国際学部学生が体験。日本では知ることのできない「フィリピンの現実」後編


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4.人々のパワー

先ほどの話の延長線にもなりますが、フィリピン人は本当にパワーに満ち溢れている人が多いです。

もし、私たちが彼らと同じ生活をしたら、耐えられないことの方が多いでしょう。
私の知る限り、スラムに住む人々はみなさん幸せだと言っていました。
それは、子供の笑顔であったり、家族の存在であったり理由は様々でした。

 

人にはそれぞれの幸せがあって、豊かさのみで幸福は計れないということを学ばせてもらいました。

さらに、これはスラムで生きる人に限った話ではないです。いつも行くコンビニの店員さんも、そこのセキュリティさんも、もちろんNexSeedの先生たちも、まるで友達のように接してくれます。

たとえ、疲れていても、笑顔で話をしてくれるので、
根底にあるパワーを私も見習いたいと思います。
(私は疲れがすぐ顔にでるタイプなので)

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5.生活

僕が密かに心配していたことは、日本と同じ食生活は送れないということでした。

しかし、予想よりフィリピン料理が私の好みだった上に、日本食が恋しくなったら学校のビルの一階部分や学校近くのAyalamallにも、日本食レストランがあるので、心配は無用でした。Ayalamallは日本のショッピングモールと比べても非常に広いため、お店も多く、必要なものは大体ここで揃えることが出来ます。

日本食以外にも、韓国料理店やイタリアンのお店など、レストランの密集したエリアがあります。また、寮の近くにあるローカルフードのお店はとても安いため本当にお世話になりました。

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そもそも、フィリピンは日本より物価が安いので、日本人にとってはどれもお得に感じると思います。特に度肝を抜かれたのは毎日の朝食として買っていたパンです。

物にもよりますが、1つ5ペソ(約13円)なんて日本ではありえませんね。

しかし、ここで予想外の事態が生じました。フィリピンならではらしいのですが、寮の部屋に、食べ物を察知して蟻が入ってきました。特に体への害は無いのですが、ただただうざったらしいことこの上ないです(笑)

しかし、蟻の退治をお願いすればやってくれるとのことなので、大丈夫です。

耐えられなくなったらぜひ寮のスタッフにお願いしてみてください。

 

 

6.フィリピン語

最初に記したように、私は大学でフィリピン語を選択しています。

ですが、フィリピン語といっても私が勉強したのは、タガログ語のみなので、セブ島の言語であるセブアノ語とは意味が異なる部分もあります。そのため、てっきり伝わらないのかと思っていましたが、セブアノ語はタガログ語が元になっているので、セブの人々は私のタガログ語を理解してくれて、とても喜んでくれました。

私としても、外国人の方々が日本語に触れているのを見ると誇らしい気持ちになるので、母国語の存在の大きさを感じました。多くの人がタガログ語とセブアノ語での言い回しを教えてくれたり、発音を教えてくれたりしたので、私にとってはミニフィリピン語留学にもなりました。もちろんメインは英語留学です!!!

 

 

英語留学をして

私は、毎日6コマの英語コースで授業を受けていました。1コマが50分なので、1ヵ月だけでも約100時間英語に触れることができたんです。日本の普通教育で受けてきた授業時間とは比べ物にならないほど、短時間でこれだけの時間、英語が使えるのですから、私にとっては魅力そのものでした。

留学前にオンラインの英語講座を受講していましたが、あまり実感できる成果を出すことができなかったので、とにかく留学中はコミュニケーションだ!と心に決めていました。

NexSeedの授業の特徴は、
アウトプット中心でインプットは宿題で行うというところだと思います。

今まで、日本では知識を取り入れてばかりの英語授業を受けてきたのに対し、NexSeedではそれらを活用する機会が多くあります。なので、授業内でも発音が違うときは、正確な発音を教えてくれますし、間違った言い回しは正してくれるので、自然と伝わる英語が身に着きました。

自分なりに、授業、会話、宿題、様々な状況で口に出せなかったもの、新しく知った単語や表現、イディオムなどはその時メモしておいて、寮に帰った際に調べてそれを繰り返し覚えて使う、という方法で表現の幅を拡げました。自分の普段使う言い回しなら自然と覚えるからです。

また、他の生徒さんも口をそろえて言うのが、NexSeedは、アットホームな雰囲気のため、先生と生徒の距離が非常に近いということです。先生たちは、みんなフレンドリーな性格なので、友達と話しているような空気の中で授業を受けることができます。そのおかげもあってか、自分の英語を使ってのコミュニケーションに自信がでて、知らない人に道を尋ねたり、気軽に話ができたりするようにもなりました。

時折、自分の英語に自信がなくなって思い悩む時もありましたが、相談にも親身になってくれて、先生たちの存在自体が私の支えにもなりました。時々、話が盛り上がってそのまま授業の終了時間になってしまうなんて時もありましたが(笑)

卒業する頃には、自分の表現の幅も広がり、留学当初のレベルより一段階上のレベルにアップすることができたので、あまり実感がなくとも確実に成長できたのだと、本当に嬉しく思います。

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まとめ

私にとっては、1ヵ月という本当に短い時間でしたが、今までの人生の中で最も充実した時間を過ごすことができました。まだ19年しか生きていませんが。

なにより、NexSeedは先生たちに限らず、本当に様々な経験に富んだバックグラウンドを持った人々が集まる学校です。そこで出会って、一緒にご飯を食べたり、勉強したり、休日は遊びに行ったりと、多くの仲間に囲まれたことは私に多くの刺激を与え、一生の付き合いにもなる人々にも出会うことができました。本当に幸せなことです。私の中でこのセブ島留学は非常に大きな財産になりました。

現在は、日本で英語力が落ちないか、いつもビクビクして過ごしています(笑)ですが、あらゆる所で英語を使うようにしたり、先生に教えてもらった勉強法を試したりして、できる限りのことを続けています。

最後になりますが、私と同じように世界に目を向けた勉強をしている学生さんも、そうでない人も、目の前にあるチャンスはまず掴んでみてください。案外身近なところに、思わぬ形で、自分にとって大きなきっかけになるチャンスは転がっていると思います。

私自身も、ちょうど一年前はまだ高校生でした。当時は一年後に留学をしてこんな経験をするなんて、当然のことながら思ってもみませんでした。

目に見えたチャンスを掴んで良かったと、今では迷いなく言うことが出来ます。

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!

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