親子留学から、セブ移住。気をつけたこと、良かったことを経験からお話します。

海外での子育てで注意すべき点

子どもは怪我や病気等、大人よりかかりやすいです。火傷時の軟膏、消毒液、抗生物質等日本で使い慣れたお薬がありましたら持参した方がいいと思いました。未病を心がけ、食事や早寝早起きの生活リズムを大切にしました。

治安

信号、横断歩道が少ないので、大きな道路を渡るときは用心しなければなりません。ジプニーの中や外を歩くときは、スマホ等電子機器は出しませんでした。また、野良犬が歩いていたり、ゴミが道路脇に落ちていたりします。野良犬に対しては、刺激せず、過ごせば大丈夫でした。声をかけられたら、元気に挨拶を返すよう心がけました。

医療

下の娘が2度、病院にお世話になりました。高熱が続き、発疹がおさまらなかったからです。幼稚園に紹介してもらった病院に行きました。

お医者さんから、原因は、ダストだと言われました。

しかし、処方してもらった薬で治りました。上の娘と比較して下の娘の方が、皮膚等デリケートなので、個人の体質によるものだったのかもしれません。

 

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普段は、全て自炊をしていました。日本から持参した乾物が、大活躍。

セブでも手には入りますが、塩や醤油、だしも持参しました。

野菜を重ね煮してストックし、炊き込みご飯、カレーやトマトソース等を作りました。

先生方に分けてもらうフィリピン料理も大変美味しく、帰国時には体重が増えてしまいました。お野菜は、週末朝6時に、マーケットに行って購入しました。オクラや玉ねぎ、ジャガイモと基本的な野菜は手に入ります。スーパーマーケットも品数が充実しており、自炊には困らないと思います。

 

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私たちは、アパート内で部屋を一回引っ越しました。どちらもワンベッドルームに変わりはなかったですが、入居時は少し広めの部屋でした。そして、保育園を利用するタイミングで、狭い部屋に移動しました。

というのも、家にほとんどいないので、掃除を最小限にするためです。どちらの部屋にもエアコンが付いていましたが、私達はほとんど利用せず、扇風機のみの生活をしていました。

これはフィリピンらしいところなのですが、蚊やアリが家の中に侵入します。食べ残しは、速やかに片付けなければならないので、ゴミをこまめに出し、掃除をする習慣がつきました。

洗濯は外注する人もいますが、私はシャワー時に全て自分で行いました。布オムツや子どもの洋服等、量はたくさんありましたが、購入したバケツ1つでまかなえました。気候が良いので、洗濯物がすぐ乾きます。上の娘にも手伝ってもらい、掃除同様良い習慣が身につきました。

 

海外生活で、日本から持って行って正解だったもの

いくつかあるのでご紹介します。

アース製薬【おすだけノーマット】スプレータイプ120日分25ml〔蚊取り用品〕

蚊帳

 快眠に虫除けグッズは必須です。フィリピン製の蚊帳も試しましたが、日本製の蚊帳の方が使い勝手が良かったです。

巻きす、焼き海苔、寿司酢

幼稚園、保育園、友人(スイス人)宅で巻き寿司を実演。依頼されることが多く、焼き海苔、寿司酢は重宝しました。現地でも入手可能ですが、高額だったり慣れていない味だったりします。焼き海苔はお土産としても喜ばれました。

乾物(切り干し大根、昆布、いりこ、干しエビ等)

梅干し

昆布、いりこ等は子どものおやつにも使用。梅干しは日本食の話のタネにもなります。

乾パン

 幼稚園の子ども達に差し入れしたところ、大好評でした。今まで私に無愛想だった男子が、乾パンをきっかけに積極的に話しかけてくれるようになりました。

手ぬぐい

 タオルよりかさばらず、自在にカットできます。雑巾や布巾、体を拭く等万能です。

 

セブ島で印象に残っている出来事

印象に残っている出来事は、いくつかあります。

まず、下の娘の高熱や発疹が治らなかった時に、たくさんの人に助けて頂いたことです。

上の娘と同じ幼稚園児のお母様やお父様が病院まで送迎してくれたり、お祖母様、叔母様や保育園の保母さんが病室まで同行してくれたりしました。土地勘も英語力もないので、とても有り難かったです。

