こんにちは、中島知秀です。現在、Twitterの日本法人で働いています。
僕は、33歳の時に、NexSeedで6ヶ月間のIT留学に挑戦し、現在に至っています。
ただし、始めに言っておくと、エンジニアではありませんよ笑
30代という年齢
30代というと、家庭を持たれている方も多いと思います。
また、仕事では、経験を積んだ中堅社員として、多くの方が活躍している年代だと思います。
一方で、「何かを変えたい、と思ってもなかなか行動できない」
という方も多い年代なんじゃないでしょうか。
僕も33歳のとき、まさに悩んでいました。
やりたいことと、今までのキャリアのバランスをどうとるかで。
悩んだ結果、僕は33歳で、仕事を辞め、セブ島でのIT留学を決めたわけですが、そのとき、何を思い、何を感じそうしたのか、そして今後、どんな風に生きたいと思っているか、30代から挑戦することについて、お話しできればと思っています。
転職という挑戦
僕は留学の前に、2回転職をしています。
2度目の転職は、31歳の時。東証一部上場企業から、設立1年目のスタートアップ企業への転職でした。
社員数10名のスタートアップ企業で、営業やら、マーケティングやら、事業開発全般の仕事をしていました。東証一部上場企業からの転職に対して、周りからは、「もったいない」「リスクあるから考え直した方がいいんじゃない?」的な声をもらっていました。
周りの反応は当然です。実際、給料も下がるし、福利厚生もありませんでしたから。周りの意見はとてもありがたかったのですが、マンションのほんの小さな一室から、新たなテクノロジーで世の中を変えようと戦う人たちがいる、その魅力には勝てず、転職することを決めました。
なぜなら、僕の根底にあるのは、「一度きりの人生なので、ワクワクすることをやり続けたい」という考え方だからです。
ただ、仕事の場合は、お給料をいただく以上、結果を出さなくちゃいけないので、ワクワクすることだけでなく、自分の経験・スキルを広げていきたいとは常に思っています。
年齢を重ねるごとに、「リスク」って言葉を頻繁に耳にするようになります。
確かに、変化することにリスクはつきものです。
でも、今の時代、「変化することのリスク」よりも「変化しないことのリスク」の方が大きいと思います。それなら、僕は、チャンスの方に目を向けた方が、人生ずっと楽しいと思っています。
そこからなぜ、NexSeedのIT留学に挑戦したのか
留学前の仕事では、会社としても個人としても成長を感じていて、充実していました。
そんな中、会社が大手企業に売却されることが決まり、前々から、心のどこかで意識していた「海外」について考えるようになりました。
それと同時に、英語の学習についても考えていました。
この時は、やりたいなっていう気持ちと、やらなきゃまずいなっていう焦りの両側面がありましたね。
というのも、以前に、海外を強烈に意識した瞬間があったからです。最初に転職したソーシャルゲームの会社で働いていたときのことです。この会社というのが、国内で、ものすごい勢いで成長をしていて、その勢いで一気にグローバル展開を仕掛けていったんです。
インターネットビジネスが面白いのは、工場などの設備投資がいらないから、サービス展開のスピードがとても早いんですね。
グローバル拠点を次々に設立して、海外企業を買収して、世界最大のゲームショーに出展して、といった感じで、とにかくすごい速さでグローバル展開が進んでいきました。
そんな中、当時の僕は、英語が全く使えなかったので、そんな面白い環境を、横で眺めていることしかできませんでした。
その後、日本でもグローバル前提でサービスを開発していく流れになり、
今後、海外ビジネスのチャンスは一気に増えるなと感じました。
それと同時に、会社の中に多国籍な人材も増えて、英語やらなきゃな、って思ったことを覚えています。
じゃあ、何でエンジニア留学なんだという話なんですが、それは、2度目の転職先であるスタートアップ企業で働いていた時に、自分もプログラミングできたらなと思うようになったからです。
小さな組織だったで、エンジニアと一緒に、仕事を進めることがよくありました。
顧客のニーズに応えるための、機能開発の話をするにも、自分がもう少し技術を分かっていれば、効率的に仕事を進められるのになと思うことはよくありました。また、彼らの近くにいると、純粋に自分の手で、サービスを作りたいっていう思いになりましたね。
そんな思いを、友人と飲みながら話した時に、NexSeedのIT留学の存在を知りました。
