「遅い」の英語表現4選 | 違いを知って使い分けよう!

・five minutes slow((時計について)5分遅れ)

先ほど”five minutes late(5分遅れ)”という表現をご紹介しましたね。あちらは、想定していた時間帯に遅れるという意味なので”late”を使っていましたが、今度は「時計が進むのが遅い=時計の動きが遅い」ということで”slow”が使われています。

“late”を使うか”slow”を使うかでずいぶん意味が変わってきますので注意しましょう!

 

・slow in -ing(~が遅い)

“slow”のあとに動名詞を付けることで、何の動作が遅いかを示すことが出来ます。例えば「読むのが遅い」であれば”slow in reading”ですね。副詞”slowly”を使った言い換え表現もあり、先ほどの例だと”read slowly”でも同じ意味を表すことができます。

ちなみに、先ほど同様この表現も”late”との使い分けが大切になります。例えば、”late to eat”と”slow in eating”というフレーズがあったとします。前者の方は「食事をするには時間が遅い」という意味になり、後者の方は「食べるのが遅い(ゆっくりしている)」という意味になりますよね。使い分けに注意が必要です。

 

③easy

ゆるく、ゆったりとした様子を意味します。慣用表現で”Take it easy!(気楽にね!)”というのを聞いたことがあるでしょうか?これも「ゆっくり(のんびり)やっていこう!=気楽にね!」というのから来ています。”easy walk(のんびりとした散歩)”というのもよく聞く表現ですね。

 

④creep

じりじりと這うように進む様子を表します。泥棒が家に忍び込むのを”creep into the house(家に忍び込む)”と表現したり、物価がじわりとあがる(下がる)ことを”prices are creeping upward(downward)”と表現したりします。使う対象によっては、このように効果的に用いることのできる言葉ですね!

ちなみに”creep”と聞くと、映画や海外ドラマでよくでてくる”creepy”という言葉を思い出す方もいらっしゃるかもしれません。これは、”creep”のもつ「じりじりと這うように」というニュアンスから、「不気味な、ぞっとするような」という意味で使われているスラングです。日本語に例えると「キモい」に近い言葉です。”He’s creepy.(彼って気持ち悪い)”や”That’s so creepy!!(それ、キモーい!)”といった感じで使われます。

 

「遅い」の英語表現を使いこなそう!

いかがでしたか?「遅い」の英語表現について、そのニュアンスの違いや使い分けがご理解いただけたでしょうか。

「遅い」の英語表現は、簡単な単語で言い表せるだけに、適切に使えていないと恥ずかしい思いをすることになります。特に、”late”と”slow”の使い方を誤ってしまうと、先ほどの時計や食事の例のように大きな誤解を生むことにもなりかねません。

今回ご紹介したフレーズも参考にしながら、「遅い」の英語表現のニュアンスについて正しく理解し、使いこなせるようになりましょう!

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。