英語のプレゼンテーションを成功させるコツ

外資系企業で働いている方は特に、避けて通れないのが英語のプレゼンテーションですよね。

通常の会話ですらおぼつかないのに、プレゼンテーションなんて・・・と弱気になっているみなさん、ご安心ください。

日本語のプレゼンテーションと同様、英語の場合も一般的な構成や全体の流れは決まっており、その時のセリフも大体決まっています。相手の話を聞き取りながら常に次の発言を考えなくてはならない英会話とは違い、入念に準備しておけばなにも恐れることはありません。

今回は、そんな「英語プレゼンテーション」をスマートに切り抜けるためのハウツーポイントをお伝えしていきたいと思います。

 

①全体の流れを知る!

まずは、プレゼンテーションで述べるべき大まかな内容とその流れについてご紹介していきましょう。

〇イントロダクション

・出席者に対する挨拶と自己紹介

・プレゼンの目的と概要の説明

・質疑応答についての事前案内

 

〇本論

・発表内容(メインの部分)

 

〇結論

・プレゼンの終わりを知らせる

・結論を述べる

・締めくくりと質疑応答

この流れを見ながら、それぞれのパートで自分が何を述べたいかをまずイメージしましょう。

一番大切なのはもちろんプレゼンの中身の部分ですが、スムーズな進行が内容の説得力を強めることにもなりますので、流れも要チェックです。

 

②イントロダクション

それではさっそくイントロダクション部分を作っていきましょう!プレゼン全体の印象をきめるオープニング部分、しっかり決めたいところです。

・出席者対する挨拶と自己紹介

例)

Thank you all for coming today.

I am Taro Ueda, senior manager, in charge of the ABC project.

I am happy to have this opportunity to speak to you.

(本日はお集まりいただきありがとうございます。私は上田太郎と申しまして、ABCプロジェクトの担当部長をしております。本日はお話させていただく機会を頂き大変うれしく思っています。)

最初に、出席者に対するお礼のご挨拶をします。顔を上げてできるだけ一人ひとりに目を配りながら話すようにすると、好印象ですし自分自身も落ち着きます。

また、プレゼン開始の前に司会者から自分を紹介していただいた場合は、司会者へのお礼も述べられるとスマートです。

例)Thank you for your introduction.

(ご紹介いただきありがとうございます。)

 

・プレゼンの目的と概要の説明

英語の場合は特に、結論を先に伝えるのが通常の流れです。そこで、このプレゼンを通して何を伝えたいのかここで一旦述べてしまいましょう。

例)

Today, I am going to introduce to you our new product.

I am sure that our new products will better serve your business objectives.

(今日は、私共の新製品をご紹介したいと思います。私は、この商品が御社の経営目標達成を大きく助けると確信しております。)

内容はプレゼンによってさまざまですが、”I am going to introduce~”という表現と、”I am sure that~”というのは決まり文句ですので覚えておきましょう。このプレゼンが何の役に立つのか、というのを強調することで聞き手を惹きつけるフレーズです。

また、はじめにざっくりと概要を話すことで、聞き手に全体の流れを理解してもらってから詳細な内容に入っていきましょう。

例)

Let me show you the agenda of this presentation.

This presentation has three parts.

((スライドなどを見せながら)今回の議題はこちらです。プレゼンは3部構成で行います。)

各部の概要を伝えるときには、”First,~(まずはじめに~)””Then, ~(次に~)””Lastly,~(最後に~)”と続けます。

 

・質疑応答についての事前案内

聞き手が話を聞きながら疑問を持った場合、どこで質問してよいのかわからないといつまでもモヤモヤしてしまいます。話に集中してもらうためにも、質疑応答について先に述べておくようにしましょう。

例)

There will be a Q&A session at the end of my presentation.

(私のプレゼンの最後に質疑応答の時間を設けております。)

Please feel free to ask if you have any questions along the way.

(ご質問がありましたら、話の途中でも遠慮なくご発言ください。)

ただし、途中で予期せぬ質問が出てくると対応しきれない場合もありますので、英語が不慣れなうちは前者のフレーズを使って最後まで質問を受けないようにしたほうが賢明でしょう。

投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。