英語でエッセイを書こう!文章構成の基本とコツ、便利な接続詞まとめ

みなさんは、英語でエッセイを書いたことがありますか?

日本語でもエッセイを書く機会はそんなにありませんが、英語で書くとなるとより難しく感じますよね。

そこで今回は、英語でエッセイを書くときの基本ポイントやコツについてご紹介します。

 

①文章構成の基本

エッセイにおける文章構成は、基本的に”Introduction(導入部)””Body paragraph(本論部)””Conclusion(結論部)”の3部構成となっています。

それぞれどのような内容を書いていけばいいのか、チェックして行きましょう!

Introduction(導入部)

今回エッセイにまとめたいトピックの概要を述べたうえで、ここで一旦自分の意見を明確に示します。

導入部を読んだだけで、このエッセイで何を伝えたいのかがわかるようにしておく必要があります。

また、なぜそのトピックに興味を持ち、エッセイにしたいと思ったのかもここで合わせて述べておきましょう。

 

Body paragraph(本論部)

Introduction(導入部)で述べたことを裏付ける内容にします。大体4,5つの段落で構成され、自分の意見だけでなく一般的な見解や反対意見についても言及していきます。

ここでいかに読者に自分の意見を的確に伝え、説得できるかでエッセイ全体の良し悪しが変わってくるということで、非常に重要なパートになります。

 

Conclusion(結論部)

Body paragraph(本論部)で述べたことを踏まえて、改めて自分の意見を述べます。

あくまで既に述べた内容のまとめであり、ここで新たな情報を盛り込んだり脱線したりすると「何が言いたいのか結局分からなかった」という印象を与えてしまいますので気を付けましょう。

 

②エッセイを書く時のコツ

ひとつの物事を表す言葉を複数見つける

エッセイを書くときは、1つのトピックについて深く言及していくことになりますので、同じ単語や表現が何度も登場して単調になってしまいがちです。固有名詞は仕方がありませんが、できる限り同じ言い回しが続かないように、ひとつの物事に対する英語表現を複数見つけて盛り込んでいきましょう。英英辞典を活用すると、英語でのさまざまな言い回し(同義フレーズ)を知れるのでおすすめです。

 

想定される意見をできるだけ多く盛り込む(反対意見の目線からも論じる)

エッセイは、限られた相手だけでなくさまざまな価値観を持つ人を納得させられるものでなければなりません。

したがって、取り上げたトピックに対してどんな意見が想定されるかを洗い出し、できる限り多くに触れるようにしましょう。

「どんな反論がくるかは予想できていますが、それでも私はこう思うのです」という伝え方をすることで、よりエッセイの持つ説得力を高めることが出来ます。

 

言いたいことを絞って書く

各段落の1文目では、1番伝えたいことを述べるようにしましょう。

1段落ごとに言いたいことを1つ書いていくイメージで、ごちゃごちゃと書きすぎて伝わりづらい文章にならないよう気を付けます。だいたい、1段落の長さは6~8行に収めるようにするとよいでしょう。

1文1文が長くなりすぎないことも大切ですので、注意してくださいね。言いたいことは、絞って簡潔に書くようにしましょう!

 

接続詞のパターンを豊富に持っておく

日常会話では、会話をつないでいくのに”and””so””but”が非常によく用いられますよね。

しかし、エッセイの場合は文章同士の関連性を示す意味で、接続詞がとても重要になってきます。

次にどんなことを言おうとしているかを暗示する大切な役割を果たしますので、パターンを豊富に持っておいて使い分けるようにしましょう。主だったものを以下に挙げたいと思います。

情報を追加したい時

in addition 加えて
furthermore なお、そのうえ、さらに…
besides …のほかに(も)
moreover そのうえ、さらに
finally 最後に

比較したい時

likewise 同じように、同様に
similarly 〔~と〕同様に、類似して、同じように
in comparison ~と比べると

対照的な事柄を述べたい時

whereas~に反して、~である一方で
in contrast ~と対照をなして、~と対照的に、~に対比して、~とは大違いで…
on the contrary これに反して、それどころか…
while ~の一方で

→”but”や”however”以外の表現がこんなにあるんですね!しっかりと頭に入れておきましょう。

強調したい時

above all もっとも重要なことに
certainly 確かに,きっと間違いなく
actually 実際に、現に
as a matter of fact 実は、実を言うと
especially 特に、特別に
absolutely 絶対的に、無条件に
in particular 特に、とりわけ

結論を述べたい時

to conclude 結論として言えば、終わりに
in a word ひと言で言えば、要するに
in short 要約すれば、要するに
in summary 要約すれば

 

ポイントを押さえて英語のエッセイを書こう!

英語のエッセイを書くときの基本ポイントとコツをご紹介してまいりました。

エッセイでは、書きぶりや話の持って行き方を工夫することで、読み手を納得させる内容にできるかどうかが問われます。

一般的な文章構成を学んで、今回ご紹介したようなポイントを押さえた書きぶりをすることで、みなさんの考えを的確に伝えて読み手の同意を得られるようなエッセイにしていきましょう。

加えて、接続詞の効果的な使用も読み手を引き込むのに必要なテクニックです。

今回ご紹介した中で知らなかったものがあれば、ぜひこの機会にしっかりと覚えて、実際のエッセイの中で使ってみてくださいね!

english-banner

投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。