【保存版】フィリピン・セブ島で滞在するなら事前に知っておきたい病気事情と対策まとめ

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セブ島に来るなら知っておきたい病気事情

留学や旅行でセブ島に来る日本人は年々増えていますが、せっかく海外で時間を過ごすなら安全に楽しい時間を過ごしたいですよね。

治安についてはこちらの記事でご紹介しましたが、その他楽しむために重要なのは健康。

「ただの体調不良だから」と油断していると、大変な事態になりかねません。万が一体調が悪くなった時にも問題なく対処できるよう、渡航前に可能性と対策を知っておくと良いでしょう。

フィリピン・セブ島の衛生環境

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フィリピンは多数の島から成り立っている国のため、地域によって衛生環境や流行りやすい病気が多少異なります。

マニラやセブのような都市部では、ジプニー(庶民の足代わりに使われるバスのようなもの)や車から排出される排気ガスの問題が深刻で、呼吸器に影響を与えることがあります。

雨季には各地で水害が発生して衛生環境が悪化し、食中毒トラブルが増えたり感染症の危険が拡大したりすることも。

セブの中でも滞在する場所によって大きく違いはありますが、ローカル度が高い場所であればあるほど、衛生トラブルの可能性を意識しておきましょう。

 

食中毒

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◆危険度・よくある度

    • よくある度★★★
    • 危険度★
    • 入院の可能性★★★

 

◆発症の原因

フィリピン・セブ島に限らず、フィリピンの病気トラブルで最も多いのが食中毒。フィリピン料理は油っこいですが、安くて美味しいので、ついつい食べてしまいます。

英語では「Food poisoning(フードポイズニング)」と呼ばれる食中毒。

レストランの水(無料で出されるサービスウォーター)や生野菜・フルーツなどが最近やウィルスに汚染されていたことが原因で発症するケースが多いですが、マッサージ屋さんで出されるお茶、ローカルの屋台で売られている食べ物なども原因に成り得ます。

 

◆主な症状

主な症状は、吐き気・嘔吐・下痢・発熱。きちんと対処をしないと脱水症状になる可能性も。

フィリピンの病院では軽めの症状でも入院を勧められることがよくあるのですが、日本人で入院を経験する人のほとんどは食中毒。大変と言えば大変ですが、裏を返せば入院を勧められてもあまり深刻に考えすぎる必要はありません。

症状が現れるまでの時間は菌やウィルスによって異なり、30分程度で症状が現れることもあれば数日後にいきなり激しい嘔吐や下痢に襲われることもあります。

 

◆対策のコツ

シンプルな対策としては、怪しいものを食べないこと。とはいえ、留学・旅行中せっかくならローカルの食べ物を試してみたいという人も多いと思うので、特に下記を徹底しましょう。

  • 水はボトル(数十円で買えます)・もしくはウォーターサーバーの水を飲む
    (サービスウォーターを飲まない)
  • ローカルレストランやストリートフードは基本食べない
  • 料理は生ものを極力避け、火がしっかり通っているものを食べる
  • 食べ物を常温で長時間放置しない
  • 万が一変な味がしたらすぐに吐き出す
  • 手を洗って拭く際には、ペーパーなど清潔なものを使う

万が一食中毒に近い症状が出た場合には、迷わず病院に行きましょう。

病院に行くまでの間は、辛くても脱水症状にならないように水分補給を続けるようにしましょう。その後病院で点滴を受け、数日以内に回復するケースがほとんどです。

※上述の通り、フィリピンでは比較的軽い症状でも入院をすることがよくあるので、あまり深刻に受け取る必要はありません。ただ、万が一入院になった場合にも焦らずに済むよう、必ず保険に入っておくことをお勧めします。

 

 

 

風邪・インフルエンザ

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◆危険度・よくある度

    • よくある度★★★
    • 危険度★
    • 入院の可能性★

 

◆発症の原因

フィリピンに来て風邪を引いてしまう人は珍しくありません。

フィリピンのカフェや建物内は冷房が効きすぎている場所が多いため、その寒暖差に付いていけず体調を崩してしまうことがよくあります。また、フィリピンに来てから偏った食生活を送り、栄養面のバランスが崩れて体調を崩す人もいます。

 

◆主な症状

症状に関しては日本と同様ですが、中でも発熱や下痢、喉の痛みを伴う風邪が多く発生します。排気ガスによる大気汚染が深刻なので、喉の不調から始まって体調不良を訴える人もいます。

 

◆対策のコツ

日本と同じく、基本的な体調管理を怠らないようにしましょう。

  • こまめに手洗い、うがいをする
  • アルコール消毒を行う(フィリピンのドラッグストアなどで小さなサイズの消毒用アルコールが安価で売られています)
  • 大気汚染が激しいところなど、空気が悪い場所はマスクを着用する
  • 長袖のパーカーや薄めのジャケットを常備する(重要)
  • 栄養バランスの取れた食生活を心がける(野菜を意識してしっかり取る)

 

 

デング熱

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◆危険度・よくある度

    • よくある度★★
    • 危険度★★
    • 入院の可能性★★★

 

◆発症の原因

デング熱は、「デングウィルス」に感染した蚊を介して伝染する病気です。英語では「Dengue Fever(デンゲ・フィーバー)」と呼ばれ、可能性は低くとも決して珍しくはない病気です。

