こんにちは。
NexSeedインターン生のMiyuです。
インターン期間、3ヶ月の間にNexSeedのオリジナル授業であるエクスペリエンスクラスで、
セブ島の色々な場所に行き現地から学びを得ました。
またフィリピン文化について、今まで知らなかったことも、
実際に現地で質問したりして感じることが出来ました。
そんな私の経験を元に印象に残ったエクスペリエンスクラスでの訪問先と、
そこで実際に私が感じたこと、またエクスペリエンスの魅力について紹介したいと思います。
まずはエクスペリエンスクラスとは?
NexSeedエクスペリエンスクラス
普通の留学では得ることが出来ない体験が可能
エクスペリエンスクラスとは、毎週水曜日に行っているNexSeedオリジナルの課外授業で
例えば、スラム街やフィリピンローカル企業に行ったりと、
エクスペリエンスクラスだからこそいける場所で、
普段学校で学んでいる英語を実践で使える英語留学生が対象の現地体験授業です。
NexSeedが最も大切にしていることの一つに、「実際に外に出る」ことがあります。
また体験そのものに価値があるだけではなく、英語学習の面でも効果は大きいと考えています。
テーマは
『本当に学べる機会は「外」にある。世界を知る・世界を感じる』
また、現地の友人を作ることで、彼らの流暢な英語を学ぶ機会にもなれば、
モチベーションアップにもつながっていきます。
語学学校にて留学された方の多くが直面する悩みの一つが、
「せっかく海外に来たのに現地の人と交流する機会が少ない」ということ。
そのため、NexSeedでは学校の中でしっかりと英語を勉強することはもちろん、
現地の人々と触れ合う機会を作っています。
それでは早速、私が実際にエクスペリエンスで訪問した先と、
そこで私が感じたことを紹介します。
★スラム街
名称:スラム街
住所:Arellano Blvd., Cebu City, 6000 Cebu
実際に現地ではいくつかの家族にインタビューすることが出来ました。
そのインタビューの中で、スラム街にも、本当に貧しい人から、
ちゃんと安定している仕事がある人まで、様々な人が住んでいることを知りました。
私がとても印象に残っているインタビューは、
旦那さんが「Pier3」という船着場で、
1日300ペソ(約650円)ほどの収入が得られる荷物運びの仕事をしている4人家族です。
毎日仕事があるわけではなく、
収入がない日は、同じスラム街の住人同士で助け合って生活をしているそうです。
奥さん自身は、幼少期に教育を受けていないらしいですが、
息子たちにはお金持ちになってほしいらしく、ちゃんと学校に通わせていると言っていました。
実はスラム街の子供たちは、学校で無料の教育を受けることが出来るようですが、
教育のない家庭に生まれた子供達は、親がそもそも教育に対して興味がなく、
なかなか学校に行けていないというのが現実だそうです。
ですが、家族みんながいつも笑顔が絶えないなぁと感じました。
このようにスラム街に住んでいる家族へのインタビューを通し、
それぞれ家族なりの幸せがあり、私たちがその人たちを「貧しいから幸せではない」など
簡単に判断が出来ないと改めて思いました。
★ALEGRE GUITARS
名称:アレグレギター
住所:Pajac-Maribago Rd, Lapu-Lapu City, Cebu
料金:無料(見学)
ここで売られているギターの全てが、ハンドメイドで作られています。
世界各地から取り寄せられた木で、一つ一つ丁寧に作られているギターなので、
そこでしか手に入らないという一品ものばかりでした。
ALEGRE GUITARSには、様々な種類のギターがあり、
職人さんたちは安いギターだと4〜5日で、
高価なものだと2ヶ月ほどの時間をかけて丁寧に作っているようです。
中にはよく見かけるアコースティックギターから、
フィリピンらしいココナッツで出来たウクレレ、
またフィリピンの伝統的なギターまで、展示販売されていました。
ギターは作られている木の種類や、形によっても音が変わるみたいで、
実際にギターを弾いて体験することも出来ました。
今回の訪問を通して、ギターが色んな国から取り寄せられた木から作られていて、
1つ1つ丁寧に作られていることを知りました。
また値段もオーダーメードの割に安くて購入が出来るのは、
ここALEGRE GUITARSだけではないかなと思います。
★ Alliance Software Inc.
