「悲しい」気持ちに伴う絶望感や驚きをもっと表現豊かに相手に伝えたい時、「sad」だけでは限界があります。しみじみとした寂しい悲しさや、怒りに燃えた悲しさなど、「very」で強調するだけでは表しきれない悲しみを同意語やフレーズ総動員で伝えましょう。
また、悲しんでいる人に声をかける時には決まったフレーズを覚えておく方がその場を嫌な雰囲気にすることなく自然にやり過ごすことができます。その場の状況に応じた決まり文句を、自然に口に出てくるよう準備しておきましょう。
悲しい状態を表す4つの言葉
比較的幅広い意味を持ちどのような状況にも使いまわしのきく表現は、ニュアンスは伝わらないものの、語彙が少ないうちは便利に使いまわせます。
詳しい感情については、状況の説明などを付け加えることで改めて表現しましょう。コンパクトにまとめる必要がなく時間がたっぷりある場合などは、まず「悲しい」ことを簡単に伝え、その後に補足説明を加える形でコミュニケーションをとっていくことができます。
sad 「悲しい」(形容詞)
例:I’m sure this is the saddest moment in his life. I can’t believe it happened to him, either.「彼、こんな悲しい瞬間は人生で初めてだろうな。こんなことが彼に起こるなんて私も信じられないわ」
例:This made us so sad, but we always keep on going, right?「私達みんなしんみりしちゃったけど、まだまだ頑張れるよね?」
unhappy「幸せじゃない」「悲しい」(形容詞)
例:Andy looked unhappy walking down the street even without an umbrella.「アンディの、傘もささずに歩く姿は悲しそうだったよ」
例:Don’t show me that unhappy look. We’ll be OK.「悲しそうな顔しないで。きっと大丈夫」
awful「ひどい」「悲しい」(形容詞)
例:It was just awful and I didn’t know what to say.「ただただ悲しくて、なんと言ったらいいかわからなかったわ」
例:I know you feel awful. What can I do for you?「悲しいのはわかるよ。何か私にできることある?」
to be disappointed「失望した」「落胆した」「悲しい」(フレーズ)
例:He seems so disappointed to know Amy wouldn’t come home this summer.「この夏はエイミーが帰省できないとわかって、彼とても悲しそう」
例:Her disappointing attitude made us all sad.「彼の落胆した態度が私達みんなを暗くしたわ」
悲壮感が漂うほどに悲しい状況を言い表す3つの表現
人生の一大事というくらいの悲しみは、日常的に起こる悲しみとは区別したい特別な感情です。
また、失望感や絶望感をこともあるので、単語の持つ微妙な感情を知り、使い分けましょう。大切な何かを失った時にも頻繁に使われる表現です。
grief 「深い悲しみ」(名詞)
例:You never be able to imagine her grief. Leave her alone.「彼女の悲しみが、あなたなんかにわかるわけないでしょう。一人にしてあげて」
例:Show me your grief. I’d like to share it.「悲しいなら悲しそうにしていいんだよ。悲しみを分かち合いたいから」
to be filled with sorrow「悲しみに満ちている」(フレーズ)
例:Anna is filled with sorrow still now. I’m sure she misses her dog.「アンナは今もまだ悲しみに満ちている。犬がいなくて寂しいんだろうなぁ」
例:My grandpa was filled with sorrow that night.「あの晩、おじいちゃんは悲しみでいっぱいだったわ」
to be depressed(フレーズ)
例:I was extremely depressed to find his name on the list. We all gonna miss him.「名簿に彼の名を見つけた時にはとんでもなく打ちひしがれたよ。彼がいないとみんなさみしいね」
例:Even my mother was depressed to hear about his accident.「うちのお母さんでさえ、彼の事故のニュースに相当悲しんでたわ」
悲しいに伴う絶望感や驚きを表す3つのフレーズ
家族を亡くしたり、社会的地位も名誉も失ったりと、もうやり直せないくらいの衝撃と共にやってくる悲しみを表現するための表現があります。悲壮感たっぷりのこれらのフレーズは大変な悲しみに襲われた時に使うものです。
ただ、日本語でも「一生に一度のお願い」が一生に一度ではなかったり、「死ぬほど疲れた」時にも死ななかったりするのと同様、極端すぎるため逆に日常的に使われやすい表現でもあります。
to be devastated「打ちひしがれている」「とても悲しい」(フレーズ)
例:My mom was just devastated by her new boyfriend’s cheating.「母が、新しい恋人の浮気に打ちひしがれてたよ」
