英語の長文問題を読むコツ【問題集の効果的な使い方もご紹介します】

英語の長文問題を解くのに必要なポイントは大きく分けて三つあります。読み進め方と、語彙量と、対策問題集の使い方の3点でコツをつかめば、確実に長文問題を早く正確に解くことができるようになってきます。

論説文でも物語でも同じです。3つ同時に意識するのがポイントで、偏った学習では結果を出すことができません。

また、コツをつかむためには、少なくとも最初は頻度も量も多めにこなして勢いに乗る必要があります。「長文強化月間」と銘打って1ヵ月は集中的に取り組みましょう。

 

長文の読み方

まずは、長文の読み方を把握しましょう。前から読み進むスラッシュリーディングと、とりあえずさっと内容をつかみ取るためのスキミングは、時間を節約するために大切なポイントです。

時間をうまく使えれば見直しなども落ち着いて行え、高得点につながります。

スキミング

スキミングとは上澄みだけをすくうことです。何段落もある長い長文の場合は最初から全てを読んでいては時間が足りません。

そのため各段落の最初の一文だけを読み、話の流れやテーマを想像します。またはさっと斜め読みをします。

この方法では各段落のスキミングが終了した後も全体像をつかみきれないことがありますが、とりあえずそのまま、設問へと目を移しましょう。

これは長文問題を解くための下準備です。長い長文問題は、詳細を取れていなくても問題が解けることがあります。

どのあたりにどの情報がありそうか見当を付けるだけ、と割り切るくらいの気持ちでスキミングを行います。

 

スキャニング

スキミングの後に設問を読み、解答のためのポイントが見つかったら、スキャニング開始です。

設問で問われている内容が「人の名前か」「地名か」「日付か」などを把握すれば、それに対する答えと思われる「単語」だけを探し、該当箇所を探します。この時、文章を読まずにキーワードだけを探します。

 

スラッシュリーディング

スキャニングですぐに答えが見つかる場合もありますが、少し読みこみ詳細を把握しなければ解けない問題もあります。その場合に使うのがスラッシュリーディングです。

スラッシュリーディングとは一つ一つの文章を小さく区切りながら読み進む方法で、日本語訳が日本語らしい並びにならなくても気にせず意味を把握していく方法です。

区切り方は参考書や先生により異なりますから、もし最初から自分の気に入るところで短く切ることができるなら、自己流で進めて全く問題はありません。うまくいかない場合も目移りしないよう参考文献は数冊に抑えましょう。

I met a girl /whose brother had been my classmate/ long time ago/ in high school.
「私は少女に会った/ 彼女の兄は私の級友だった/ 随分昔に/ 高校生の頃」

One of my favorite movies/ in my college days/ that I watched last night/ reminded me/ of my hometown.
「大好きな映画のうちの一つ/ 大学時代の/ それを昨晩見た/ それは私に思い起こさせた/ 前の故郷のことを」

 

語彙力を付ける

長文読解問題を解くのに語彙は必須です。

会話であれば相手の力を借りながらなんとか意思の疎通を図ることができますが、長文読解問題ではそのような助けはありません。

語彙は同意語、反意語、派生語などのまとまりを大切にしながら、瞬間的にわかるレベルまで仕上げていきましょう。

文章を読んで覚える

単語集や単語カードを使い単語を暗記するのが得意な人は、その方法で進めるのが一番ですが。語彙は増えれば増えるほど混同が頻繁に起こり、不安定になってきます。

そんな時に正しい意味を引っ張り出すのに有効な糸口の一つが「文章」です。

文章の中にある単語を文章のイメージと共に覚えると、「ピンと来た」「ハッと気付いた」といった感覚や勘を使って、言葉の意味を思い出すことができます。

 

語源を参考にする

どうしても覚えられない時には遊び感覚で語源を少し取り入れてみるのも一つの方法です。例えば「trans」に「across」の感覚があると知っていれば、「transportation(交通)」のイメージや「trans-continental(大陸横断)」や「transfer(移動)」などもぼんやり意味を想像することができます。

語源は奥が深いので、あくまでも「自分の語彙習得に役に立つレベル」と割り切り、負担のない程度に取り入れてみましょう。

復習しながら前進する

単語は一日5語、などと数を決めて毎日覚えて行きます。その日のノルマを覚える前に、前の日のものをまずは確認しましょう。

可能ならば前5日分を一気に復習してから、その日のものに取り掛かります。月に一度は、一ヶ月分総復習し定着を促しましょう。

 

まずは英語から日本語へ

長文読解のために最も必要な語彙は「英単語を見て日本語がわかる語彙」です。日本語から英語にできないのでこれでは英作文はできませんが、「英語から日本語へ」の英単語はリスニング問題などにも役に立つので、覚えきれずに苦労している場合にはまず「英語から日本語へ」に集中して覚えましょう。

 

問題集活用法

せっかくの問題集も、ただ漫然と解くだけでは実力が付きません。何冊も買い込む必要はありませんから、数冊をじっくり丁寧に使っていきましょう。

解く時、見直す時の注意点

問題集を解く時に、その時点で自信がないまま解いた設問には三角印を付けておきます。全く自信がないまま勘で選択肢を選んだような場合も同様です。

答え合わせの時にはまず正解か不正解かを見た後、不正解だったものと三角印のついたものに関してのみ、解説を読んだり辞書をひいたりして解き直し、知らなかった単語は例外なく全て単語帳に書き留めましょう。

この単語帳の語彙も日々の語彙暗記に加えます。

 

復習時の注意点

問題を解いた後に見直すことは必須で、解くことと見直しは常にセットです。その上で次に新たな問題に取り組む時に、前回解いた長文問題の長文を、読み物として楽しみながら軽く復習します。多読感覚で読み流すか、ある程度のスピード感を持ってカッコよく音読してみるといいでしょう。

その時長文は、読みながら同時通訳的に日本語へと訳し、読み進めましょう。この復習は大切なので、新たに問題を解く前に必ず行います。

 

速さの追求

試験問題によりますが、最近の長文読解問題は長い文章を素早く読む力を求められることが多いため、スピード感は常に意識しておく必要があります。そのため、英単語を暗記する時にも、「考え込まずに答えられる」レベルで瞬間的にわかるくらいに仕上げておく必要があります。

また初見の長文をいきなり素早く読むのは難しいので、前回解いた文章の斜め読み、素早い音読などで常に速さを意識しておきましょう。

 

解く頻度、復習の頻度

問題集を解く頻度は多ければ多いほどいいので、週末に十問ではなく、一日一問にしましょう。単語を覚えるのも基本的には毎日ですから、毎日英語に触れることで英語力を安定させます。

復習と演習はセットなので、できれば毎日、「単語、復習、新しい長文問題一問」という形で進めます。

最後まで問題集を使い終わったら二週目は「単語、復習、新しい長文問題三問」という形で同じ問題集を繰り返します。この時物足りなさを感じたら新しいものを購入しても構いません。

ただ、楽しむことも英語のモチベーション保持には必要なので、二周目はちょっとリラックスしながらさっと済ませてしまうのもいいでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

長文読解問題を解く時の心構えと、本番に備えた勉強法をご紹介しました。コツコツと地道な積み重ねが必要ですが、実は長文読解問題をうまくこなせるようになるのは、英会話上達よりも簡単です。

結果は意外と早く見えてきますから、少なくとも一カ月間、できれば二か月間、「毎日長文一問ずつ」を続けてみてください。

 

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