旅行に行ったときの英会話で一番困ってしまうのが、食事のオーダーの時ですよね。
何を頼むべきか、それぞれどのくらいの量なのか・・・わからないことだらけでなかなかオーダーできないという経験は誰しもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、旅行先のレストランでオーダーするときの英語フレーズについてご紹介します。
英語でオーダー !覚えておきたい英語フレーズ
① お店に入ったら・・・
まずは元気にあいさつを!
日本とは違い、欧米ではレストランの店員とコミュニケーションを取る機会が多いです。
ウェイターやウェイトレスとっては、レストランからもらうお給料と別に、お客さんからもらうチップも重要な収入源ですので、おすすめメニューの紹介などを通して親しく話しかけることで、サービス精神をアピールしてくるんですね。
入店時は、ほとんどのケースで”Hello!Welcome to (お店の名前)!!”という感じで話しかけられますので、
”Good morning!”
”Hello!”
”Good evening!”
と元気にあいさつしながら入店しましょう。
ただでさえ緊張するのに、入り口で挨拶までしなきゃいけないなんて・・・と思ってしまうかもしれませんが、ここで一度会話しておくことで、このあと注文するときや何か頼みたい時にとても話しかけやすくなります。
「満席」だと言われてもすぐに引き返さないで
満席の場合は、”Sorry, we’re quite full.(申し訳ございません。ただいま満席です。)”などと言われてしまうこともあるでしょう。
とはいえ、一生懸命インターネットやガイドブックで調べて訪ねたお店なら、ぜひそこで食事がしたいですよね。そんなときは、
“How long do we have to wait?(どのくらい待たなくてはなりませんか?)”
と聞けばOKです。緊張するかもしれませんが、自分たちの働くお店に、待ってでも入店したいというお客さんを無碍にすることはありませんから安心してくださいね。
席の希望は遠慮なく伝えて
ガイドブックには、最も見晴らしのいい席や広い席の写真が掲載されていることが多いですよね。「素敵な内装のお店だな~」と思って訪問してみたら、端の席に案内されてガッカリ・・・なんてこともあると思います。
そんなときも、遠慮する必要はありません。他のお客さんが座っている場合は難しいですが、空いている場合は自分の希望を伝えてみましょう。
“Can I have a seat with a nice view?(眺めのいいお席をお願いできますか?)”
“Do you have a bigger table?”(もう少し大きいテーブル席はありますか?)”
“Do you have a non-smoking section?(禁煙席はありますか?)”
②着席したら・・・
注文内容はじっくり考えてOKです。
欧米の文化なのか、席に着くとすぐに”Are you ready to order?(ご注文はいかがなさいますか?)”と聞かれることがあります。
せっかくの異国での食事、しっかり吟味して選びたいのに、メニューは外国語ですから、本当に困ってしまいますよね。そこで、「まだ注文が決まってない!」という場合は、
“Could we have a little more time to think? (少し時間をいただけますか?)”
言ってみましょう。
また、こちらが悩んでいる様子を察したらウェイターの方からおすすめを教えてくれることもあります。
黙りこくって悩まれるとウェイターも困ってしまいますので、会話の流れの中で
“What’s the special of the day?(今日のおすすめは何ですか?)”
“What do you recommend?(あなたのおすすめは何ですか?)”
と聞いてみましょう。人数に合わせた量でいくつかピックアップしてくれるはずです。
アレルギーや好き嫌いも遠慮なく伝えて
好き嫌いはともかく、アレルギーについては必ず伝えるようにしましょう。
外国語のメニューだと、どんな食材が入っているか分からずに頼むこともあると思いますし、旅先でアレルギー症状が出たりしたら大変なことです。
“Could you leave out ○○ for me?(○○は抜いていただけますか?)”
「半分の量で」というのも聞いてもらえる
海外の食事って、日本と比べて一皿一皿の量が多いですよね。
周りのテーブルを見て「あんなの食べきれない!」と思うこともあると思います。
そんなときも遠慮は無用です。「半量(ハーフポーション)」を受け付けてくれるレストランも多いですから、メニューに載っていなくてもこちらから聞いてみましょう。
“Can I have a half potion?(半分の量にしていただけますか?)”
私も一人旅ではほぼ毎回このオーダーをしますが、今まで断られたことはありません。安心して聞いてみてくださいね!
「満腹!」は上手に伝えよう
自分達のテーブルを担当してくれているウェイターは、食事の途中でも味の感想を聞きに来たり、時には「どちらの国からですか?」と話しかけてきたりすることと思います。
おなかがいっぱいになるころにはずいぶん打ち解けているかもしれませんね。
そうすると、向こうから追加の注文を薦めてくることがあります(例:食事の終わり掛けに”Would you like some dessert?(デザートはいかがいたしましょう?)”など)。
満腹なら無理する必要はもちろんありませんから、このように角の立たない伝え方でお断りしましょう。
“I think I’m OK for now.(今のところ大丈夫です。)”
③お店を出るときは・・・
持ち帰りもOK!
欧米では食べきれなかった分を持ち帰るのも一般的な流れです。
恥ずかしがらずに聞いてみましょう。
“Could I have a box for this?(持ち帰り用の箱をいただけますか?)”
無事に詰め終えたら、お会計をします。
“Could I have the check please?(お会計をお願いしてもいいですか?)”
最後に挨拶とチップを!
その日テーブル担当についてくれたウェイターに、“Have a good day!(よい一日を!)””Have a great evening!(素敵な夜を!)”などのあいさつをします。
最後はチップを置いて帰るのを忘れずに!
海外のレストランは怖くない!リラックスして楽しもう
旅先で、「お腹がすいたけど注文の仕方がわからなくて、結局日本にもあるようなファストフード店で済ませた」という方は意外と多いものです。
せっかくの旅行ですから、現地の食べ物を美味しくいただきたいはず。
今回ご紹介したことも参考にしながら、海外レストランでの食事を楽しんでくださいね!
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投稿者プロフィール
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高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。
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