こんにちは、インターンのmasayoです。
みなさん、フィリピンを拠点に音楽・スポーツ教育活動を通して、子どもたちのライフスキル(=生きる力)の育成に取り組んでいるNPO法人をご存知でしょうか。その名は「セブンスピリット」です。
以前、ネクシードに留学をされていた生徒さんがNPO法人セブンスピリットでインターンをされているということを聞き、活動の様子を見学させていただくことになりました。今回は、ネクシードのCEOアシスタント、Mikiさんと一緒に訪問させていただきました。
入り口はこんな感じ。
NPO法人セブンスピリットとは
セブンスピリットの使命
セブンスピリットは、世界の子ども達が子どもらしく、楽しみながら学べる環境づくりを行い、それによって子ども達の生きる活力、生きがいを生み出すべく活動しています。
まずはこちらの動画をご覧ください。
「貧困や戦争など世界には数えきれないほどの問題がありますが、どこに生まれようとも、子ども達には学ぶ権利があります。そんな当り前のことを当り前にできる環境をつくっていきたい」
子どもは、この地球における最大の財産です。多感な時期に、真っ直ぐ育つ環境を、生きがいをつくってあげることによって、人生は大きく変わります。そして、その力を持っているのが音楽です。
音楽のようにチームでひとつの曲を作り上げていく過程で、子ども達は社会や団体での自分の在り方や、自らの役割を果たす責任感、他者を思いやる気持ちを学んでいきます。
そして、それは特に貧困層の子ども達における犯罪や非行の抑止力としても、大きな効果を発揮します。
音楽の技術がいくら上達しても、人間的な成長がなければそれは大きな意味を成しません。子ども達が音楽を楽しむなかで、我々がしっかりと目標を定めて子ども達を導いていく。
そして、子ども達が自ら考えて自分の人生を切り拓けるように、その道すじを照らしてあげる存在でありたいと考えています。
もしかすると大きな喜びを知らないままスラムに埋もれていたかもしれない子ども達が、ひとりでも多く音楽を通して学び、そして社会に羽ばたいていくことができれば、こんなに喜ばしいことはありません。
セブンスピリットの音楽教育活動について
セブ島の貧困層の子ども達を対象とした音楽教室では子ども達が楽しく音楽を学べる活動を行なっています。
“セブンスピリットの音楽教育活動のテーマはとにかく音楽を楽しむこと!”
音楽を通して、子ども達と一緒に音楽を通して、今日も楽しいな、明日も頑張ろうというモチベーション、明日への生きる力を育んでいます。練習や演奏会などで小さな成功体験を積み重ねて、音楽という生きがいを見つけて、自分から積極的に様々なことに挑戦していける環境があります。
練習風景
インタビューさせていただきました!
(左:林一真さん, 右: 永田正彰さん)
永田正彰(ながた まさあき)音楽指導者
<プロフィール> HPより
大阪府吹田市出身。 2008年大阪音楽大学器楽学科トロンボーン専攻卒業。トロンボーンをドイツ人トロンボーン奏者アルミン・ロジン、宗清洋、清水敏也、小西元司、篠崎卓巳、フジイヒロキ、指揮法を加藤完の各氏に師事。室内楽を森下治郎、木村寛仁の各氏に師事。2012年、2013年 時任康文氏の講習会を受講。2017年ベルギー人指揮者David Ann氏のマスタークラスを受講。
大学卒業後7年間は音楽関係の事務職に就くかたわら、関西で吹奏楽のバンド指導、オーケストラ、吹奏楽、ビックバンドなど様々な演奏活動に携わる。
<セブンスピリットとの出会い>
2013月2月の第2回オーケストラ・プロジェクトに指揮者として参加したことがきっかけでフィリピン・セブ島のことを初めて知る。この経験が忘れられず、同年11月からセブ島に移住し、NPO法人セブンスピリットの音楽教室のミュージックトレーナーに就任し子ども達の音楽指導、練習している楽曲の編曲、若い指揮者の育成を行っている。
現在首席トロンボーン奏者としてセブ・フィルハーモニーオーケストラに在籍する傍ら、セブ島タリサイ市の私立高校での管楽器の指導やセブ・ノーマル大学の吹奏楽団の創立に携わっている。セブ島のゆるキャラ「チンパ家」のテーマソング、日比交流盆踊りなどイベントのテーマ曲の作曲を担当し、幅広く活躍中。
Q:「音楽の力ってどういうところにあると思いますか?」
「この気持ちどう表現したらいいんだろう」っていうときありませんか。言葉ではどう表現したらいいのか分からないような感情でも音楽を通してだったら表現することができるということがあると思います。コミュニケーションのツールのような力が音楽にはあると思っています。また、子供たちに居場所を作ってあげたいと思っています。