アプリケーション開発のアウトソーシングを行っているソフトウェア企業です。
「Alliance Software Inc.」のスタッフさんたちと、
日本、フィリピン、台湾の「迷信」についてお互いの文化交流をしました。
例えば、フィリピンの場合だと、「歌いながら料理すると、結婚できない」や
「年越しの瞬間にジャンプをすると身長が伸びる」など、
初めて聞いた迷信がたくさんありました。
この発表をしていた人も、この迷信を信じて、
幼い頃から年越しにはジャンプをし続けていたらしいですが、身長は低かったです。
日本人も、「雷がなったらおへそを隠さないと取られる」
「夜に口笛を吹いたら蛇が出る」などの迷信が上がっていました。
私の意見ですが、日本の迷信は、「夜に口笛を吹いたら蛇が出る」など
夜に近所迷惑にならないように、あらかじめ注意をしておく
といった意味が含まれていると思いました。
生徒さんたちは、お互いの文化についてディスカッションすることで
新たな発見もあり、普段勉強している英語の実践の場としても活かせたようでした。
★INAYAWAN DUMPSITE
名称:イナヤワン・ダンプサイト
イナヤワン・ダンプサイトとは、セブ島中のゴミが集められている場所で、
セブ島で唯一のダンプサイトです。
ダンプサイトのエリアに入った途端、辺りは生ゴミの臭いなど漂っていたり、
地面には茶色く濁った水たまりが出来ていました。
目的の場所に向かっていると、東京ドーム10個分と言われる大きなゴミ山が見え、
その目の前に小さな集落がありました。
この前のエクスペリエンスクラスでは、
ダンプサイドのゴミ山の前の集落に住んでいる家族にインタビューをしました。
クリスマス前だったので、子供たちにクリスマスプレゼントと
クリスマスソングをプレゼントしました。
(クリスマスプレゼントとして子供たちにお菓子をあげました)
普段の私たちの生活からすると、ダンプサイトの子供達の笑顔がどうして絶えないのか、
ダンプサイトに住み続ける理由は何なのかなと疑問が思い浮かびました。
家族の人数も全体的に多かったですが、成長過程で、感染症で亡くなった兄弟もいるみたいです。
インタビューでは、どうしてここに住み続けるの?
どんな仕事をしているの?1日いくらぐらいで生活するの?と生活面での質問をしました。
ここに住んでいる人たちは、ここで住む以外の選択肢がありません。
ダンプサイドには、家賃などなく無料で住むことができ、
旦那さんは毎日ゴミ山から、リサイクル出来るものを仕分けしたり、
ゴミを別の場所に運んだりする仕事をし、1日200ペソ程度の給料を得て生活しているようです。
さらに、大家族での生活費を1日100ペソ(約250円)以内に抑えていて、
とても貧しい生活を送っていました。
ここに住んでいる家族へのインタビューを通して、自分たちの普段の生活での当たり前のことが、恵まれていて幸せであるということに気づかされました。
普段の学べる環境や生活環境に感謝をして、精一杯生きることが大事だと考えさせられました。
★YEP-SAN DIEGO ANCESTRAL HOUSE
名称:イェップサンディエゴ
時間: 毎日9 時〜18時
住所:155 Mabini St. Parian, Cebu City 6000, Philippines
料金:50 ペソ
イェップサンディエゴは、今から300年以上前に、
中国人商人であるドン・ファン・ヤップ夫妻と家族によって建てられた
セブ島で最古の家がそのまま博物館になりました。
見学中は昔使われていた家具や食器などが展示されており、
すべての展示物を触ることが出来るという、なんともセブらしい博物館でした。
館内には、多くのキリスト教にまつわる置物もあり、
ここでもフィリピン人の宗教の歴史や信仰心が高さが現れていました。
また昔のフィリピン人のお金持ちの家族の暮らしを学ぶことが出来ました。
★Santo Nino Church
名称:サントニーニョ教会
住所: Santo Nino Chapel Lane, Cebu City, Cebu
定休日:なし
料金:無料
サントニーニョ教会とは、セブ島に建てられたフィリピン最古のキリスト教の教会です。
この教会はフィリピンのキリスト教発祥の地でフィリピンカソリックの「聖地」
となっており、フィリピン全土から多くの人が参拝に訪れます。
訪問した際も、平日の昼間にも関わらず多くの現地の人々で賑わっていました。
日本で受験の前や何か大事なお願い事などがあると、
神社に行ってお祈りするように、フィリピンの方も教会でお祈りをします。
館内ではロウソクに火をつけてお願い事をしたり、肖像に触れることもできます。
ここではキリスト教ならではのお祈りの体験をしました。
赤いろうそくは、何個でも無料で火をつけることができ、
1つのろうそくに対し1つのお願い事が出来るそうです。
ろうそくに火をつけた後は、しばらくの間じっと目を瞑り願いを込めました。
