日本の暑中見舞いや年賀状のように、アメリカやヨーロッパでは、季節のあいさつ状として、「クリスマスカード」を送る習慣があります。
日本でも、海外にいる友人や、喪中の人に年賀状代わりにクリスマスカードを送るという方もいるのではないでしょうか。
その際、手書きはもちろんのことですが、最近はE-mailでクリスマスカードを送る人も多いと思のではないかと思います。
今回は、クリスマスカードを送る際に、メッセージとしてふさわしい英語のフレーズをご紹介します。
クリスマスカードを送るときのマナー
日本で年賀状を送る際、1月1日に到着するようにする、喪中の人には出さない、といったようなマナーがあります。
同じように、クリスマスカードを送るときにも、さまざまな決まりがあるので、併せて覚えておきましょう。
クリスマスカードはハガキと封書のどちらで送るのか
年賀状はハガキで出しますが、クリスマスカードは封書で送る人が多いようです。封書ではなく、ハガキを使うのもマナー違反ではないので、どちらで送っても大丈夫です。
ただ、コスト面を考えると、カードの価格や送料が、ハガキの方が安くすむ場合がありますので、送る相手の国や数によって、お財布と相談しながら、どちらを利用するかを決めるとよいでしょう。
クリスマスカードを送るタイミング
年賀状は元旦に届くように送るのがマナーとされていますが、クリスマスカードを送る場合、クリスマス当日ではなく、それよりも前に届くようにします。
アメリカを例にとると、早い人で、11月の第4木曜日に行われる“サンクスギビング【Thanksgiving】”と呼ばれる感謝祭後から出し始める習慣があるようです。
配達日数を考慮して、遅くとも12月上旬までにはクリスマスカードを送るようにするとよいでしょう。
クリスマスカードを送る相手に気をつける
クリスマスは、もともとイエス・キリストの生誕を祝うお祭りです。宗教的な意味合いを持つ行事であるため、キリスト教徒ではない人にクリスマスカードを送る際には、注意する必要があります。
キリスト教以外の宗派の人に送る場合は、クリスマスカードではなく、季節のグリーティングカードにすると無難です。クリスマスツリー、サンタクロース、十字架など、クリスマスを連想させるようなデザインのカードは避けるようにしましょう。
また、メッセージの文面に“Merry Christmas!”を使用するのはNGです。代わりに、“Season’s Greetings”、“Happy Holidays!”といったようなフレーズを使うようにしましょう。
クリスマスカードに使われる英語フレーズ
クリスマスカードを送るときのマナーを理解したところで、メッセージにふさわしい英語フレーズをご紹介します。
Merry Christmas!
「クリスマスおめでとう!」
クリスマスカードの定番の英語フレーズです。
“Wishing you a very Merry Christmas.(すてきなクリスマスになることをお祈りします)”
といったように、文中で使用することもあります。
キリスト教以外の宗派の人に対しては、使用しないようにしましょう。
A Happy New Year!
「新年おめでとう!」
日本語の「あけましておめでとう」に該当する英語のフレーズです。
海外では年賀状を送る習慣がないため、クリスマスカードで“Merry Christmas!”と一緒に、新年のあいさつをすませるのが一般的です。具体的には、
“Wish you a Merry Christmas and a Happy New Year.(すてきなクリスマスと新年をお過ごしください)”
といったようなフレーズを使うことが多くなっています。
Happy Holidays!
「よい休暇を!」
“Merry Christmas!”と同じような意味で使われるフレーズです。
“Season’s Greetings.”、“Best Wishes.”などもよく使われます。
“Merry Christmas!”というフレーズを使うことができない、キリスト教以外の宗派の人などにクリスマスカードを送る場合は、こういったフレーズを使うようにしましょう。
May your holidays be happy.
「楽しい休暇を過ごせますように。」
“Merry Christmas!”というフレーズを使うことができない、キリスト教以外の宗派の人などにクリスマスカードを送る場合に使用できる英語フレーズです。“Merry Christmas!”と一緒に使用しても問題ありません。
May God bless you on this holiday season.
「この休暇中、神のご加護がありますように。」
“God bless you.”は、「神のご加護がありますように」という意味で、日常的にもよく使われるフレーズです。
May all your Christmas wishes come true!
「クリスマスの願いがかないますように。」
“wishes come true”は「願いがかなう」という意味のフレーズですが、クリスマスカードのメッセージとして添えるときには、“Christmas wishes”としましょう。
May a new year bring you happiness!
「新年が幸せな年になりますように」
“A Happy New Year!”と同じように使用できる英語のフレーズです。“Merry Christmas!”などと併せて使ってもよいでしょう。
まとめ
“Merry Christmas!”は、クリスマスカードのメッセージに添える定番のフレーズですが、たまには違う表現を使って「クリスマスおめでとう!」とあいさつしてみるのもよいのではないでしょうか。
上記で紹介したフレーズの英単語の組み合わせを変えれば、似たような意味で、違った表現をすることもできます。(たとえば、“wish”を“hope”に変える、“happy”を“joyful”に変えるなど)
クリスマスカードを送る相手がよい休暇を過ごせるようにという祈りを込めて、すてきなメッセージを送りましょう。
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投稿者プロフィール
- ライター。10代の頃から英語学習に興味を持ち、アメリカで1年間の留学を経験。『モノづくり』が好き。
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