近年外国人観光客の増加で日本にいながらも職種によっては英語でお客様に対応しなくてはならないなんてことも増えています。
今回は英語で接客をしなくてはならない、そんなときに使うことができる英語フレーズをまとめてご紹介。いきなり、接客しなくてはならない場面が訪れても問題なく対応できるようになっています、参考にしてみてください。
フレーズの前に覚えておきたいこと
まず、フレーズの紹介に移る前に、覚えておいたほうがいいことをご説明していきます。
英語の接客はフランク
まず英語での接客は例えば高級レストランや洋服店などよほどフォーマルな場でない限り、日本での一般的な接客に比べるとかなりフランクなことが多いです。
お客様が入店してきたいときの挨拶も「Hay!」や「Hello」なんてこともあります。
日本の一般的な接客と比較すると、少し失礼に感じたりするかもしれません。
しかし英語圏の場合、ある程度親しみが持てるような接客出なかったり、場にそぐわないくらい丁寧であると、何か杓子定規で接客を行っている、慇懃無礼だ、という印象をお客様に与える場合もあるでしょう。
当然、こうした感覚的な違いは何度も繰り返し使って身に着ける必要があります。一朝一夕で身につくものではありません。
例えばキャビンアテンダントという職業のように訓練が行われるものもありますが、多くの一般的な職業では、そういったものがないことのほうが多いでしょう。日ごろから英語で接客をする機会がある、あるいはこれからそういった職に就く、という場合は毎回意識して接客に当たっていく必要があるのです。
気持ちが肝心
これは先ほどの説明部分にも通じるところです。
そもそも多くの日本人はネイティブではありません。
当然ながらお客様もそれは承知の上、場合によってはお客様もネイティブではないことだってあるでしょう。
肝心なのは一般的な接客と同じく、気持ちの部分です。
単純にフレーズを覚えたりするのではなく、あくまで土台の部分にしっかりとした、意識を持っておくことが大切です。
最低限のフレーズは覚える必要がある
気持ちが肝心とはいえ、プロとして接客のお仕事にあたるのであれば、最低限のフレーズを知っておき、使いこなせるようになる必要があるでしょう。
次に、接客の場面別に使えるフレーズをまとめてご紹介していきます。
場面別使える接客フレーズ集
それでは見てみましょう。職種によって微妙に異なる場合があるものや、そもそもの流れがことなるものも併せて説明しておりますので、ご安心ください。
お客様の入店時
まずはお客様の入店時に必要な声掛けです。
Hello.
How are you?
Good evening.
これら全て、いらっしゃいませに当たる表現です。
日本語ではいらっしゃいませという決まった表現がありますが、英語圏やヨーロッパの諸言語圏では基本的に、時期や時間、お客様との間柄によってことなる簡単な挨拶をするのが一般的。
こちらに関してはフレーズを覚えておくというよりも概念を理解しておいたほうがいいでしょう。
日本国内ではなかなか考えづらい例ではありますが、小さな商店で毎週来る外国籍のお客さんがいるときには例えば他のお客さんの迷惑にならない程度に世間話をしてみるなど工夫が必要です。
また、お客さんが困っている様子であったり、洋服店などスタッフの声掛けが大事なお店では
May I help you?「何かお探しですか?」(お困りですか?など多様な意味がある)
といった声掛けをするのもよいでしょう。
また飲食店では
How many people?「何名様ですか。」
Good evening. For three?「いらっしゃいませ、三名様ですか?」
といったように人数を確認するのも大切です。
入店後
さて、次にお店にお客さんが入店した後の対応に使える表現です。小売店、飲食店別にご紹介していきます。
小売店
Please feel free to look around.「ご自由にご覧下さい。」
小売店などで使える表現です。
feel free to~で自由に~するという意味があります。
何かお客さんにおすすめする場合は
This is a really popular「こちらは非常に有名な○○といった形で直接的に表現して説明します。」
また、洋服店などで、「お似合いですよ。」と言いたい場合には
suitという単語を使うのがおすすめ。
This jacket really suit you.「このジャケット本当にお似合いですよ。」
お客さんが商品が気になっていそうだったら、
Would you like to try it on?「ご試着しますか?」
といった表現を使って見るのもよいでしょう。
飲食店
What can I get for you?「ご注文はなににいたしましょうか?」
直訳すると何を私は持ってくることができますか?という意味いなります。
英語で注文を取る際のイディオムともいえるくらいポピュラーなフレーズです。
こちらの表現事態は少しカジュアルです。
ちゃんとしたレストランでは、
May I take your order?/Are you ready to order?「注文をお取りしてもよろしいでしょうか?」
といった表現を使います。
また、お客さんが入店後、席に案内したい際には
Follow me please.「お席はこちらです(私についてきてくださいの意)」
といった形で誘導します。
また、コースメニューが出てくるような格式高いレストランの場合、各テーブルに給仕係が付いたりすることも。
紹介するときには
Your server will be here.「担当のものがまいります。」
といった形で、お客さんに伝えます。
また、料理を給仕する際にはThis is ○○という表現でお客さんにお伝えしましょう。
格式高いレストランでは一般的に行われていますが、訪日外国客の増加により、最近では居酒屋などでも多くの外国人観光客を見かけるようになりました。
現時点でまだ、英語メニューに対応していないお店も多く、何を食べればいいのか困っているお客さん、頼んだものが何なのかいまいち不安を持てないお客さんもいるかと思います。
そういった方に簡単な表現でもいいので、「これは○○です」と伝えることができると、いいでしょう。
会計
最後に会計時の表現を見ていきましょう。
合計金額を伝える場合は、
Your total will be 2800 yen.「合計で2800円になります。」
また飲食店などでは、一緒に会計を行うかばらばらに支払うか確認する必要があるでしょう。
そんなときはこのフレーズが使えます。
Would you like to pay all together or separately?「一緒に払いますか?別々に払いますか?」
会計が終わったら
Thank you so much.「誠にありがとうございます。」
といった感謝の言葉を述べましょう。
まとめ
さて、今回は接客時に使える英会話フレーズ集というテーマでお伝えしてきました。
実際のところやはり日本語と同じく大事なのは、気持ちの部分です。
今回ご紹介した最低限のフレーズを覚えつつ、日々のお仕事の中で自分なりに工夫改善を加えていく必要があるでしょう。
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