を扱うアプリであれば、17歳以上を対象とする、のような形でレーティングを設定します。

  • Copyright —– 作成されたアプリの著作権について記載します。その下部には著作権者の情報を入力します。

10. アプリのソースコードを登録

ビルドしたアプリのソースコードを登録します。

ここはXCodeでリリース用に作成したアプリのソースコード(アーカイブビルド)を設定します。
先にXCodeからリリースビルドのアーカイブファイルを作成しアップロードする必要があるので、ここは後ほど設定します。

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11. アプリの審査に関する情報を登録

Appレビュー審査に関する情報を登録します。

ここではアプリ作成者自身の連絡先情報を登録していきます。

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12. その他情報の登録

下記追加情報があれば登録します。

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まとめ

以上が、アプリ申請における登録内容一覧です。
10番目の項目で後ほど設定すると書いたリリース用のアプリソースコードのアップロード方法を次回の記事で紹介します。

【iOS, 申請】iOSアプリの申請プロセスについてPart2 〜Provisioningプロファイル準備編〜

NexSeedではプログラミング初級者が3ヶ月で一つのアプリを開発してリリースできるよう、初級プログラマ向けのiOS開発コースを開講しており、アプリ申請サポートを行っています。
今回はアプリ申請時にまず必要となる、リリース用のProvisioningプロファイルの作成手順をお送りいたします。

AppIDを取得する

  1. Apple Developer Programのメンバーセンターの左カラム「Identifier」の中の「App IDs」を選択し、右上の「+」ボタンから新しい「App ID」を作成します。

    appID_01

  2. 「App ID Description」を設定します。

    appID_02

  3. 上記と同じページの中央辺りで、「Bundle ID」を設定します。この「Bundle Id」にはリリースするiOSプロジェクトの「Bundle Identifier」と同じものを設定します。

    appID_03

  4. 上記と同じページの下部で、App Servicesの項目でアプリ内で利用しているサービス内容にチェックを入れ、「Continue」ボタンを押して次のページへ遷移します。

    appID_04

  5. 下記のような確認画面が表示されるので、確認の上下部の「continue」ボタンを押して次のページへ遷移します。

    appID_05

  6. 「App ID」の作成完了画面が表示されるので、下部の「Done」ボタンを押します。

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  7. 「App ID」の一覧ページに戻るので、そこでたった今作成された「App ID」が存在することを確認します。

    appID_07

Provisioning Profileを作成する

  1. Apple Developer Programのメンバーセンターの左カラムの最下部「Provisioning Profiles」の中の、「Distribution」タブを選択します。

    provisioning_01

  2. 右上の「+」のボタンをクリックして、プロビジョニングプロファイルの作成を開始します。

    provisioning_02

  3. 今回はApp Storeにリリースしてアプリを配布するプロビジョニングプロファイルを作成しているため、「Distribution」以下の「App Store」のラジオボタンをチェックして「continue」を押し、次のページへ遷移します。

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  4. 先程作った「App ID」をセレクトボックスから選択して「continue」ボタンを押し、次のページヘ遷移します。

    provisioning_04

  5. 開発者として承認させるユーザで自身を選択して「Continue」ボタンを押して、次のページへ遷移します。

    provisioning_05

  6. 作成するProfileに名前をつけて「Continue」ボタンを押して、次のページへ遷移します。
    ※ アプリの名前などと関連付けてわかりやすくしておくと良いと思うけど、何が一般的かは調べて追記します

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  7. プロビジョニングプロファイルが作成されるので「Download」ボタンを押してダウンロードし、下部の「Done」ボタンを押して作成を完了します。

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【iOS, 申請】iOSアプリの申請プロセスについてPart1 〜Certificationファイル準備編〜

NexSeedではプログラミング初級者が3ヶ月で一つのアプリを開発してリリースできるよう、初級プログラマ向けのiOS開発コースを開講しており、アプリ申請サポートを行っています。
今回はアプリ申請時にまず必要となる、リリース用のCetrificateファイル作成までの手順をお送りいたします。

Certificateファイルの作成

Certificateは、開発者Appleアカウントとリリース作業をするMacの機体を紐付け、認証させるために必要な登録です。
Macの機体で作った[秘密鍵-公開鍵]のキーペアを使ってCertificateファイルを作成し、それをMac本体に登録していきます。

Macのキーチェーンアクセスで公開鍵・秘密鍵の作成

  1. キーチェーンアクセスのアプリケーションを立ち上げます
  2. キーチェーンアクセスのアプリケーションで、「キーチェーンアクセス > 証明書アシスタント > 認証局に証明書を要求」を選択します。
    keychain01

  3. メールアドレス、通称を入力した状態で、ラジオボタンで「ディスクに保存」を選択して、右下の「続ける」を押します。
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  4. 下記のような画面になるので、保存先のディレクトリを選択して保存します。
    保存したファイルは次のCertificateファイルを作成するプロセスで使います。
    keychain03

iOS Developer ProgramでRelease用Certificateファイルを作成

上記で作成した、Certificate作成のリクエストファイルを利用して、Apple Developer Program内のメンバーセンターでProduction用のCertificateファイルを作成します。

  1. Apple Developer Programのメンバーセンター(下記URL)にアクセスしてCertificationファイルを作成します。

    https://developer.apple.com/membercenter/index.action

  2. 下記ページ内の「Certificate」の部分をクリックし、次のページヘ遷移します。

    certificate01

  3. 下記ページに遷移するので、左カラムiOSの部分の「Certificate」をクリックし、次のページヘ遷移します。

    certificate02

  4. 下記ページに遷移するので、左カラム「Certificates」の中の「Production」を選択してクリックします。
    ※ 今回はリリース用のCertificateを作成するので「Production」を作成しています。

    certificate03

  5. 今までアプリをリリースしたことない場合は下記のようなページに遷移します。
    内容を一読した上で、右上の「+」をクリックして、Certificateファイルを作成ページヘ遷移します。

    certificate04

  6. 下記画面に遷移後、今回はリリース用のCertificateファイルを作成するのが目的であるため、「Production」の中の「App Store and Ad Hoc」を選択して、ページ下部の「Continue」をクリックします。

    certificate05

  7. 下記のようにCSR作成についての確認画面が表示されるため、一読して下部の「Continue」をクリックします。

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  8. 下記画面に遷移するので、先にキーチェーンアクセスで作成したCSRリクエスト用のファイルをアップロードします。

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  9. Certificateファイルが作成されて下記画面に遷移するので、「Download」ボタンを押してダウンロードし、「Done」ボタンを押します。

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  10. 10.ダウンロードしたCertificationファイルをダブルクリックして、MacにCertificationファイルを登録します。

まとめ

以上で、iOSアプリの申請にまず必要となるCertificateファイルの作成作業は終了です。
この後、リリース用のアプリのビルドに必要な、Provisioningプロファイルの作成に入っていきます。