デングウィルスに感染した蚊は特に衛生環境が悪い場所や、川や泥水などの水回りに出現することが多いと言われています。

 

◆主な症状

4〜7日の潜伏期間後、急な高熱(40度以上になることも)、頭痛、関節痛、発疹などの症状に見舞われます。1週間ほどで解熱することがほとんどで、現地の人の中でもデング熱にかかったことがある人は非常に多く、適切な処置をしている限り回復する病気なので、怖がりすぎる必要はありません。

ただ、デングウィルスは血小板(血管の傷をふさいで出血を止める)を減少させてしまうため、出血すると血が止まりにくくなるという恐ろしさがあります。そのため、症状が回復するまでは出血の恐れがある行動(髭剃りなど)は制限させられます。

 

◆対策のコツ

フィリピンで蚊に刺されたからと言ってそのままデング熱になる訳ではありません。

心配な方は、セブ島の中ではスラムエリアが多い場所や、コロンストリートなど衛生環境が不安な場所に出向く時には、蚊に刺されないための対策をしておくと良いでしょう。

  • 長袖・長ズボンを着用する
  • サンダルではなくスニーカーを履く
  • 虫よけスプレーを使う

 

 

狂犬病

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◆危険度・よくある度

    • よくある度★
    • 危険度★★★
    • 入院の可能性★(早期発見の場合)

 

◆発症の原因

英語では「Rabies(レイビース)」と呼ばれます。

狂犬病ウィルスに感染した犬、猫、ネズミ、コウモリなどの野生動物から感染する病気。主に噛まれることから感染しますが、舐められることから感染する可能性もあります。

日本では狂犬病の心配はまずありませんが、フィリピン含め多くの国では撲滅まで至っていません。

狂犬病を発症している犬は明らかに表情や挙動がおかしく、また日常生活を送っていて遭遇する可能性はかなり低いかと思います。ただし見た目普通の犬が実は感染していて、発症前だという可能性も否定はできません。

※ちなみに筆者は、フィリピンではなくインドで、狂犬病に感染していると思わしき犬に遭遇したことがあります。眼はまるで酔っているかのような虚ろな目つき、口からは涎を垂らし、寝そべったままのたうち回っていました。非常に分かりやすく恐ろしかったので、直ちにその場を離れたのを覚えています。

 

◆主な症状

潜伏期間は1〜2カ月程度と言われていますが、この間に確実に治療を始めなければなりません。万が一発症してしまうと100%死に至る恐ろしい病気です。

症状としては、初期症状として発熱・悪寒などから始まり、急性期には水や空気に触れるだけで痙攣症状が出始めます。最終的には全身痙攣が発生し、呼吸障害などの症状が出た上で死亡します。

 

◆対策のコツ

どうしても不安という方には、予防接種をお勧めしますが、現状フィリピンに滞在するほとんどの留学生や旅行者の方は受けていないと思います。そのくらい、普段は心配する必要がないものです。

最も確実な方法は、現地で動物に触らないこと。

誰かの飼い犬であったとしても、ワクチンなどの接種が全て行われていることによっぽど確信がない限り触らない方が無難でしょう。

よく誤解されがちなのですが、狂犬病は発症前であれば治療可能です。

万が一動物に噛まれたという場合には、できるだけ早く、必ず病院に行って狂犬病ワクチンの接種を受けましょう。

狂犬病については、厚生労働省のこちらのページも参考になります。

 

 

その他

上記が特にフィリピン滞在中に意識しておいた方が良い病気です。その他、フィリピン全土では下記のような病気も挙げられますが、あまり発症したという話は聞きません。

  • はしか(Measles: ミースルズ)
    • 突然の頭痛が数日続いた後、全身に発疹ができる
    • “German Measles”と呼ばれる風疹の症状が出ることも
      ※NexSeedスタッフがセブ島で過去にかかっているので念のため記載
  • マラリア(Malaria)
    • 蚊から伝染する病気
    • 初期症状は風邪と似ているが、症状が進行すると貧血・黄疸などが発生することも
    • 悪性の場合命に関わる
    • ただし、フィリピンでは南部のミンダナオ地域に生息する蚊なので、セブ島やマニラで滞在する場合には特に心配する必要はない

 

 

「たかが体調不良」と思わずに、必ず病院へ

1.fukutsu

海外旅行や留学をして病気になったら、必ず病院に行くことをお勧めします。

「あれ、風邪かな」と思い込んで体調不良を放置し、取り返しのつかない事態になってしまった後に後悔するのでは遅いのです。

「保険がないから」「どうせ風邪だから」と理由を付けて適切な処置をせず、フィリピンに限らず、海外で重病にかかっているのを放置し、最悪の場合命を落としている日本人の方も、残念ながら存在します。

繰り返しになりますが、日本ほど安全で衛生環境が整った国はなかなかありません。日本の綺麗さに慣れている日本人が海外に行って、病気にかかることは非常によくあります。

「このくらいは大丈夫」などと自分で勝手に診断をせずに、必ず病院の診療を受けましょう。病院のお金なんて、安心代と思えば安いものですし、保険に入っていればお金の面の心配もありません。

以上、フィリピンで可能性のある病気事情についてまとめました。

もしかすると「怖いな」と思ってしまった方もいるかもしれませんが、予め病気の可能性を知って、きちんと対策をしていれば大事にはならないことばかりです。

せっかくのフィリピン滞在、安全・健康に過ごしてくださいね!

 

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