日本文化を英語で話そう♪「こいのぼり」「こどもの日」の関連フレーズまとめ

こんにちは!英会話コラムライターのMidoriです。

5月5日の端午の節句に合わせて、男の子のいるお宅で飾る「こいのぼり」。強くたくましく育つようにと願いを込めて行う、日本の素敵な習わしですよね。

欧米人の方々も、空にたなびく美しいこいのぼりを見て「あれは何?」と興味津々です。

そこで今回は、「こいのぼり」について英語で説明するときに使えるフレーズについてご紹介してみたいと思います。

 

①「こいのぼり」について英語で説明してみよう

〇まずは単語の確認から!

・こいのぼり

“carp streamer” もしくは ”koinobori”

“carp”が「鯉」、”streamer”が「吹き流し」を意味しています。

ちなみに、”carp”の複数形は単数形と変わらず”carp”になります。英語には、群れで数えにくい動物には複数形を使わないというルールがあり、有名なものだと羊(sheep)も、何匹いようが”sheep”と呼びます。

日本の文化として、”kimono”や”samurai”のように”koinobori”という名称で知っている欧米人の方もいらっしゃるので、通じる場合は”koinobori”でも問題ないでしょう。

 

・端午の節句

“Boy’s festival” もしくは ”Children’s Day”

「男の子のお祭り」に「こどもの日」なので、こちらはとても分かりやすいですね。

 

〇「こいのぼり」の英語フレーズ集

・We hang up the carp streamers called “Koinobori” on Children’s day.(私たちはこどもの日に、「こいのぼり」と呼ばれる鯉の形をした吹き流しを飾ります。)

⇒「こいのぼり」は欧米人から見ると旗によく似ている為、”hang up(あげる)”という表現を使うとイメージが湧きやすいです。

はじめに”Koinobori”というワードを教えてしまえば、そのあとの説明が少し楽になりますね。

・Parents display “Koinobori” hoping that their children will grow up healthy and strong.(親は彼らの子供たちが強く健やかに成長するようにと祈りを込めてこいのぼりをかざります。)

⇒”healthy”と”strong”は、こどもの日やこいのぼりを説明する上でのキーワードになりますね。

・The origin of “Koinobori” is a historical event in ancient China. It’s said that a carp was the only one which won a race among other fishes, and became a dragon. That’s why a carp was chosen to be a symbol of Boy’s festival.(こいのぼりの起源は古代中国の故事にあります。魚たちが泳ぎの競争をしたとき、鯉だけが勝利し龍になったと言われているのです。そこで、鯉が端午の節句のシンボルに選ばれました。)

⇒「なぜ鯉なの?」と聞かれた時に説明するフレーズです。言い伝えについて話す時は”It’s said~”で簡単に表現することが出来ますので覚えておきましょう。

・”Koinobori” is a symbol of a family. A big carp is a father, next mom, and children are below.(こいのぼりは家族のシンボルです。大きい鯉がお父さん、次にお母さん、下にあるのがこどもたちなんですよ。)

⇒”A, B, and C.”の表現を上手に使って説明しましょう。

 

②「こどもの日」について英語で説明してみよう!

それでは続いて、こいのぼりの話をするには欠かせない!「こどもの日」について英語で説明してみましょう。

〇まずは単語から!

・飾り兜

“ornamental helmet” もしくは ”kazari-kabuto”

「装飾用の兜」ということで「飾り兜」を表します。分かりにくいので、実物があれば見てもらって”kazari-kabuto”と教えてあげた方が誤解が少ないかもしれません。

 

・ちまき

“chimaki”

欧米に似た食べ物がないため、これはそのまま表現するしかありません。できれば食べてもらってどんなものか教えてあげましょう。

 

・柏餅

“kashiwa-mochi”

“mochi(餅)”という単語にはなじみがある欧米人も多いので、そのままローマ字表記でも問題ないでしょう。一番良いのはやはり実物を見てもらうことですね。

 

〇「こどもの日」の英語フレーズ集

・Japanese celebrate May 5 as “Children’s day”, which is one of the national holidays. The another name of “Children’s day” is “Boy’s festival”.

(日本人は、5月5日を国民の祝日の一つ”こどもの日”として祝います。このこどもの日は別名”端午の節句”とも呼ばれています。)
⇒まずは「5月5日はこどもの日」ということを説明しましょう。「端午の節句」もここで説明してしまえば、「男の子のための日なんだな」と分かってもらえるので良いですね。

・We hang up the carp streamers called “Koinobori”, display ornamental helmets called “kazari-kabuto” and eat traditional foods such as “chimaki” and “kashiwa-mochi” on that day.(その日は「こいのぼり」と呼ばれる鯉の形の吹き流しをあげ、「飾り兜」と呼ばれる装飾用の兜を飾り、「ちまき」や「柏餅」といった伝統的な日本の食べ物を食べます。)

⇒こどもの日のポイントといえば、こいのぼり・飾り兜・伝統食の3つですよね。この1文で大まかな説明ができるので、個別に質問された場合は先ほどご説明した「こいのぼり」の例のように具体的な内容を紹介しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?「こいのぼり」を英語で説明するフレーズについてご紹介してまいりました。

日本の素敵な伝統文化を理解していただくため、今回ご紹介したことも参考にしながら自分なりの説明方法を考えてみてくださいね!

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。