英語で「その他」と言う際に、どの単語を使っていますか?
パッと「another」と「other」が思い浮かぶかもしれませんが、両者の違いを理解しているでしょうか。
今回は、間違えやすい「その他」や「〜など」の英語表現や、単語ごとのニュアンスの違いをご紹介します。
「その他」を表現する英語
示される対象がはっきりしていない、漠然としたその他を表現する場合はこの2つを使います。
another
対象の「その他」が単数の場合には、「another」を使います。
「どれでもいい他のどれか1つ」という場合には、「another」を使います。
なので、「another」を複数形にすることはできません。が、「another+数字」もしくは「another+数字+複数名詞」という使い方があります。
another one「その他の1つ」
another three days「それ以外の3日」
other
対象の「その他」が複数の場合に使うことができます。
例えば、靴屋で、「他の色の同じ靴を見てみたい」という場合には、「other」が適しています。
また、「other」には4つの用法があります。
other+複数名詞
「その他の〇〇」という意味の単語になります。
Do you have other shoes?「他の靴はありますか?」
Others
残りの部分、というニュアンス。「続き・以下」と訳されることが多いです。
「other+複数名詞」の「複数名詞」をつける必要がない、相手と共通の認識がある場合は、こちらを使います。
the other
「その他」の全体像がはっきりしている場合には、「the other」を使います。
靴の例えだと、他のカラーバリエーションの色を把握していて、今試着している色以外を見たいという場合です。
the others
「他のすべて」という意味で、残り全部を指定する表現です。
言及しているモノがはっきりしている場合に使えます。
「他には?」という英語表現
Where else?「他にはどんな場所がある?」
Who else?「他に誰がいるの?」
What else?「他に何がある?」
Anything else?「他に何かない?」
「残り・その他・あと」の英語表現
The rest
残りの部分、という意味です。
「続き・以下」と訳されることが多い言葉です。日本語の「残り」にはすこしネガティブなニュアンスがありますが、「rest」にはネガティブなニュアンスは無く、「rest of your life」で「これからの人生」と訳す場合もあります。
「〜とか・等」の英語表現
and so on.
「〜とか」という意味のフレーズです。話し言葉で使われます。
I need pens, notebooks and so on.「私にはペンやノートなどが必要だ」
etc.
「〜など」という意味で、書き言葉で使われることが多い単語です。
「et cetera」というラテン語が語源で、略語なので、語尾にピリオドを打たないといけません。
まとめ
いかがでしたか?
意外と用法が多い「other」や「another」。
会話で使われる場面は多いので、是非覚えて正しく使い分けてみてください。
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