はじめまして、智美(個人ブログはこちら)といいます。
社会人になってIT留学をセブ島でチャレンジしました。
証券会社で約8年、メーカーで約1年3ヶ月働いてました。
年齢は・・・1980年代の前半生まれです(笑)
仕事ではほとんど英語を使う場面はなかったのですが、学生時代に英語を挫折したことがずっと心に引っかかり、数年前から英会話を習い始め、自分の英語力を立て直し、海外での1人旅を経験したことから英語に対するモチベーションが上がり、もっと使える英語を習得したいと思っていました。
NexSeedでの留学を経験したことで、英語を話すことへの抵抗感はなくなり、外国人と話す機会がある度に英語を話せる楽しさを実感しています。もう少し自分の世界を広げたいと思い、今年から中国語も勉強し始めたので、現在トライリンガルに挑戦中です。
プログラミング/エンジニアに対する留学前のイメージ
プログラミングは、よく分からない文字が羅列した難しいもの、エンジニアは、パソコンに詳しい人というイメージしかなかったです。
エンジニアがプログラミングを行うことで、私たちが仕事で使うデータベースシステムやウェブサイト、アプリを使うことが出来るのかなという漠然としたイメージがありましたが、私が生きてきた世界は、そのような作る側の世界とは無縁でした。
インターネットのある生活が当たり前になり、スマホが普及してアプリの存在が身近になったことで、エンジニア/プログラマーという職業が注目されていることは知っていました。
なので、エンジニアはなんとなく売り手市場にいるような感じがして、正直、羨ましいなと思う事はありました。機会があれば関わってみたいと思った事もありましたが、その入り口がどこにあるのかよく分からず、結局ただのユーザーとして彼らの存在を眺めているだけでした。
社会人留学でNexSeedを選んだきっかけ
元々留学については、社会人になってから憧れる気持ちが強くなったのですが、働いているし、年齢もそれなりに大人になってしまったので(!?)安易には決断出来なかったです。そのため、この歳でまさか留学をするとも思っていませんでした。
とある事情で、ホームページを作成するタイミングがあり、制作会社を調べていたのですが、費用が凄く高かったため、そもそもホームページ位自分で作れないものかと調べていました。コードを書くって何だろう?サーバーを借りるとは?なんて事を検索していた時に、たまたまNexSeedのホームページに辿り着き、英語×プログラミング留学の存在を知りました。
調べていくうちに、英語を学べてプログラミングも勉強出来るなんて、結構お得な感じがして。
その時点で、近いうちに仕事を辞めて転職活動をする予定だったので、それならすぐに転職するのではなく、このタイミングでの留学はありかもしれないと考えるようになりました。
多くの語学学校を調べていたのですが、英語とプログラミングの両方を学べるのはNexSeedだけだったので、すぐに心は固まりました。
社会人の場合、お金だけではなくそれなりの時間を作ることも課題になるので、安易には決断出来ないと思いますが、私の場合は出会ったタイミングが本当に良かったと思います。場所はフィリピンでしたが、過去にマニラへ1人旅をしたことがあったので何となく生活のイメージはつきました。
フィリピンなら日本からそんなに遠くもなく、物価も安いし、フィリピン人は綺麗な英語を話せるので申し分ないな、と。すぐに学校へ問い合わせメールを送り、後日Skypeでスタッフの方へ色々と相談をしました。その時のスタッフの方が凄く親切で、入学までの間色々と親切にして下さり、渡比がとても楽しみでした。
IT留学が始まってから
プログラミング初心者も社会人も結構いると聞いていたのですが、私が渡比した時期が大学生の春休みの時期だったせいかほとんどが学生ばかり!しかもプログラミング経験者ばかり!!正直騙されたと思いました(笑)。
初めてバッチメイト(同じ日に入学する人達の呼び名)と顔合わせをしたガイダンスの日、あまりに周りの人達が若く見えて、場違いの所に来たと落ち込みました。あまり友達作りについては考えていなかったので、自分の目的を淡々と実行して帰国すればいいやと気持ちを切り替えて臨んだ初日。でも、結局この気持ちは卒業する頃には180度真逆となったのですが(笑)。
カリキュラムとしては午前中にプログラミングの授業が3時間、午後に英語の授業が4時間でした。英語は全てマンツーマンで、初日にレベルチェックテストをして、その結果に応じて内容が決められるというものでした。もちろん、プレゼンを練習したいとか、発音を集中的にやりたい等、希望に応じて組み替えることも出来ます。
プログラミングの授業については、初心者の私は授業を聞いているだけでいっぱいいっぱい。毎日が挫折。日本語での授業なのに全然理解出来ず。初めての週末は寮の周りを歩いてまわろうと思っていたのに、出された課題を完成させるために丸2日部屋に篭ってました。
Bootstrapを使って自己紹介ページを作る、という今なら簡単なものでしたが、その時は何が何だか分からず、そもそも理論が分からない状態だったので、何を質問したいかも分からず内心パニックになってました。たった一枚の写真を組み込むだけでも時間がかかりすぎて、結局土曜日と日曜日の丸2日、部屋から一歩も出る余裕もなく、食事もほぼとらずにパソコンの前で画面とにらめっこ。
とにかく形にしなければという焦りで息苦しかったですし、やりたい事を検索しても上手く使えなくて、泣きたい気持ちを通り越して途方に暮れてました。結局この時は同部屋の子に殆ど教えてもらい、なんとか形に出来たのですが、週明けの発表の時に、みんなのレベルの高さに驚きました。
未経験者歓迎と書いてあったはずなのに・・・。しかも学生に混じった大人がこんなにも屈辱的な思いをするなんて・・・。やっぱり場違いではないのか、と何度思ったことか。
(後から聞いた話によると、私のクラスはレアなクラスだったようで、普通は「昨日MacBook買ってきました!」みたいなプログラミング初心者もいるようです。)
更に追い討ちをかけるように、毎週月曜日に復習テストがあるのですが、点数が毎回みんなの前に公表されるので常に辛かったです。(でも最後のテストで満点をとれました!)
