英語発音のコツ【読みながら苦手な発音の練習ができます】

こんにちは!森下です。

皆さん、英語の発音に自信を持っていますか?

日本人が苦手とされる「R」と「L」の発音の区別ができていないと、「I love you」と言いたいのに「I RUB you(あなたをこする)」と伝わってしまうかもしれません。

そんなわけで、今日は発音の仕方や学習法などを取り上げていきます。

言語には母音と子音がありますが、英語にはいくつの母音、子音があるかご存知でしょうか。

なんと、英語には21の母音、24の子音があります。(専門家によって意見が異なるそう)

今回これら全てを説明することは難しいので、我々日本人が苦戦しがちな発音を紹介していきます。

 

発音が難しいものといえば、

  • r/l
  • /s/ と /ʃ/
  • s/th(θ、ð)
  • v

が挙げられるでしょう。

 

では、これらについて詳しく説明していきます。

 

r/lの発音練習

日本人が最も苦手とするものが、この「R」と「L」の発音の区別でしょう。

「Rub」(こする)と「Love」(愛)はどちらもカタカナで書くと「ラブ」ですが、2つの単語の意味は全く異なります。

冒頭でもお話ししましたが、「R」と「L」の発音を区別できないと、「I love you」と言いたいのに、「I rub you(私はあなたをこすります)」と伝わってしまう恐れがあります。

これはほんの一つの一例で、英語には「R」と「L」を混同しがちな単語が多く存在します。

例えば、

  • 「RightとLight」
  • 「ReadとLead」
  • 「PrayとPlay」
  • 「CorrectとCollect」

など、挙げればキリがありません。

しかも、これらの単語は日常で使うようなものばかりなので、「R」と「L」の発音を学び、しっかり区別することが大事であることは明らかです。

 

「L」の発音方法

「L」と日本語のラ行は下の位置が異なります。

  1. 日本語のラ行を発音し、舌の位置を確認みてください。おそらく、舌が口の上部のちょっと前にあたります。
  2. Lを発音するには、舌を前の方(上の前歯やその付け根)あたりにつけるよう意識してください。
  3. この状態でもう一度ラ行を発音すれば、もうそれは「L」の音です。

 

「R」の発音方法

「R」は巻き舌ではなく、舌を奥に引っ込めるだけで発音できます。

  1. 日本語の「ラー」と発音してください。
  2. そのまま舌の高さを保ったまま舌を奥に引っ込めて発音してみてください。

これが「R」の発音です。

この際、舌を口の中のどこにも触れずに「ラー」と発音することがポイントです。

 

/s/ と /ʃ/の発音練習

「Sea」と「She」の発音を区別できますか?

これ以外にも、

  • 「SeatとSheet」
  • 「SipとShip」
  • 「CityとShitty」
  • 「SitとShit」

などはどうでしょうか。

「Please take a seat」と言ったつもりが、「Please take a shit」と伝わってしまったらそれは大問題です。笑いを取るには良いネタかもしれませんが…

 

「/s/」の発音方法

  1. 口を閉じ、上下の前歯が付くか付かないかの距離を保つ。
  2. そのまま息を強めに出す。

ポイントは空気が抜けることを感じることです。

吐き出す息と歯の間に生じる摩擦音が/s/の発音です。

 

「/ʃ/」の発音方法

  1. 舌の両端を、上の奥歯に軽く当てる。
  2. 上の歯の近くに置くが、歯にはつけない。
  3. 「シー」と発音してみる。

 

/s/ と /ʃ/ の音をマスターしたら、今度は以下の文章を声に出してみください。

 

She sells sea shells by the sea shore.

 

これを正しく発音できたあなたはきっと/s/ と /ʃ/ をマスターしたはずです。

 

s/th(θ、ð)の発音練習

「Hi / Hello」の次に使うであろうフレーズといっても過言ではない「Thank you」ですが、皆さんは正しく発音できますか?

「Thanks you」ではなく、「Sank you」と発音している人もいるかもしれません。「Sank と Thank」以外にも、

  • 「Sum と Thumb」
  • 「Sin と Thin」
  • 「Sick と Thick」
  • 「Mouse と Mouth」

など、S/THにも発音の区別ができていないとうまく伝わらないこともあるでしょう。

 

「S」の発音方法に関しては、/s/と同じです。

 

「th(θ、ð)」の発音方法

「上の前歯と下の前歯で舌先を挟む」と説明されますが、こうすると息がうまく流れません。

上の前歯の歯先か前歯のすぐ後ろに舌先を軽くくっつけて発音すると上手にできるでしょう。

 

vの発音練習

「V」と「B」の区別も難しく、日本人は全て「B」の音にしてしまいがちです。

「VとB」にも発音が分からなければうまく伝わらないものがあります。

  • 「Vest と Best」
  • 「Vase と Base」
  • 「Vote と Boat」
  • 「Vat と Bat」

 

Vの発音方法

  1. 前歯を軽く下唇にあてる。
  2. 「フー」ではなく、「ブー」と発音する。

ポイントは唇が振動していることを感じることです。

 

Bの発音

Bの発音は日本語の「バ行」とほぼ同じです。Vとの区別をしっかり意識しておきましょう。

「他の発音も勉強したい!」「音声を聞いて勉強したい!」という方はこのチャンネルがオススメです。

「th」の発音以外にも多くの発音を紹介しています。ぜひご覧ください。

 

 

次は文章中の2つの単語の発音が変化する現象に関して述べていきます。

この現象は「リンキング」と「リダクション」に大きく分けられます。

 

リンキングとは?