そこから、NexSeed代表の高原さんとお話しする機会をいただき、NexSeedがしようとしていることやその考え方に共感して、自分も行きたいという気持ちが抑えられなくなりました。
ちなみに、僕の場合、セブ島留学を決めた時点で、賃貸の部屋を解約して、ダンボール数箱分の荷物以外は全部捨ててしまいました。ここまで極端なことをやる必要は全くないんですけどね(笑)
この時点でTOEIC420点、プログラミングほぼ未経験からの新たな挑戦でした。
社会人としてIT留学に参加
留学生活は、毎日が楽しく充実していましたが、当時33歳の僕には、プレッシャーもありました。自分の、転職市場での価値を考えた時に、留学後に25歳と同じスキルじゃマズイよなあ、と。だから、早々にマインドセットを変えました。
「NexSeed頼みにならない。自分自身でスキルを掴み取るんだ!」って感じです。
もちろん、NexSeedは素晴らしい学校です。ただ、同じ留学でも、取り組み方次第で大きな差がでるのは間違いないと思っています。つまり、教えてもらうではなく、主体的に学ぶ姿勢が大事っていうことです。
例えば、僕の場合、英語のグループクラスでは、ただテキスト通りに進めるだけでなく、興味があるテーマを自分で持ち込み、それをディスカッションのテーマにすることも多かったです。
マンツーマンのクラスでは、スピーキングメインでしたが、発音の矯正や、事前に作成した文章を添削してもらうなど、一人ではできないことに時間を使うよう意識しました。
それ以外にも、英文法や英単語などは、自習しましたね。その際、「英文法のトリセツ」という本は中学高校で習った英語の復習に役立ちました。
また、プログラミングの授業では、前半が座学なのですが、
宿題が出された時には、常にプラスアルファのアウトプットをするようにしていました。
例えば、PHPでデータベースから特定の条件でデータを呼び出すようなプログラムを書いてくる宿題が出されれば、CSSを自分で勉強して、見た目を豪華にしてみるとか。クラスでも、1人がプラスアルファを加えると、他のメンバーも独自のプラスアルファを加えるようになり、いいスパイラルが生まれ、刺激し合える環境になっていったと思います。
こうやって、どうしたらこの機会を最大限活用できるかということを真剣に考えて取り組むことで、同じ6ヶ月間でも、得るものには雲泥の差がでると思います。
と、まぁ真面目なこと言ってますが、、ITパーク内のスターバックスで勉強した後は、
ホテルのカジノに行ったり、留学生や先生たちと飲みに行ったり、土日は綺麗な海にもいったりと、遊びも思いっきり楽しみましたね!大学生と一緒になってはしゃいでました!笑
IT留学後の転職
NexSeedへの6ヶ月間のプログラミング留学の後、フィリピンのルソン島にあるクラークという地域の語学学校に2ヶ月間通いました。
より英語に慣れるために、英語のネイティブ講師がいて、韓国人オーナーで日本人学生が少ない環境に身を置きたいと思ったからです。
この留学中は、同じ部屋が台湾人と韓国人で、留学後も連絡を取りあう海外の友達が増えたのはよかったです。
ただ、正直この頃は、エンジニアにキャリアチェンジしようか、グローバルな環境で今までの経験を活かした仕事(非エンジニア)をしようか迷いがありましたね。特に、この時には、サンフランシスコにあるMake Schoolというエンジニアを目指す人のためのサマーインターンの参加資格をいただいたので、エンジニアに転向するかどうかを、日本に帰ってからもしばらく迷っていました。
日本に帰ってからは、東京の部屋を解約して帰るところがなかったので、久しぶりに福岡の実家に帰省して家族との時間を過ごしました。ただし、その間も、英語の学習は続けましたし、サーバーをレンタルして雑学投稿のウェブサイトを作り、それをswiftでアプリ化したりしてました(ログイン機能、お気に入り、ランキング、検索など一通り実装)。キャリアについて迷いはありましたが、何にせよ、面接の際に自身のスキルと意欲を伝えるための武器が必要だと思ったからです。
そして、そろそろ動き出さないとさすがにまずいかなと思っていた頃、たまたま短期で海外に行く友達がいて、不在時の2ヶ月間だけ部屋を借してくれるということで、東京で転職活動を始めました。
転職活動中も、自分の作ったサービスを色んな人に見てもらいながら、「どんな人生にしたいのか」「エンジニアとしてやっていきたいのか、やっていけるのか」と自分に問い続けていました。
