英語の「参った」を使い分けるポイントとフレーズ17選

「突然の大雨で参った。」「君は強いね、完全に参ったよ。」というとき、英語でどのように表現するか知っていますか?

最初の文章で使われている「参った」は“困った”という意味ですが、次の文章では“負けた”ことを表しています。日本語ではどちらも「参った」という表現をしますが、英語でいうときには、フレーズを使い分ける必要があるので注意しましょう。

今回は、シチュエーション別に「参った」を表す英語を使い分ける方法と、よく使われるフレーズを紹介します。

 

“困る”、“困惑”するという意味で使う「参った」の英語フレーズ

どうしたらよいかわからない、自分ではどうしようもなくて困った、といったようなシチュエーションで「参った」というときに使う英語のフレーズは、次の通りです。

I didn’t know what to do when I met him. (彼に会ったとき、参ってしまいました。/どうしたらよいかわからず困ってしまいました。)

I am really confused. (本当に参っています/困っています。)

I’m stuck on this problem. (この問題に参っています。/行き詰って困っています。)

I was at a loss when I got there. (そこへ行ったとき、どうしてよいかわからず、参ってしまいました。)

I’m up the creek, because I can’t say anything. (何も言えなくて参っています。/困っています。)

I’m in over my head about this problem. (この問題には参っています。/お手上げで困っています。)

I can’t stand the cold of winter. (冬の寒さに参っています。/耐えられません。)

 

“負けた”、“終わりだ”、“やられた”という意味で使う「参った」の英語フレーズ

負ける、降参する、もう終わりだ、などといったようなシチュエーションで「参った」と表現することがあります。以下は、こういったニュアンスを伝える場合の英語フレーズです。

You’re too good. You got me. (あなたは上手すぎます。参りました。/降参します。)

I give up. (参りました。/あきらめます。/降参します。)

I’m done for. I don’t have any chances. (もうおしまいです。チャンスはありません。)

Nothing can be done. (参りました。/できることはもう何もありません。)

That beats me. (それには参りました。/降参です。)

I throw up my hands. (参りました。/お手上げです。/降参します。)

Touche. (【読み方:トゥシェイ】参りました。/一本取られました。/やられました。)

 

“感心する”、“驚く”という意味で使う「参った」の英語フレーズ

感心した、驚いた、うまくやられた、などというニュアンスでも「参った」ということがあります。こういったシチュエーションでは、英語で次のようにいいます。

What a surprise! You really got me. (驚きました!本当に参りました。/うまくやられました。)

Oh my goodness! (参りました!/してやられました!/これは驚きですね!)

Gee, I’m so impressed with that. (それは参りますね。/それは驚きですね。)

 

まとめ

「参った」を表す英語フレーズには、様々な種類があることがわかりましたね。日本語では「参った」という一言で表せる場合でも、英語ではシチュエーションによって使い分ける必要があります。

英語で「参った」というときに、どのフレーズを使ってよいか迷った場合は、まず、別の言葉に言い換えられないか、考えてみましょう。“困った”と言い換えられるならば、それに当てはまる英語フレーズを使えばよいのです。

「参った」というときのシチュエーションによって、英語フレーズをうまく使い分けられれば、とてもCOOLですよ!

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