英語の「受動態」の基本を例文16つで覚えよう【簡単】

主語が誰であるかはっきりしていない場合

・That building was built 100 years ago. (そのビルは100年前に建てられた)

“そのビル”を建てた人物が誰かわからない場合、“そのビル”を主語にして「受動態」で英語文をつくります。「能動態」にすると“Somebody built that building 100 years ago.(誰かが100年前にそのビルを建てた)”となりますが、この場合は「受動態」の方が自然です。

 

主語が長くなってしまう場合

・That bag was made by my friend who lives next to my house. (そのバッグは私の家の隣に住んでいる友だちによってつくられた)

“My friend who lives next to my house made that bag.(私の家の隣に住んでいる友だちがそのバッグをつくった)”という「能動態」でももちろん意味が通じますが、文頭が長くなってしまいます。英語ではスッキリと短い主語が好まれるため、長くなる場合は「受動態」を使うのが一般的です。

このほかにも、話の聞き手や読み手の興味をひくためなど、効果的に「受動態」を用いることがあります。

 

「受動態」の英語文であっても、「能動態」として訳す場合がある

最後に、「受動態」の形をとり、日本語に訳すときは「能動態」の文体にする、お決まりの英語フレーズをいくつかご紹介します。

be interested in ~(~に興味を持っている)

・I’m interested in English. (私は英語に興味を持っている)

「能動態」にすると、“English interests me.(英語は私に興味を持たせる)”となりますが、“be interested in ~”という「受動態」のフレーズを使い、「能動態」の形で訳すのが一般的です。“by”ではなく、“in”を使うというところにも気をつけましょう。

 

be surprised at ~(~に驚いている)

・I was surprised at the news that I saw this morning. (私は今朝見たニュースに驚いた)

“~に驚いている”と英語で表現するときは、“be surprised at ~”を用います。この場合も、“by”は使わず、代わりに“at”を使います。

 

be excited about ~(~に興奮している)

・I’m excited about that I’m going abroad. (私は海外に行くことに興奮している)

動詞“excite”を用いた「受動態」の英語文では、“by”の代わりに使われるのは“about”です。

 

まとめ

英語の「受動態」は主語が何かによって文の構造が変わる、ということがおわかり頂けたでしょうか。

「受動態」の基本形“主語 + be動詞 + 過去分詞 + by ●●”をおぼえるのはもちろんですが、不規則動詞などの例外もありますので、いろいろな英語の文を見て、慣れることも必要になってきます。

何よりも、“受け身”にならず、“能動的”に学習する姿勢が大切です!

 

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