NexSeedでは英語留学のみならず、英語の話せるWeb・iOSエンジニアを育成するエンジニア留学というプランを提供しております。今回はエンジニアであれば必ず開発のために利用する環境であるサーバ環境を、VirtualBoxというツールを利用して自身のPC上に仮想的に構築するプロセスを紹介します。
今回の記事では仮想マシン自体のセットアップの完了までのプロセスを紹介します。
前提
- MacOSX Yosemiteで動作検証をしています。(Marvericks, Lionでも同様に動作するはずです)
- VirtualBox v4.3.20 r96996で動作検証しています
- インストールディスクにCentOS6.5のnetinstallディスクを使用しています
VirtualBoxのインストール
VirtualBoxのダウンロード
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads にアクセスし、OSX hosts用のものをダウンロードしてインストールを行います。
インストールディスクの準備
CentOSのディスクイメージのミラーサイト一覧へアクセス
http://www.centos.org/download/mirrors/ にアクセスして、
CentOSのディスクイメージをダウンロードできるミラーサイト一覧を表示します。
ミラーサイト一覧から日本のミラーサイトを確認して遷移
日本のミラーサイト一覧のところまでスクロールします(お住まいの地域に近いミラーサイトからダウンロードした方が早いため)。
今回は理研(理化学研究所)のミラーサイトからダウンロードします。
ディスクイメージ一覧ページの表示
CentOSのバージョンごとに多くのディレクトリが存在します。
CentOS6.5のディレクトリを選択
今回は著者が慣れているために6.5のバージョンをインストールします。
ただ、6.6が出ているので、6系の最新という意味で6.6が現在ではおすすめです(2014/12/12現在)。
isosというディレクトリを選択
isosというディレクトリを選択します。
x86_64というディレクトリを選択
今回は64bitでインストールするのでx86_64を選択します。
(今時は概ね64bitなので、x86_64を選択しておけば大丈夫かと思います)
利用したいisoファイルの種類を選択してダウンロード
今回はネットインストールを行うため、netinstall.isoファイルを選択してダウンロードします。
仮想マシンを作成
VirtualBoxを起動
VirtualBoxを起動し、左上の「新規」のボタンをクリックします。
新規仮想マシンの作成を開始
新規仮想マシンの作成画面が表示されます。
新規仮想マシンに名前を付ける
下記のように、新規仮想マシンに名前をつけます。
CentOSと入力すると、自動的にLinux, Red Hatなどに選択項目がアジャストされます。
仮装マシンに割り当てるメモリサイズを設定1
仮想マシンに名前をつけた次のページでは、仮想マシンに割り当てるメモリ領域のサイズを選択します。
仮装マシンに割り当てるメモリサイズを設定2
ここでは仮に1024MBを割り当てます。
多くの場合、最低限のLAMP環境を動作させる場合は512MBに収まりますが、念のため多めに確保しておきます。
仮想マシンに割り当てるハードドライブを作成
仮想マシンに割り当てるハードドライブとして、仮想ハードドライブを作成するを選択した状態で、作成ボタンを押します。
仮想ハードドライブのタイプを選択
仮想ハードドライブのタイプとして、デフォルトのVDIを選択したまま次の画面へ遷移します。
仮想ハードドライブの可変サイズ設定を選択
仮想ハードドライブを「可変サイズ」を選択して次の画面へ遷移します。
ファイルの場所の選択
ファイルの場所の選択画面が出ますが、デフォルトのままにしておきます。
(任意の場所に移動したい場合は、ここで仮想マシンのファイルの配置場所を変更します)
仮想ハードドライブのサイズを変更して作成
仮想マシンのハードドライブの容量サイズを変更して、仮想マシンを作成します。
デフォルトでは8GBとなっていますが、ここでは念のため15GBに変更しています。
新規仮想マシンが作成されていることを確認
仮想マシンが作成され、VirtualBoxの左側に仮想マシンの名前が表示されていればOKです。
仮想マシンの設定を変更
仮想マシンの設定を変更
設定を変更したい仮想マシンを選択している状態で、画面上部の「設定」を選択します。
表示される設定画面
すると、下記のような設定画面が表示されます。
ストレージの設定を変更
設定項目の中から「ストレージ」を選択します。
仮想ディスクドライブへディスクをセット1
左カラムから仮想ディスクドライブを選択します。
仮想ディスクドライブへディスクをセット2
仮想ディスクドライブを選択した状態で、右カラムのディスクアイコンをクリックし、
「仮想CD/DVDディスクファイルの選択」をクリックします。
仮想ディスクドライブへディスクをセット3
先ほどミラーサイトからダウンロードした、CentOSのネットインストール用のisoファイルを選択します。
ディスクがセットされたことを確認
左カラムを確認し、ディスクがセットされていることを確認します。
ネットワークの設定を変更1
続いて、設定項目一覧から「ネットワーク」を選択し、ネットワークの「割り当て」と書いている部分のセレクトボックスをクリックします。
ネットワークの設定を変更2
ネットワークの割り当てに「ブリッジアダプター」を選択し、
今回の変更内容はこれで終了なので、右下の「OK」をクリックします。
ネットワークの設定を変更3
設定の変更を確認
VirtualBoxのトップ画面に戻ると、変更した設定の部分が設定内容に反映されていることが確認できます。
まとめ
ここまでで、VirtualBoxにCentOS6.5をインストールするための準備となる、「仮想マシンの作成と設定」までの作業は終了です。
次回は、作成した仮想マシンの上に「CentOS」を実際にインストールしていく過程をご紹介します。
Author Profile
- Twitter:@https://twitter.com/knife0125
- 私立灘高校、上智大学教育学科・教育学専攻卒業。大手不動産ポータルサイトでエンジニアとしてのキャリアをスタート後、よりチャレンジングな環境を求めて未上場ベンチャーへ転職。
その後「海外」×「よりスタートアップな環境」を求めてNexSeedにジョイン。自力でサービス開発、マーケ、経営すべてをできるよう、幅広い技術領域・ウェブの知識を学び、アウトプットし続けるソルジャー。
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