結局、自分の中で出した結論は、エンジニアとしてではなく、グローバルな環境で自分の今までの経験を活かして働くことでした。世の中に価値をもたらすプロジェクトをプロフェッショナルな人たちと推進するほうが性に合ってるんだと答えが出たからです。
今回の転職活動を通して、前回とは違う点がありました。英語のスキルです。
留学前は、TOEICで420点だったスコアが、8ヶ月のフィリピン留学で、835点まで伸びていました。もちろん大事なのは、実際に使える英語なんですが、転職活動では、自分のスキルを客観的に提示することも必要だと思います。
その後、海外事業を展開する企業をいくつか受けた結果、Twitterの日本法人にご縁をいただきました。当時、広告代理店経由でしか出稿できなかったTwitter広告を、クレジットカードを登録すれば、誰でもTwitterに広告を出せるようにするという仕組みを日本に広げていく新しい事業のポジションで、面白そうだと感じました。
現在のキャリア・今後のプラン
今は主に、中小企業向けに、Twitter広告を活用していただく機会を、増やす仕事をしています。
営業とマーケティングの両側面をもった仕事で、多くの企業様に、案内する仕組みを考えたり、
個別の広告提案まで行っています。
留学前は、本当に英語が苦手で、外国人から電話がかかってきたときにも、
「アイムソーリー、アイキャントスピークイングリッシュ」
としか言えず、あたふたする状況でした。
そんな自分が、今では、サンフランシスコや、シンガポールに、出張に行かせていただく機会もいただき、苦しみながらも、なんとかサバイブできるようになりました。(ギリギリですが笑)
自分の業務では、日常的に英語を話す機会は少ないですが、読み書きは日常的に行います。
とはいえ、ビジネスレベルにはほど遠い英語力。なので、今でも仕事に行く前に1日25分のskype英会話を継続しています。
実際にグローバル企業で働いて感じるのは、英語で社内インフラを整えることのメリットです。
社内公用語として英語をベースにコミュニケーションがとれれば、それだけグローバルに物事が早く進みます。
例えば、日本語で作成した社内資料を他の国に展開するには、その都度英語に翻訳し直さないといけないところを、初めから英語で作成していれば、資料が1つで済みます。
このコミュニケーションのスピードの違いは、グローバルなインターネットビジネスの世界では致命的です。CEOが英語を全く話せないような企業では、一致団結した組織力をグローバルで生み出すのは難しいと思いますね。日本のインターネット企業のグローバル展開では、この言語という壁をどう乗り越えるのかも大きなテーマだと思います。
そのためには、日本の英語教育自体を見直した方がいいと思いますね。
今後は、ビジネスで使える英語の習得と、マネジメント経験をもっと積みたいと思っています。
仕事以外の面だと、フィリピンのミニマルな生活に慣れたことで、元々あまりない物欲が、一層なくなりました。ちなみに、今では、部屋にはほとんど物を置いてません。
その分、旅行やアクティビティなどの体験欲が大きくなりました。
30代で挑戦してみて
僕は33歳で、セブへの留学を決断して本当によかったなと思っています。
確かに、周りからの「今から行くの?」といった声もありましたし、「仕事のブランクは大丈夫かな?」「大学生が多い中でうまくやれるかな?」といった不安もありました。
でも、セブへの留学を決めて心からよかったと断言できるのは、単なる語学力やプログラミングスキルの向上だけではなく、留学を通じて得た、様々な経験や思いがけない出会いによって、自分の人生の楽しみが大きく広がったことを感じているからです。
これは、不安ばかり気にして行動していなかったら、決して見ることができなかった光景です。
30代だからと言って、何かをはじめるのに遅すぎるということはありません。
何かを変えたいと思った時、小さなことでもいいのでまずは行動してみてください。
例えば、
・1週間だけ海外短期留学に行ってみる
・小さくてもいいので自分でウェブサイトを作ってみる
これくらいだったらやろうと思えば、誰にでもできます。 何でも良いので、やってみること。そこからまた新しいものが見えてくると思います。
ぜひ、リスクに目を向けるのではなく、機会に目を向けて欲しいです!
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