「なので」の英語表現7選【違いと使い分け方を説明します。】

英語で「なので」というと多くの方がまず思い浮かべるのが「so」ではないでしょうか。実際これは多くの場面で利用でき非常に便利。しかし、これで何でも表現できてしまうか、というとそうではありません。

そのため、英語には非常に多くの「なので」を意味する表現があるのです。日本語と同じですね。場面別にひとつづつ紹介していきます。

 

「なので」の英語表現 | カジュアル編 so  because

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まずは一般的な会話表現で使うことも多い、カジュアルな表現を見ていきましょう。

so

冒頭で説明した、so 非常にカジュアルな表現です。論文ではまず使うことはありません。これ一つで何でも表せてしまうため、少し、幼い印象を与えてしまうのです。

例文

I missed the last train, so I walked back home. 最終電車に乗り遅れたので、歩いて家に帰った。

 

because

理由を表す表現です。~なので、なぜならと訳すのが一般的。相手が知らない新しい情報を伝えます。聞き手にとって意外性のある情報を伝えることもできるため、強調構文の形で使うこともできます。

非常に汎用性の高い表現です。ですが、こちらもカジュアルな表現、フォーマルな場やアカデミックな表現としては使われることはありません。

例文

The game was put off because it rained heavily.(強調構文)「雨が強く降っていたので、その試合は延期された。」

I’m so tired because it’s Friday「 金曜日なのでとても疲れています。」

 

「なので」の英語表現 | フォーマル編 therefore thus hence

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次にフォーマルな表現を見ていきましょう。so やbecouseと違い、言外の意味を含んだ含蓄のあるものが多いです。友達と話すような場面ではまず出てきませんが、覚えておくと文章の読解が楽しくなりますよ。

therefore

それゆえと訳すのが一般的。論文やビジネス、メールなどでも多く見られる表現です。前に置かれた事柄の結果や結論を表します。

例文

I think, therefore I am. 「われ思うゆえにわれあり」(有名な哲学のフレーズ)

 

hence

「したがって、それゆえ」と多くの場合訳します。意味や使い方はthereforeに似ていますが、非常に硬い表現です。口語ではビジネス場面でもまず使わない表現です。

例文

Hence, there is a clear case for strengthening financial regulations.したがって、金融規制を強化することには明確な理屈がある。