英語で「すごい!」と伝えたい時の表現4選 | 誉め言葉の基本を覚えよう

友人や家族、恋人とのコミュニケーションを円滑にするのは、なんといっても誉め言葉ですよね。その人の良いところや得意なことが周囲に認められたからこそ「すごい!」という言葉が引き出せるのですから、言われた側が間違いなく嬉しい気持ちになれる素敵な言葉です。

さて、みなさんは英語で「すごい!」と言いたい時のひとことをいくつ知っていますか?ネイティブと早く仲良くなるために、この基本の誉め言葉「すごい!」をマスターしておくのはとても大切なことです。そこで今回は、英語で「すごい!」と伝えたい時のひとこと集をご紹介したいと思います。

 

すごい!の英語表現4選

①Cool!

老若男女誰でも使える、流行り廃りのないスラングです。このあとご紹介する例文のように文章の中で使っても良いですし、単体で”Cool!(すごい!最高!かっこいい!)”というふうに使っても問題ありません。

ある程度年配の方にも通じる言葉であり、映画「マイ・インターン」の中では主人公が思いを寄せるマッサージ師の女性フィオナ(演じている女優さんは60歳を超えています)が、実際にこの表現を使っています。

“Someone told me you were an intern. That’s pretty cool of you to do this.”

(ある人が、あなたはインターンだって教えてくれたの。それってとてもすごいことだわ。)

こんなこと言われたらうれしくなってしまいますよね。主人公を演じるロバート・デ・ニーロの照れくさそうな顔が印象的なシーンです。

また、「クール」というと日本語では「冷静な人、冷たい人」といったイメージが定着していますが、英語では「優しい人」という意味でも使われることがあります。一つの単語が文脈によっては真逆の意味を指すので、前後の会話に注意が必要ですね。

例)You’re so cool.(あなたって優しい人(いい人)ね。)


②Awesome!!

最近の海外ドラマや洋画を見ていたら、必ずと言っていいほど登場する表現です。「オウサム!」「アッサム!」といった感じで発音します。こちらは若者を中心に使われるスラングで、映画「ハイスクール・ミュージカル2」では高校生の主人公トロイがバイトしているゴルフスクールで、生徒の子供達を褒めるときにこの表現が登場します。

“Awesome, junior golfers! You guys look amazing!!”

(すごいぞ、小さなゴルファーのみんな!最高にカッコイイよ!!)

そもそもこの”awesome”というのは、”awe(畏怖、恐れ)+some(もの)=awesome(畏怖の念を抱かせるもの)”ということで、

最上級のすばらしさや恐れ多さを表す言葉です。したがって、聖書では神に対してのみ使われる言葉として扱われています。そのため、伝統を重んじる方にとっては失礼な表現だと受け取られてしまう可能性もあるため、公の場やご年配の方の前では使わないようにしておいた方が無難でしょう。

先ほどご紹介した”cool”よりも強い表現で、あまりにも頻繁に使っていると大げさでいい加減な印象を与えてしまうので注意が必要です。

 

③Fantastic!!

“awesome”ほど強い表現ではありませんが、「信じがたいほどすばらしい!」といった感じで”awesome”と同じようなタイミングで使われます。

例えば、欧米のレストランに行くとテーブルごとに担当のウェイターが付くのですが、食べている途中でサービスや食事の感想について聞いてくるときがあります。旅行英会話の本などで必ず紹介されている”How’s everything?(いかがでしょうか?)”というやつですね。この場合”Fine.”や”Good.”と答えるのも良いのですが、「とても気に入った!」という場合は”Fantastic!”と言ってあげるととても喜ばれます。個人の主観ですが、”awesome”だとちょっと大げさな印象になるので、ここでは”fantastic”の方が馴染むように感じます。

ところでこの”fantastic”は、海外ドラマ「フレンズ」で、チャンドラーがボーイスカウトの少年と会話するシーンでも用いられています。

チャンドラー:You know how to use a compass?(コンパスの使い方は知ってる?)

少年:I have a badge in it.(僕、コンパスのバッジだって持ってるんだよ。)

チャンドラー:You do? That’s fantastic!(そうなの?それはすごいね!!)

少年:You wanna see it?(見たい?)

先ほどのゴルフスクールのシーンもそうですが、子供は大げさに褒めてあげた方が張り切りますよね。このシーンの場合は”fantastic”が”awesome”に替わったとしても違和感は無さそうです。たくさんの例文に触れて、細かいニュアンスを掴んでいきましょうね!

 

④Perfect.

「完璧」という意味で使われる”perfect”は、「(完璧で)すばらしい」と褒めるときにも使うことが出来ます。

先輩後輩・上司部下・教師生徒などの間で、目上の人が下の人を「よくできました」と評価するときに使われることが多いです。ちなみに、映画「プラダを着た悪魔」では、鬼編集長のミランダが唯一信頼を置いている部下ナイジェルに対してこの誉め言葉を用いています。次号についての打ち合わせのシーンで、各担当者の挙げた企画が次々と却下されていく中、ナイジェルが魅力的な企画を提出。そこでミランダが発した一言がこちらです。

“Perfect. Thank god somebody came to work today.”

(素晴らしいわ。ちゃんと仕事しに来てる人がいてよかった。)

後半の部分は、字幕では「彼の企画は最高よ」と訳してありますが、実際の文章を見てみると、他の企画担当者が冷や汗をかいてしまうような鋭いセリフになっていますね。「ボツになるような企画しか持ってこない人間は仕事をしてるとは言えない!」とでも言いたげな発言です。

 

ちょっぴり大げさなくらいで◎!英語の誉め言葉を上手に使おう

英語で「すごい!」と伝えたい時のひとこと集をご紹介してまいりました。どれも馴染みのある短い単語ばかりなのでさっそく今日から使えそうですね。

状況や相手に合わせて使い分けていけるように、たくさんの例文に触れながら自分のものにしていきましょう!

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。