次に、保育園で日本食の調理実習をしたことです。私が、メニュー作成、材料調達から準備を全て進め、保育園スタッフと一緒に調理し、試食をしました。

私にとって、英語を使う良い機会になりフィリピン人との味覚の差を実感できる異文化交流の場となりました。ちなみにメニューは、巻き寿司、豚汁、玉子焼き、餡団子でした。

また、文化の違いを感じた誕生日の過ごし方です。フィリピンでは、核家族よりも、拡大家族と共同生活が多いようです。

誕生日は豪華なホームパーティを開きます。私達も参加しましたが、たくさんのゲストがプレゼントを持参し、ホストも大きなケーキやたくさんのお料理、お土産を用意し、パーティを楽しみます。

プレゼントとして、フィリピン人の友人が大好きな味海苔やふりかけを用意していた私は、盛大なプレゼントを前に、萎縮してなかなか渡せなかったのを覚えています。

 

海外生活を終えて

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セブ島での4ヶ月間の生活は、本当に実行して良かったです。

上の娘も積極的に英語を使うようになりました。なぜ、英語を話さなければいけないのか、英語でなければコミュニケーションをとれないんだと彼女なりに理解したようで、日本語で会話していても

「イングリッシュでは何て言うの?」

と質問します。

ただ、帰国後、たくさんの大人から、

「英語で何か話して!」

と頼まれても、日本語が通じる相手なのでほとんど話しません。

それは、彼女の中で、英語はコミュニケーションツールであり、日本語を習得することと同じ感覚だからでしょう。

私にとっての英語は、勉強するものなので、早期に、日本ではなく、英語を使う環境の中で生活したことは、成果があったと思います。

改善点は、家族が離れないようにすることです。家族が離れて生活するのはとても寂しいものでした。

日本で自然に英語を話す環境を作るか、セブ島でも生計が立てられるシステムを作るか、日々、真剣に考えています。

 

 

まとめ

セブ島は、時差も1時間、飛行時間も短いので子どもを連れての留学先としては最適だと思います。

長期留学が難しい方でも、お子様の夏休み中を利用して、数週間滞在するだけでも効果は感じられると思います。日本の学校で学ぶ英語も大切ですが、同年代の子どもから学ぶ英語はとても新鮮です。

英会話スクール等は通う本人しか英語に触れられませんが、セブ島留学では本人だけでなく、参加者全員が英語に触れられる、という点も魅力です。というのも、私は、最初は、保護者としてセブ島に娘達を引率する位のモチベーションでした。

しかし、実際に行ってみると、日本人以外の人々とのコミュニケーションがとても楽しく、今では家族の誰よりも積極的に英語に触れています。

また、下の娘も1歳未満で言葉も出てきませんでしたが、毎日お手伝いさんや保母さんに抱っこしていただき、彼女が一番英語やセブアノ語のシャワーを浴びているのではないかと思います。

彼女は今2歳になり、英語も日本語も理解しているようです。

どうか、お子様の個性に合わせて、語学学校や地元の幼稚園、インターナショナルスクール等検討されてください。

 

私も、次回はインターナショナルスクールを見学、体験したいと考えています。言語環境が変わり、不安を感じるお子様も多いでしょう。可能であれば、保護者の方も一緒に過ごして英語に触れられる環境から始められたらスムーズかもしれません。

私達は、まず、NexSeedで先生方から英語の基礎を教わり、英語で日常生活を送る環境を作りました。

私が、中学校の教師として、日々接している中学生の中には、英語は難しい、使わないから必要ないという生徒もいます。それに対して国語は根拠のない自信を持っている生徒が多いのです。

いつも触れている、身近にある言語かどうかで苦手意識が軽減されると思います。

海外にゆっくり腰を下ろし現地の文化に触れるという体験は、子どもたちにとってかけがえのないものになると思います。

上の娘が日本の幼稚園に入園し、夏休みを利用して、また3人でSt.Michael’sPlayGardenに10日間通いました。

そして現在はというと、マレーシア人男子のホームステイを受け入れており、我が家で英語環境展開中です。まだまだ私達も英語に親しむ環境を模索中ですが、まずは、私が楽しみながら英語を学習し、それを家族で共有したいと思います。

未来にはばたく子ども達に、楽しく英語を習得して将来の可能性を広げてもらいたいと願うばかりです。

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