こんにちは。NexSeedでインターンシップをしているえーたです。
発展途上国へ訪れる際、どうしても気になる治安問題。フィリピンへの旅行や留学を検討中のみなさんにとっても気になるのではないでしょうか。特に海外経験が少ない方にとっては、情報収集が欠かせない問題かと思います。
ぼくも初めてフィリピンに訪れた際は、正直かなりビクビクしながら生活をしていました。現在は2ヶ月ほど経ち、快適に暮らしています。今回は、ぼくの体験や知人の話をもとに、フィリピン・セブ島で巻き込まれやすい治安トラブルを5つにまとめました。トラブルの事例や対策を知っておくことで、巻き込まれる可能性をぐっと減らしましょう。
※注)本記事では治安トラブルについて紹介しますが、これらは日常茶飯事のように起こっているわけではありません(特にセブ島はフィリピンの中でも治安が良く、アメリカやヨーロッパ圏と安全指数はほぼ同じです。)。必要以上に怯えなくても大丈夫かと思います。
タクシーでのぼったくり
そこまで頻繁ではありませんが、特にフィリピンに来たての頃や、観光客の方は要注意です。タクシーでぼったくり価格を要求されることがあります。セブ島のタクシーは初乗りが40ペソ(最近は原油が安く30ペソの場合も)で、200ペソ程度あれば、生活圏内はどこでも移動できます。
NexSeedスタッフの中には、飲み会の帰りに乗ったタクシーで、わずか5〜10分程度の道のりを600ペソも要求された人がいます。最終的には80ペソ程度に収まったそうですが、お酒を飲んで気持ちよくなっている時は注意をしたいですね。
基本的にセブ島のドライバーは、メーター通りに動いてくれることがほとんどです。またマニラでは頻繁にタクシー料金トラブルは発生すると耳にします。タクシーに乗る際は、メーターを使っているかどうかを必ず確認しましょう。
人ごみでのスリ・盗難
混みあった場所では、スリや盗難のトラブルに巻き込まれやすくなります。
盗まれやすいもの
人ごみで最も盗まれやすいものはズバリ「高価で持ち運びが簡単なもの」です。代表的なものはスマホで、特にiPhoneは高値で売れるために狙われやすいです。その他としては指輪やネックレスなどの高価なアクセサリーが挙げられます。見るからに高価なものを身につけるのは「どうぞ狙って下さい」と言っているようなものです。オシャレをしたいという人もいるかもしれませんが、海外では身の安全を優先し、目立つものは身につけないようにしましょう。
盗まれやすい場所と手口
ジプニーにて
ぎゅうぎゅうに混み合ったジプニー(乗り合いのバスのようなもの)では、気づかない間に、ポケットから貴重品を取られるというトラブルが発生します。小さな子供が盗っている場合もあります。ポケットに貴重品を入れないのは、フィリピンに限らず海外生活では常識です。ポケットに物を入れる癖のある人は、十分気をつけましょう。
クラブや飲み屋街にて
クラブへ行き、楽しく踊っている際にポケットから貴重品を盗まれることがあります。例えば肩を組んで仲良く踊っているスキに、ポケットを探られます。お酒を飲んで気分が良くなっていると、どうしても油断してしまいます。ボタン付きのポケットにいれる、または小さな鞄を持つなどの対策をするといいでしょう。人によっては、クラブにはお金(500ペソ札1枚)以外何も持っていかないという人もいます。
また飲み会のあと、夜道を一人で歩いていた際にスマホを盗られたという知人がいました。三人組のうちの一人がぶつかってきて、気をそらしている間に他の二人がポケットを探る、といった手口です。まれに、鞄を剃刀で切られ、財布を抜き取られるケースももあるそうです。
レストランにて
レストランなどの飲食店では、テーブルに置いてある携帯電話や財布を狙われます。例えば次のような手口で、複数人が連携して犯行におよびます。
まずひとりが、お金や財布など、大事なものをあなたの目の前で落とします。親切なあなたはそれを拾って「落としましたよ」といった風に声をかけます。そのスキを狙われるのです。あなたがそれを拾っている間に、テーブル上にあるものを取られます。
