「よろしくお願いします」の自然な英語表現4選【海外ドラマから学ぼう】

みなさんは、「よろしくお願いします」を英語で言ったことがありますか?

ものすごく基本的なフレーズなのに、いざ英語で言おうとすると言葉に詰まってしまうのが「よろしくお願いします」ですよね。

実は、英語には「よろしくお願いします」にぴったり合うフレーズが無いんです。

そのため、他の表現に置き換えて同様のニュアンスを出さなければなりません。

そこで今回は、「よろしくお願いします」の英語フレーズをご紹介します。

 

「よろしくお願いします」の英語表現

1.I’m excited to~.(~が楽しみです/~にわくわくしています)

まずは、「これからよろしくね!」と言うときに使えるフレーズです。

仕事や趣味などを通じて今後関わっていく人に、「あなたと~できることにワクワクしています」と伝えます。

ちなみにこちらの表現は、海外ドラマ「フレンズ」でモニカが新しい職場に着任するシーンの中で登場します。

“I’m so excited about having Monica come on board with us.(モニカが僕たちの仲間に入ってくれてとてもワクワクしているよ)”

→上司がモニカを同僚たちに紹介するときのセリフです。「一緒に働けることにワクワクしている=これからよろしく」というニュアンスが出ていますね!

 

2.It’s nice meeting you.(お会いできてうれしいです。)

初対面の人に、「会えてうれしい」と述べることで今後良い付き合いをしていきたいと伝えるフレーズです。

“Nice to meet you.”と置き換えて使えるので、すぐに会話の中で使っていけそうですね!

ちなみにこちらの表現は、海外ドラマ「Sex and the City」の中でも登場しています。

結婚した元カレ夫婦と偶然再会するシーンなのですが、横に今の彼氏がいることもあって気まずい空気が流れます。

そんな中、動揺してキャリーがこぼしたホットコーヒーが元カレのズボンにかかってしまいさあ大変!

キャリー:Sorry, is that hot?(ごめんなさい、熱いわよね?)
元カレ:It ain’t cold.(冷たくはないね。)
キャリー:Here.(ほら、これで拭きましょう)

元カレの妻:No, I’ll…We should put cold water on this. It was nice meeting you.(いえ、私が。冷たい水で冷やした方がいいわ。お会いできて良かったです。)
元カレ:Thanks for the coffee.(コーヒーありがとね。)

→このシーンでの”It was nice meeting you.”は、かなりトゲがある表現ですが、使い方はこのような感じです。初対面であいさつを交わした後、別れ際に添えるイメージですね。

 

3.Please be nice to me.(よろしくお願いします。)

直訳すると「私に良くしてくださいね。」となります。

したがって、意味合いとしては「よろしくお願いします。」と同じですね。

ちなみにこちらの表現は、海外ドラマ「フレンズ」でモニカが自分の彼氏を友人たちに紹介するシーンで登場します。

モニカ:Hey. It’s him.  Who is it? ((インターフォンが鳴る)ねえ、きっと彼だわ。…どなたですか?)
アラン:It’s Alan. (アランだよ。)
ジョーイ: Chandler! He’s here! (チャンドラー!来たぞ!)
モニカ:Okay, please be good, please. Just remember how much you all like me. (オッケー、じゃあよろしくね。お願いよ。私のこと大切に思うなら彼にも良くして。)

→ここでは”nice”が”good”に置き換えられていますね。日本語の「よろしく」に一番近いフレーズかもしれません。

 

4.It’s pleasure to meet you.(お会いできてうれしいです。)

先ほどの”It’s nice meeting you.”によく似ていますが、やや堅苦しい表現です。

こちらの表現は、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」にも登場しています。

ハリー、ロン、ハーマイオニーの出会いのシーンです。

ハーマイオニー:You’re Harry Potter. I’m Hermione Granger…and you are…?(あなた、ハリー・ポッターね。私はハーマイオニー・グレンジャーです。それにあなたは・・・?)

ロン:I’m…Ron Weasley.((口いっぱい頬張りながら)ロン・ウィーズリー。)

ハーマイオニー:Pleasure. You two better change into your robes. I expect we’ll be arriving soon. You’ve got dirt, on your nose, by the way, did you know? Just there.(よろしく。あなたたち、ローブに着替えた方がいいわよ。もう着くから。(ロンの方を向いて)ねえ、あなた汚れてるわよ。気づかなかった?ほら、鼻の、ここのあたり。)

→ハーマイオニーの”Pleasure.”の言い方が嫌味っぽくておもしろいんですよね。どちらかというとイギリス英語で頻繁に使われる表現のように感じます。

 

5.”Thank you.”で代用することも多い

いくつか「よろしくお願いします」の英語表現をご紹介してきましたが、実際のネイティブの会話では”Thank you.”で代用することも多いです。確かに、英語のアナウンスを聞いていると”Thank you.”で締めくくられることが多いですよね。

 

「よろしくお願いします」を英語で上手に表現しよう!

「よろしくお願いします」の英語表現をご紹介してまいりました。

参考になるフレーズはあったでしょうか?

英語にはぴったりくる表現がありませんので難しいかもしれませんが、今回ご紹介したことも参考にしながら上手に表現していってくださいね!

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。