【食事の英会話】意外とわからない「味」を英語で表現してみよう!

食事をしている時、その味わいを言葉にして表現することがありますよね。

「しょっぱい」「甘い」「酸っぱい」などなど・・・食事について表す表現は日本語でも様々です。

そこで今回は、意外とわからない「あの味」を英語で表現する際の英語フレーズについてご紹介してみたいと思います。

 

「味」の英語表現

①しょっぱい “too much salt”

「~すぎる」という意味の”too much”を使って、「塩が強すぎる=しょっぱい」を表すフレーズです。

“salt”が「塩」を意味することはご存知の方が多いと思うので、比較的覚えやすそうなフレーズですね!

さて、こちらの表現は海外ドラマ「Sex and the City」の一場面に登場していました。

自宅キッチンで料理をするミスタービッグと、それを手伝うキャリーですが、キャリーの頭の中は彼と結婚できるかどうかでいっぱい。料理と恋愛を絡めた、おしゃれな会話にも注目してくださいね。

ミスタービッグ:What do you think?((キャリーに味見させながら)どう思う?)
キャリー:I do want to get married someday. Maybe not today. But I don’t want… I can’t date somebody that won’t. What’s the point?(私、いつかは結婚したい。すぐにじゃなくても。だから、結婚しない人とはお付き合いできないわ。分かるでしょ?)
ミスタービッグ:Definitely too much salt. I mean, it’s all in the timing. You gotta brown the garlic…before you put in the onions, know what I mean?(こりゃしょっぱいな。(料理をつづけながら)まあ、要はタイミングさ。玉ねぎを入れる前に、ガーリックをよく炒めておかないと・・・意味わかるだろ?)

→キャリーの結婚攻撃でひるんだビッグの「しょっぱいな」の発言は、料理に対してだけでなく置かれた状況に対するものでもあり、なんともひねりがきいていますよね。その後のセリフで、料理も恋愛もタイミングを間違えるとマズくなる、というのを上手に伝えています。

 

②味が薄い ”bland”

「ブランド」と聞くと、ファッションブランドなどを思い浮かべてしまいますが、そちらは”L”ではなく”R”の”brand”です。”bland”には「味が薄い、風味が乏しい」といった意味があります。

さて、こちらの表現は、料理映画として有名な「ジュリー&ジュリア」の中で登場しています。

料理の批評家が自宅に来るということで張り切っていたジュリーでしたが、突然キャンセルに。

しかたなく、用意していたごちそうを夫婦2人で食べようとしたその時、夫エリックが料理に塩をかけはじめます。

ジュリー:Is it bland?(味薄かったの?)
エリック:Not anymore.((塩をかけたから)もう平気さ。)
ジュリー:Thank you for telling me that.You almost let me feed Judith Jones bland boeuf bourguignon.(試食した時言ってくれなかったじゃない。あのジュディス・ジョーンズに、味の薄いブフ・ブルギニョンを食べさせちゃうところだったわ。)

→突然のキャンセルでガッカリしていることもあり、ジュリーはご立腹。”Thank you for~.”は字面だけ見るとお礼を言っているように見えますが、攻撃的な口調で口にしていることを考えると、事前に指摘してくれなかったことを踏まえて「どうもありがと(怒)」と突っかかっているフレーズだと捉えるべきでしょう。

 

③パサパサしている ”dry” / 粉っぽい ”mealy”

口の中の水分を奪ってしまい、思わず水を含みたくなるような食べ物を「パサパサ」「粉っぽい」などと言ったりしますよね。

“dry”が「パサパサ」を意味するというのは、聞けば納得ですが自分じゃなかなか思いつかないですよね。

さて、こちらの表現は海外ドラマ「フレンズ」の中で登場していました。

美味しいベーカリーのチーズケーキを入手したレイチェルは、同じくチーズケーキ好きなチャンドラーに黙って一人で平らげようとしているところを見つかってしまいます。

レイチェル:We’re gonna split it! You take half and I take half!(分ければいいんでしょ!半分ずつに!)

チャンドラー: Well that’s not fair, you’ve already had some!(いや、そんなの不公平だぞ。君は既に少し食べちゃってるじゃないか!)

レイチェル:What? Oh, well then y’know what? I think Monica would be very interested to know that you called her cheesecake dry and mealy.(なによ!そういうこと言うわけ?モニカに言っちゃおっかな~、あなたが彼女の作るチーズケーキを「パサパサで粉っぽい」って言ってたこと。)

チャンドラー:…What do we use to split it?(・・・きっちり半分ずつにしてくれよ!??)

→妻モニカのチーズケーキについて裏で悪口を言っていたなんて、確かに絶対バレたくない情報ですよね笑 実際のシーンはもっと面白いので、ぜひ見てみてくださいね。

 

「味」について英語で話せるようになろう!

「味」を表す英語フレーズについてご紹介してまいりました。

参考になるものはあったでしょうか?

毎日の食事について使われる言葉なだけに、さまざまな表現があり面白いですね!

今回ご紹介したことを参考にしながら、みなさんも「味」について英語で話せるようになりましょう!

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。