「お盆」を英語で説明するとき役立つフレーズ13選

日本の夏の風習といえば「お盆」ですよね。

宗派や地域によって様式は異なるものの、お墓参り、迎え火・送り火などをして、先祖の霊をまつったり、故人をしのぶというのが一般的。「盆踊り」も、この時期おなじみの行事です。

それでは、日本独特の文化である「お盆」を英語でどう説明したらよいのでしょうか?

今回は、「お盆」を英語で説明するときに役立つフレーズを紹介します。

 

そもそも「お盆」とは?

英語で「お盆」を説明する前に、そもそもお盆がどのようなものなのかを理解していなければ、相手に説明することはできません。まずは、お盆の概要を理解しておきましょう。

お盆とは、全国的に行われる、先祖の霊をまつる仏教の行事のことをいいます。お墓参り、迎え火・送り火、盆踊りなど、さまざまな行事があり、同じ日本でも、宗派や地域によって、内容や様式が異なります。

こうした一連の行事は8月15日前後に行われることが多く、同じ時期に「お盆休み」があったり、児童生徒の夏休みも重なったりと、ほとんどの人が休暇をとる期間でもあります。一方、地域によっては、7月15日(旧盆)前後をお盆の期間とするところも。

また、お盆の時期には、町内にある神社などで「盆踊り」を行うところも多く、夏の風物詩となっています。

 

「お盆」はハロウィンと似ている?

西洋では、毎年10月31日に「ハロウィン(Halloween)」というお祭りが行われています。日本でもすっかりおなじみになりましたね。

ハロウィンは西洋風のお盆と呼ばれることもあり、死者の霊が家族の元へ戻って来ると考えられていた、もともと宗教的な意味合いが強いお祭りであった、などということを考えると、日本のお盆に近いものがあるかもしれません。

しかし、ハロウィンの日に先祖の霊とともにやって来る魔女や悪霊たちを追い払うために仮装をする、といった風習は日本にはありません。

また、現代のハロウィンは、単純に楽しいお祭りとして世界中でポピュラーになっていることから、日本のお盆とはやはり趣旨が異なるといえるのではないでしょうか。

 

「お盆」を英語で何という?

「お盆」は英語で、“Obon/O-bon”、“Bon Festival”などと表します。英語にはない言葉であるため、そのままの発音でOKです。

ただし、お盆の文化を知らない相手には、内容についての説明を加える必要があります。ここでは、お盆の説明に役立つ英語フレーズを紹介します。

「お盆」の概要を説明するときの英語フレーズ

Obon is a Buddhist festival in Japan to honor the spirit of our ancestors. (お盆は、先祖の霊をまつる、日本の仏教のお祭りです。)
We welcome back the spirits of the dead during Obon every year. (毎年お盆の時期は、死者の霊を迎え入れます。)
Bon Festival usually takes place in mid-August. (お盆は一般的に8月中旬に行われます。)
Visiting graves is a Japanese custom during Obon. (お盆にお墓参りをするのが日本の風習です。)
We burn the welcome fire, called “Mukaebi”, to guide the spirits of the ancestors in the evening of August 13th. (先祖の霊を案内するために、8月13日の夕方に「迎え火」と呼ばれる火をたきます。)
When we send the spirits of the ancestors back, we again burn the fire, called “Okuribi”, on 16th. (先祖の霊を送るときは、16日に「送り火」と呼ばれる火を炊きます。)

 

「盆踊り」を説明するときの英語フレーズ