shall 課せられた運命
shall の中心的なイメージは神様など、人間でどうしようもない、外から課せられた運命と考えるといいでしょう。
そのため、予言、命令、約束,提案といった用法が文法書では充てられています。
聖書や企業の業務契約書などにshallがよく使われているのはこういったイメージからなのです。
例文
shall we dance?「一緒に踊りませんか。」
日本の名映画のタイトルでもあります。単純に訳すと、let’sを使った場合と同じ意味ですが、ニュアンスは異なります。課せられた運命というイメージを持つshallを使うと、あなたと踊ることは運命、といったような非常にロマンティックな表現になるのです。
All people shall die.「人は必ず死ぬ」
どうしようもない避けられない事実です。こういった場合にもshallを使います。
must 猛烈にプッシュする
must have toと同様に日本語では「~しなくてはならない」という意味を持ちます。何かを猛烈にプッシュするというイメージを持ちます。
must には強いおすすめや、義務、命令という用法が充てられているのはそのためです。
例文
I must help that woman.「私はあの女性を助けなくてはいけない。」
義務という用法で紹介されることも多い表現です。
自分が何とかしなくてはならない、そんな状況が迫ってくるようなイメージがこの表現にはあります。
You must attend the party.「君はそのパーティに出ないといけないよ」
単純に訳すと命令ですが、例えば上司からぐいぐい飲み会を押されている、自分の意思とは関係ないけど
行かなくてはいけない、そんな場面を想像していただけるとよいでしょう。
まとめ
今回は、英語の基本的な助動詞5つをその中心となるイメージとともにご紹介してきました。助動詞を理解し、使いこなすことができるようになるためには、用法、意味を暗記するのではなく、こうしたイメージを理解することが必要です。
そして、たくさんの例文に触れ、これらイメージを感覚的に、理解していく必要があります。
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