例:Scott was devastated by his own goal. This was the end of the world for him.「スコットが打ちひしがれてるよ。この世の終わりみたいにね」
to be shocked「衝撃の事実に驚き悲しんでいる」(フレーズ)
例:Emma was so shocked to find out the hidden truth. She still can’t accept it.「エマは知らなかった事実がわかって相当悲しかったみたい。まだ受け入れられないって」
例:I will be shocked if Joshua doesn’t ask me out.「ジョシュアが誘ってくれなかったら悲しいわぁ」
to be destroyed「壊滅的に悲しんでいる」(フレーズ)
例:I just couldn’t be with him since he was completely destroyed.「とんでもなく悲しそうだったから、一緒にいるのがつらかったよ」
例:Bob was dumped again, and totally destroyed. Again.「ボブがまたふられて、また悲しみのどん底にいるんだ」
悲しい時の英語3つのつぶやきフレーズ
自分自身が悲しい状況に陥った時につぶやきたい表現です。
「信じられない」「耐えられない」といった悲しみを乗り越えきれないやりきれなさを表す時に使います。自分に使えるからと言って他の人に使えるは限らないので、失礼のないよう、使い方を自分に限定して使ってみましょう。
hard to believe「信じられない」
例:I know it, but it’s hard to believe, still now.「わかってるんだけど、いまだ信じられないよ」
例:No way. It’s hard to believe it.「うそだろ。そんなの信じられないよ」
can’t stand「耐えられない」
例:I just can’t stand it. Can you?「ただただ耐えられない。みんなもそうだろう?」
例:Don’t talk about it anymore. I just can’t stand it.「もうその話はやめてくれ。耐えられないよ」
tragic「悲惨だ」
例:I’ve never experienced such a tragic incident.「こんな悲惨なことは体験したことがないよ」
例:I want to forget about a tragic accident.「そんな悲しい事故のことはもう忘れたいさ」
悲しんでいる人にかけたい4つ英語表現
悲しんでいる人に声をかける時には、言葉選びを慎重に行う必要があります。白々しくなく、馴れ馴れしすぎず、それでいてやさしくありがたく響く言葉をかけてあげたいものです。
ただ、ネイティブでも難しいこういった言葉選びは、特定のフレーズを覚えておいてそれを伝えるのが無難です。また、かける言葉が見当たらない時には、その気持ちをそのまま伝えてあげても構いません。
I’m sorry ~「~を私もとても残念に思います」(誰かが亡くなった時にかける言葉)
例:I’m sorry about your sister.「お姉さんのこと、聞いたよ。残念だったね」
例:I’m sorry for your loss.「私も今回のこととても残念です。」
You were unlucky「不運だったね」(何かに失敗して落ち込んでいる人にかける言葉)
例:You were just unlucky. It’s not your fault.「不運だっただけだよ。君のせいじゃない」
例:There was nothing you could do. You were unlucky.「できることはなかったわ。不運だったのよ」
get over it「乗り越えよう」(前を向いて欲しい時にかける言葉)
例:Let’s get over it together. I’m always on your side.「一緒に乗り越えようよ。いつもあなたの味方よ」
例:I’m always here for you. You can get over it, can’t you?「僕はいつでも助けになるよ。君なら乗り越えられるさ」
I don’t know what to say.「なんといったらいいかわからないよ」(かける言葉が見当たらない時)
例:I’m sorry, Veronica. I don’t know what to say.「お悔やみ申し上げます、ベロニカさん。なんと言っていいかわかりませんが」
例:I don’t know what to say. Anyways, aren’t you hungry?「なんといったらいいかわからないけど。とりあえず、お腹すいてない?」
まとめ
いかがでしたか?
「悲しい」状況、悲しい自分がつぶやきたいセリフ、悲しんでいる人にかける言葉など、それぞれ状況によって使える表現をいくつかご紹介しました。
知っている単語の量は多いほどいいのですが、うまく浮かばなかった時には、マニアックな言葉を使うよりも幅広く使える「sad」を使ってその場を切り抜けましょう。その後に気持ちを素直に説明できれば、結局うまく伝わります。
誰かが亡くなるような不幸があった場合には「I’m sorry.(お悔やみ申し上げます)」のひとことで十分です。これだけはしっかり覚えておきましょう。
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