フィリピン留学で期待できる効果と、
目指せる英語レベルの目安

一概にフィリピン留学で期待できるのは、「聞き慣れること」と「話し慣れること」です。もちろん、留学期間・元々の英語レベル・留学中の頑張り等によって、英語の伸びにはかなり個人差があります。
あくまで目安ですが、開始時のレベルが初心者（High Beginner：学校で英語を勉強した経験はあるが、スピーキングは初めて）の方であれば、下記のような流れで効果を感じることが多いです。

上記の表からも分かるように、フィリピン留学でいきなり「ネイティブのように話せるようになる」訳ではありません。フィリピンの人は英語が上手な方が多い一方、ネイティブではありません。また、私たち日本人が日本語を何年もかけて勉強したように、ネイティブレベルの語彙と会話力を身につけるためには、かなりの時間が必要になります。

もし皆さんの目指している英語レベルが、「ネイティブに間違われるくらい流暢に英語を話せるレベル」で、今の英語レベルが初心者なのであれば、2カ国留学がおすすめです。

最初の数ヶ月間フィリピンで勉強した後、アメリカ・カナダ・オーストラリアなど、ネイティブ英語圏に更に留学をする方法です。まずフィリピンで話し慣れる特訓をした後、ネイティブのスピード感や表現に慣れていくことで、費用を抑えながら効率的に英語学習を進めていくことができます。

留学中、英語が「伸び悩んでいる」と感じる原因と対処法

フィリピン留学を開始してわずか数週間で、多くの方は「聞き取れるようになった」「英語で話すことに抵抗が少なくなった」と効果を感じ始めます。ただ一方で、2ヶ月〜3ヶ月くらい学習した時点で、「あれ？最近あまり自分の英語が伸びていない気がする」と感じる方も多いはず。欧米留学・フィリピン留学、国を問わず長期留学者の多くが一度は感じる「伸び悩み」です。

伸び悩む原因はいくつか考えられますが、最もよくある原因は「ある程度英語で話すことに慣れ、更なる勉強（インプット学習）をストップしているから」です。

「フィリピン留学前のおすすめ英語学習について」のページでも説明していますが、インプットなしでは良いアウトプットはできません。留学が始まった直後は、留学開始までに溜まっていた知識を元にアウトプットのトレーニングをすることができます。

しかし、ある程度話し慣れてくると、自分の知識を頼りに話すだけでは、伸び悩みを感じます。蛇口の水の詰まりを直したら（アウトプットの練習）、タンクに再びしっかり水を入れてあげる（新たな知識を得るインプット学習）ようにしましょう。

留学中、「授業の中・会話の中から学ぶ」だけでは限界があります。
授業でより質の良いアウトプットを出せるようにするために、新しい知識を得るインプット学習を続けるよう心がけましょう。
語学学校ができることは、あくまで「スピーキングを徹底的に練習できる場」を提供することです。
自分が「これを英語でしっかり言いたい」と思ったことを常に調べたり、楽しいと思える英語学習方法を組み合わせたりしながら、勉強を止めないサイクルを自身で確立していきましょう。