ホテルや空港などで荷物を預けたいとき、銀行にお金を預けたいときなど、英語でどのように言うか知っていますか？また、誰かに自分のこどもを預けるときは、どのように言ったらよいでしょうか？
これらの日本語の文では、すべて「預ける」という表現を使いますが、英語では、預けるものによって、使用するフレーズが変わってきます。
今回は「預ける」の英語フレーズと使い分け方についてご紹介します。
「荷物を預ける」の英語フレーズ
check
ホテルや空港などで荷物を預けたいときには、“check”を使います。
I would like to check my suitcase.
（スーツケースを預けたいのですが。）
Where can I check my baggage？
（手荷物はどこに預けたらよいですか？）
leave
荷物などを預けると言う場合、“leave”というフレーズを使うこともできます。
“leave”を使って「預ける」と言う場合は、荷物を残して、その場から離れるというニュアンスが含まれます。
Can I leave my baggage here？
（こちらに手荷物を預けられますか？）
I left my books with my brother.
（兄に本を預けた。）
keep
“keep”を使って、「預ける」と言うこともできます。
“keep”を使って「預ける」と言う場合は、荷物などを保管する、取っておく、といったようなニュアンスになります。
Could you keep my baggage until I leave？
（出発するまで手荷物を預かっていただけますか？／保管しておいていただけますか？）
「お金を預ける」の英語フレーズ
deposit
銀行にお金を預ける、つまり、“預金する”という場合には、英語では“deposit”を使用します。
I would like to deposit 100 dollars in my savings account.
（自分の預金口座に100ドル預けたい。）
また、“deposit”の代わりに“put”を使用しても、同じ意味になります。
さらに、“deposit”というフレーズは、お金を預ける場合だけでなく、貴重品や大切なものを預けると言う場合にも使用できます。
I would like to deposit my luggage.
（手荷物を預かっていただきたいのですが。）
May I deposit this document with your boss？
（あなたの上司にこの書類を預けてもいいでしょうか？）
keep
お金や貴重品などを保管してほしいという意味で「預ける」という場合には、荷物を預けると言うときと同様に、“keep”を使用します。
Would you keep my 100 dollars until Sunday？
（日曜日まで100ドルを預かってもらえますか？）
You should keep your valuables in the safe.
（貴重品は金庫に預けるべきだ。）
entrust
お金や貴重品、大切なペットなどを、信頼して預ける・信託すると言うときには、“entrust”を使って、次のように言います。
I will entrust you with my money.
（私のお金をあなたに預けるつもりです。）
「こどもを預ける」の英語フレーズ
leave
こどもなど、人を誰かに預ける場合にも“leave”を使います。
I leave my sons at a nursery school from Monday to Friday.
（月曜から金曜まで、息子たちを保育園に預けている。）
I left my sons with my mother yesterday.
（昨日息子たちを母に預けた。）
entrust
信用して預けるというニュアンスが含まれる場合、お金や貴重品などを預けるときと同様に、“entrust”を使います。
I entrusted my son to my mother yesterday.
（昨日息子たちを母に預けた。）.
まとめ
同じ「預ける」という日本語でも、英語では、そのニュアンスやシチュエーションなどによって、いろいろな表現方法があることがわかったのではないでしょうか？
ちなみに、預けたものを受け取る場合には、“pick up”というフレーズを使用します。
また、銀行に預けたお金を受け取る、つまり、引き出す場合は“withdraw”と言います。併せておぼえておくと便利です。
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