長い社会人生活の中で色んなことを乗り越えて、結構大きな仕事もやってきたのに、自分の知らない世界では何も通用しないことに情けなくなりました。
とにかく授業について行くために朝から晩まで必死でした。最初の頃は疑問の点と点が結びつかないまま時間は過ぎていくばかりで、何度も諦めたくなりましたが、少しずつでも形になるものが目に見えた時は本当に嬉しかったので、小さな積み重ねの日々を味わっていました。
いつもエラーばかりでみんなの足を引っ張ってましたが、沢山の失敗を重ねたせいか、私はエラー探しが結構好きになりました。
結局仕事と同じで、自分が経験しなければ分からないし、小さいことを積み重ねていき、ある時振り返ったら一つの形になっているという。辛い時間は長かったけど、不思議と苦痛ではなかったんです。仕事をしてる時は人のために責任を果たす、というプレッシャーが常にあったのですが、ここでは全ての時間を自分のために使えるという自由があったからだと思います。
もちろん頑張るも頑張らないも自分次第なので、ある意味責任はありましたけど、お金を払って来ているのだし、社会人が3ヶ月も自由に時間を使えるなんてそうそうないので、結構楽しんでる自分がいました。無料で勉強出来るウェブサイトが沢山あるので、留学前に事前学習をきちんとやっておけば、もう少しマシだったかもしれません。やはり何事も事前準備は大事です。
英語授業
英語については、短い日常会話なら出来る程度でしたが、最初の1ヶ月は先生の話を聞き取るのに必死でした。英語で自分の意見を言うことが今までありませんでしたし、日本にいる時は日本人の先生か日本語の分かる外国人講師のレッスンしか受けた事しかありませんでした。
なので、伝えたい事を言葉に出来なくても、なんとなく「ニュアンスで分かるでしょ?」みたいな雰囲気で乗り切っていましたが、ここではそれは通用しない、とにかく言葉を繋げて自ら発信しないと会話が続かない。
“How are you?”の質問につい”so so…”と答えると「何で何で?何か嫌な事があったの?」って聞かれちゃうし、それを避けたくて”I’m good”って答えてみたら「どんな良い事があったの?」って聞かれちゃうので、なんとなく・・・という意思のない言葉はあまり使ったら駄目だなと実感しました。
日本語はどちらかと言えば保守的な言語だけど、英語はアグレッシブにいかなきゃいけないという部分が新鮮でもあり少し面倒くさくもあり・・・ただ1ヶ月もすれば、耳が慣れてきて先生達の話も分かるようになり、話に花を咲かすのはやっぱり恋愛トーク!それに夢中になってると、そんな時間が更に英語力の強化に繋がることを経験しました。これは世界共通ですね(笑)
ただ、プログラミングの授業が大変すぎて、英語に割く時間が圧倒的に少なかったので、好きな英語をブラッシュアップして、オプションでプログラミングが出来たらいいなーと軽い気持ちで来てしまった自分にちょっと後悔でした(笑)。
プログラミングだけではなく、英語も宿題があったため、全てを網羅するためには本当に時間が必要で、毎日夜中の3時くらいまで勉強して、朝は6時に起きて学校へ行く前に勉強して・・・。
睡眠時間がほぼ毎日3時間くらいだったのですが、今思うとよく生きてたなと思います。
周りの人達については、自分が忙しすぎるという理由と、学生ばかりだったのできっと話が合わないのだろうなという気持ちが強く、最初の頃はこちらから壁を作ってあまり輪に入ろうとしていませんでした。しかし、そうも言ってられないぐらいプログラミングの授業についていけなかったので、途中からみんなに助けてもらっていました。
そんな中で彼らの方が私を大人の人ではなく、同年代の様に接してくれて、大人だからって気を遣う必要がないのだなと思えるようになり、気づいたら若者の輪の中で自由に生きてました。
みんなとご飯に行ったり、寮に帰ってから誰かの部屋に集まって、みんなで課題をやったり、モアルボアルという所へ一泊旅行にも行ったり。なんだか学生時代の合宿を思い出すような、純粋に友達と過ごせるって凄い幸せだという、当たり前のことにいちいち感動していました。
私は3ヶ月の期間を過ごしましたが、先に帰国するバッチメイトを空港に見送りに行った時は、
本当に寂しかったです。大人になって世代を越えてこんなに深く関われる友達が作れる機会なんて日本では滅多にないと思います。
最終的に残ったバッチメイトとも家族のように過ごし、英語の先生達とも仲良くなれて一緒に食事に行ったり連絡先を交換したり、入学当初の私では信じられないくらい沢山の仲間ができて、一瞬一瞬の時間が宝物となり、自分が帰国する時は飛行機の中で一人で泣き続けてました(笑)。
周りからしたら相当怪しかったと思います(笑)。
帰国してからもバッチメイトや先生と連絡を取ることがあり、英語でのLINEやMessengerのやりとりは、英語力の持続に繋がっています。英語って座学で勉強するものではなく、生活に取り入れてこそですね。
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