④バイキング
これは有名なのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね!
・Viking:8-10世紀にヨーロッパ北部及び西部の沿岸を略奪した北欧人
日本では食べ放題を意味するバイキングも、英語では野蛮な略奪者という意味合いになってしまいます。英語で食べ放題形式の食事について表現したい場合は以下のように言いましょう。
・buffet:ビュッフェ形式の食事
ちなみに、日本語ではこの単語を「ビュッフェ」と発音するわけですが、これではネイティブの方に伝わりません。
正しくは「バフェ」と発音しますので注意しましょう。かく言う筆者も、学生時代ラスベガスで発音を間違えたことがあります・・・笑(ラスベガスはほとんどのホテルレストランがビュッフェ形式なのです。)
「”バイキング”じゃないんだよ、”ビュッフェ”なんだよー♪」と威張っていただけに、大変恥ずかしい思いをしました。みなさんも気を付けてくださいね!
⑤ファイト
部活の応援などでもよく使われる「ファイト!」という言葉。実はこれも間違いカタカナ英語の一つなんです。
・fight:けんかする、口論する、戦う
「戦えー!」という意味では、試合の応援で「ファイト!」と言うのも間違いではないのでしょうが、ニュアンスとしては「殴り合いのけんか」の要素が強めになりますので、格闘技の試合などでない限り少し不適切な感じがします。
ちなみに、英語で「頑張れー!」と応援したいときのフレーズをご紹介しておきましょう。
・Good luck!:幸運を祈ってるよ!
・Go for it!:いけいけー!
・You can do it!:君ならできる!
・Keep going!:この調子でいけー!
⑥ラフ
「そんなに堅苦しい場ではないから、ラフな恰好でいいよ。」など、「リラックス・カジュアル」といった意味で使われる「ラフ」という言葉ですが、これも誤ったカタカナ英語の一つです。
・rough:でこぼこの、毛深い、荒れた、不作法な、粗末な、おおよその
改めて意味を眺めてみると、結構激しいニュアンスですね。絵描きさんの言う「ラフスケッチ」のように、「大まか、おおざっぱ」といった意味で使われる分には問題ないようです。
それでは、英語で「リラックスした」「カジュアルな」を表現する場合はどのように言えばいいのかをご紹介します。
・楽な恰好:casual clothing, casual style, casual fashion, comfortable clothes
・楽な恰好をする:dress down
カタカナ英語と英単語を同時に思い出せるようになろう♪
日本人が間違って使っている、ネイティブに通じないカタカナ英語についてご紹介してまいりました。すでにご存じのものもあったかもしれませんが、「えっ!これも通じないの?」と驚いたものもあったかもしれませんね。
アメリカ英語とイギリス英語が違うように、日本で独特な使われ方をする英語があるのは恥ずかしいことではないのですが、相手に伝わる英語を話すために、カタカナ英語特有の表現は事前に押さえておきたいですよね。
日々なんとなく使っているカタカナ英語の単語について、「ネイティブは英語でなんて言うんだっけ?」と常日頃から意識するようにすれば、一つの物に対してカタカナ英語と英単語の両方を思い出すことができるようになります。いざという時きまり悪い思いをしないように、チェックしてみてくださいね!
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投稿者プロフィール
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高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。
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