これは親切な日本人ほど引っかかり易いと思います。ぼくは知人からこれを教えてもらいましたが、見事に引っかかりました。とっさに回避するのはほとんど不可能なので、テーブルの上に貴重品を置くのは避けましょう。
ストリートチルドレンに囲まれる
遭遇しやすい場所
セブシティでストリートチルドレンに遭遇する場所は、人通りの多い観光地やコンビニのそばなどです。国外から来た人たちを狙います(特に日本人は狙われやすいです)。
手口
集団で抱きついたりしてポケットや鞄を狙われる、または後ろから両手を抑えられてポケットを狙われます。集団で何かをしてくる際は、大人がそれをやらせている場合もあります。大人が標的を見つけ、子供たちに指示をします。ぼくは一度だけ集団に囲まれそうになったことがありますが、大人が合図をしている様子を見かけました。
大人がこちらをチラッと見て、子供たちの肩をポンポンと叩いたあとにコチラに近づいてきました(走って逃げたために事なきを得ました)。タクシーが捕まらず、職場から歩いて帰宅していた際に、ストリートチルドレンが集まっているところを通ったのが原因です。夜間の長距離移動はタクシーに乗ることをおすすめします。どうしても歩かなければいけない場合は、歩きながら後ろや周りをよく見回すようにしましょう。路上で一番狙われやすい人は、油断をしていそうな外国人です。友人と話しながら歩いている時も、カバンが開けっ放しになっていないか、不用心になっていないか注意するだけで、かなり狙われにくくなります。
美人局
これは主に男性が狙われるものです。クラブやバーなどできれいな女性に話しかけられ、そのまま誘惑をされ、最終的にお金を脅し取られるというものです。
こちらは話しかけられた経験があるので、以下に詳しいやり取りを紹介します。ぼくの場合は、AYALAセンターというショッピングモールで声をかけられました。
女性「すいません、いま何時ですか?」
ぼく「ええと、6時半ですね。」
女性「どこから来たの?」
ぼく「日本から」
女性「私はマニラから来たの、セブは初めて。」
ぼく「ああ、そうなんですね。」
女性「マッサージしてあげよっか?」
ぼく「は?」
女性「だから、マッサージ(腕を軽くモミモミ)。」
ぼく「いえ、これから仕事なので(これはお金を取られるやつだ…!)。」
女性「そう、じゃあまた」
ぼく「はい、ではまた」
といった具合です。これについていったらおそらくお金を盗られていたと思います。
ひどい場合は、睡眠薬を飲まされて金品を全て取られることもあるようです。
賭博をさせられる
知らない(初対面の)人についていき賭博を持ちかけられ、お金を巻き上げられるトラブルもあります。いわゆる「トランプ詐欺」です。
手口
例えば、バーなどで仲良くなった人に「ご飯を食べにおいでよ」とお家に招待されます。家族を紹介され、皆でご飯を食べたあと「ゲームでもしようか」といって賭博を持ちかけられます。始めのうちは勝っているのですが「これで最後にしよう」などと言い、賭け金をつり上げられたとたんに負けてしまい、大金を取られる、といった手口です。過去には外務省のHPでも注意喚起がされていました。
まとめ
今回はフィリピン・セブ島において巻き込まれやすいトラブルを紹介しました。これらのトラブルは、基本的な対策をしていればまず巻き込まれることはありません。「日本人=お金持ち」と思われていることを意識し、トラブルの可能性を知り、「自分は大丈夫だろう」と油断しないことが大切です。フィリピン人から見ると日本人は皆お金持ちに見えるために狙われてしまうのです。
フィリピンへ訪れる際は、治安対策をまとめたこちら(セブ島留学する人が知っておくべき10の治安対策)の記事も合わせてどうぞ。快適なセブ島旅行 or 留学生活のお役に立てましたら幸いです。
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