学校を卒業してからも英語に触れ続けたいなら、英語を日々の仕事に取り組むのが一番です。英語を使う仕事にはどういうものがあり、「英語好き」な人には、どのような選択肢があるのでしょうか。
小さな英会話スクールに勤務すれば外国人講師と間違いなく毎日やりとりがありますが、それ以外の職種、特に大きな企業の場合は、実際に働き始めてからの英語との距離感がなかなか想像できないものです。
英語に触れる機会がある業界や職種、必要な英語レベルなどの条件を比較し、自分に合ったものや、できそうなものを探してみましょう。
英語をほぼ確実に活かせる業界
英語を使えるかどうかは所属部署によるので、企業の規模によっては英語に縁のないところに配属されることもありえますが、概ね英語を使う機会の多い業界は以下の3つです。
航空、旅行業界
旅行業界、航空業界、空港などは仕事の種類に関わらず英語を使う機会に恵まれます。
相手は外国人観光客なので、高いレベルの英語や専門用語などは必要ない場合がほとんどです。英検準2級程度でも業務が可能です。実際に問われるのは英語のレベルよりも、業務内容に関する知識とホスピタリティーです。
ツアーコンダクター
外国に住みその地を訪れる日本人観光客を案内するケースもあれば、日本から海外パック旅行に同行するケースもあります。案内の時には英語は使いませんが、旅行の手配やクレーム対応などホテルや他のエージェントスタッフと交渉を一手に引き受けるため、英語圏に関わらず様々な国のスタッフと英語を話す機会があります。
客室乗務員
機内の安全確保や乗客のニーズに対応するのが、キャビンアテンダントの仕事です。この場合も難しい話はしませんが、あらゆるアクセントの英語を聞き分け適切に対応することを求められます。
商社など、商社勤務、海外営業
商社マンやメーカーの海外営業担当者は、海外の企業と商品の売買を行うのが仕事ですから、英語は必須です。また旅行業界と違い交渉そのものが高度な業務であるため、専門用語などを新たに覚える必要もあります。交渉企業の相手国へ赴くことも多いことから日常英会話も必要です。
また、販売促進のためのプレゼン資料作り、電話対応など幅広い分野で通用する英語力が必要であるため、英検準1級レベルの英語力があると安心です。
貿易事務
貿易事務は同じ業務を淡々と行うことも多いので、メールや資料の作成など狭い範囲での英語力しか求められません。そのため幅広い語彙や表現力などは必要ありませんが、膨大な資料のやり取りがあるため、専門用語の語彙量や読み書きのスムーズさが求められます。
元々の英語力は英検準2級レベルくらいが目安です。
通訳翻訳業務(日本語力も必要)
通訳翻訳業務者は企業に一括採用されることはなく、個別契約やフリーランスの多い業界です。翻訳の場合には特許事務所で一から下積みを行うケースもあり、その場合は特許翻訳を専門に行うプロとして非常に高い給与水準で仕事を続けることが可能です。
ただ通常は登録翻訳家として仕事ごとに「翻訳を競り落とす」スタイルが最も多いでしょう。通訳の場合も、会議通訳、通訳案内士など、都度契約がほとんどです。
英語を使う可能性のある業界
英語はプラスα要素
自動車産業や繊維業界など、海外との取引が多い業界の場合は、英語が得意でも苦手でも関係なく海外への赴任のお達しがあります。
とりあえずなんとかコミュニケーションが取れればOKということで、海外赴任が決まってから集中的に英会話レッスンを受講するケースや、現地へ赴任後の数か月間、英語漬けの環境を与えられるケースもあります。
皮肉なことにこの場合、「まさか自分がアメリカへ行くなんて」と驚く人の方が多いのが現状です。
海外赴任の声がかかっても必ず受けなければならないわけではありませんが、家族を連れてでも赴任する人もいます。
日頃から「自分は海外で仕事がしたい」とアピールしておくことで声をかけてもらいやすくなりますから、自分の専門分野プラスαの英語力がある場合、将来的に外国との取引があり得る業界で仕事をしながらその機会を待つのも一つの方法です。
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