持病について英語で説明しよう【絶対言えるようにならないといけない英語表現】

「一病息災」と言われる今、何らかの持病とうまくお付き合いしながら日々の生活を送っている方はたくさんいらっしゃいますよね。

海外に旅行する際や留学する際、自分の持病について英語で説明しなければならない場面もあるかもしれません。

そこで今回は、持病について伝えるときの英語フレーズについてご紹介してみたいと思います。

 

①「持病があります」の英語表現は難しい!

「持病」を英単語にすると、”chronic disease(慢性的な病気)”というのが適切でしょう。

しかし、この表現は日常的に使われるものではないため、特に英語圏外に住んでいる人に対しては通じない可能性が高いです。

そこで、持病について話す時のフレーズとしてよく使われるものは以下の2つです。

“I have~.”(私は〇〇持ちです。)

“I’m suffering from~.”(私は〇〇で悩んでいます。)

“chronic disease”を覚えるよりも単純なので、すぐに使えそうですね!

 

②よくある持病!どう説明するの?

・喘息 “asthmatic”

成長に伴って治ってしまう場合もありますが、成人の方でも喘息に悩む方は多くいらっしゃいますよね。

吸入器の携帯など、日ごろから気を付けておくべきことも多い病気ですので、海外でもきちんと伝えられるようになっておくと安心です。

さて、そんな喘息にまつわるエピソードが海外ドラマ「Sex and the City」に登場していましたのでご説明いたしましょう。

友人夫婦と家族ぐるみでの食事中に、子供が喘息の発作を起こしてしまうシーンです。

子供:(発作を起こす)

母:Do you need your inhaler?(吸入器がいる?)
父:He’s asthmatic, not gonna be much in the sports department.(この子は喘息なんです。スポーツ方面での活躍は見込めないな。)
母:Not all little boys have to play sports.(小さい男の子がみんなスポーツをしなければならないってこともないでしょう。)

→吸入器は”inhaler”と表現します。”inhale”は「吸いこむ」という意味があるため、まさにぴったりの表現ですね。「喘息持ち」と言いたい時は”have”を使わず”be動詞+asthmatic”でOKです。

 

・高コレステロール “high cholesterol”

持病と言うと違うかもしれませんが、コレステロール値を下げるお薬を使っていらっしゃる方は多いですよね。

海外で病院にかかることがあれば説明しなければならないこともあるかもしれませんので覚えておきましょう。

さて、コレステロールについてのお話は海外ドラマ「フレンズ」にも登場していました。

まだ赤ちゃんである孫が、18歳の誕生日を迎えた時に見せるというビデオレターの撮影をすることになった祖父母。張り切って話し始めた2人ですが、途中から徐々に話がおかしな方向へ行ってしまいます笑

祖母: Hello Emma. Happy eighteenth birthday. (エマちゃん。18歳の誕生日おめでとう。)
ジャック: Right now that seems so far away, seventeen years. (遠い未来の話だよな。17年も先だ。)
ジュディ: Yes, you’ll be all grown up by then. We’ll be… Well your grandfather and I might not be here. (そうね、もうあなたは大人になってるはず。おばあちゃんたちは…おばあちゃんたちはもういないかもしれないわ。)
ジャック: That’s true! This message could becoming to you from beyond the grave, Emma! (確かに!このメッセージは墓から届くことになっちまうかもしれないぞ。)
ジュディ: After all, my parents died very young. (結局、私の両親も早くに亡くなったし。)

ジャック: And my cholesterol’s off the charts! (おじいちゃんのコレステロールはうなぎ上りさ!)
ジュディ: Remember, Emma, heart disease kills women too! (覚えておきなさいエマ、心臓病ってのは女性にとってもこわーい病気なのよ!)
息子(赤ちゃんの父親): Ok, cut! Great. That was… that was just… yeah! (OK、カットだ!今のはその・・・とにかく終わりだ!)

→「コレステロール」はそのまま”cholesterol”なので覚えやすいですね!”off the charts”というのは、「グラフからはみだすほどの数値=異常値、ぶっちぎり」といった意味合いになります。また、「心臓病」を表す”heart desease”も登場していましたので、この機会に覚えておきましょう。

 

・更年期障害 “menopause”

子育ても落ち着いて、いざ海外旅行にでも・・・と思っている矢先に訪れるのが更年期障害ですよね。

人によって症状はさまざまですが、なんらかの辛い症状に悩まされる方はとても多いようです。

こちらも、海外ドラマ「Sex and the City」の女子会シーンに登場していましたので、ご紹介してみたいと思います。40代女性向け雑誌を眺めながらの一幕です。

シャーロット:Listen: “Sometime in ten years before menopause you may experience symptoms including:
“all month long PMS, fluid retention, insomnia, depression, hot flushes or irregular periods.”(ねえ聞いて!「閉経の10年前から症状がでる場合もある。長期間にわたるPMS,むくみ、不眠、うつ、ホットフラッシュ、月経不順など。」ですって!)
キャリー:On the plus side people try to give up their seats for you on the bus.(バスで優先席に座る権利あるわよね。)

→たくさんの症状を表す英単語が登場していましたね!更年期について説明する場面以外でも使えますので、合わせてチェックしておきましょう。

 

我慢は禁物!持病は早めに申告しよう

英語で病気について話すとなると、ハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、向こうで滞在もしくは生活するにあたって避けては通れません。

自分の持病について事前に英語表現を学んでおいて、上手に伝えられるようになっておきましょう!

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。