さらに館内には、キリスト教がフィリピンに伝わった経緯が描かれた肖像もあり、
お祈りの体験だけではなく、フィリピンの宗教文化や歴史とも知ることの出来る教会でした。
★University of the Philippines
名称:University of the Philippines(UP Cebu)
住所:School of Management, UP Cebu, Gorordo Avenue, Lahug, Cebu City, Philippines
URL:http://upcebu.edu.ph/
University of the Philippines(UP Cebu)という大学です。
ここでは初めにグループに分かれてUP校内を見学し、
その中でIT技術を使って研究や実験を行う授業にお邪魔させて頂きました。
そこで3Dプリンターについて話を聞き、実際に使って作られた作品を見せて頂きました。
見学後は、Nichibunken学科の生徒さんたちと、
「学生時代に自分が所属していたクラブや、参加したイベント」について
プレゼンテーションを行いました。
今回の交流を通して、フィリピン、日本、台湾とお互いの文化についての知識を
より深めることが出来ました。
私が実際に感じたことは、フィリピンでは、運動部よりも、
何かイベントをする制作系の部活が多いと感じました。
例えば、日本だと部活といえば、サッカー、野球、テニスなどの運動部が上がると思いますが、
フィリピンの場合は、演劇部、芸術部などが多いようです。
そして年に数回、部活でイベントがあり、そのイベントに向けて作品を作り上げます。
運動部より、制作系の部活が多いのは、施設や気候なども関係しているのかな?と思いました。
NexSeedエクスペリエンスクラスの醍醐味である「世界を知り、世界を感じる」体験を
3か国交流で行えたことで生徒さんも学びがあったようでした。
★Profood International Corporation
名称:プロフードインターナショナルカンパニー
住所:No. 12 Pres. Roxas St., Mabolo, Cebu City, 6000 Metro Cebu, Philippines URL:http://www.profoodcorp.com/
1980年に設立し、代表的なドライマンゴー意外にも、バナナ、パイナップルなど
フィリピンの豊かな果物を加工し世界各国へ輸出している、最も大きい会社です。
ドライマンゴーが出来る過程で、一つ一つ丁寧にスタッフの手によって
チェックされていることを知り、ITや機械が普及している今、
人の手で一つ一つ大事にされている様をみて、現代にはなかなか見られない会社で、
フィリピンはとても自国の特産物への強い思いを感じました。
何気なく、フィリピンの定番のお土産だと思っていた
ドライマンゴー商品への見方が変わりました。
日常何気なく過ごしている中での発見がありました。
★PLDT
名称:PLDT
住所:Juan Luna Ave., Bgy. Mabolo, Cebu City
時間:月曜〜金曜 8時30分〜17時30分
URL:http://www.pldt.com/
日本でいう Docomo、ソフトバンクのようなフィリピンの大手ローカル通信会社です。
PLDTは1982年に、アメリカの電話会社GTEの下で運営されていた
電信4社の合併によって設立し、アメリカとフィリピンやその他の国をつなぐ
無線電話サービスを通して、初めてフィリピンと外国を電話でつなげました。
今現在では、スマートと言う子会社を通し、
フィリピンの大手通信会社Globeと並ぶ携帯通信端末へのサービスを行っています。
最新のIT電話の仕組みや、遠隔で会議を行える技術など最新技術に触れることが出来ました。
★MUSEO SUGBO
名称:スクボ博物館
住所:M. J. Cuenco Ave, Cebu City, 6000 Cebu, Phillipinnes
営業時間:9時〜18時
定休日:日曜日
電話番号:+63 32 239 5626
料金:75ペソ
FaceBook page:https://www.facebook.com/Museo-Sugbo-136798743014629/
「MUSEO SUGBO」とは元刑務所に作られた博物館です。
セブ島の歴史の中でも、主にスペイン統治時代、アメリカ統治時代、
日本の戦争統治時代についての展示がされています。
※セブ島の歴史 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%96%E5%B3%B6
太平洋戦争中に日本軍がセブ島に上陸し、
重要な物資補給地点・軍事拠点にしていたなどの歴史があります。
館内では、そのような歴史上のフィリピンと日本との関係を学べるエリアがあり、
フィリピンに滞在するなら、ここへ来て両国間の歴史を知る必要があると思いました。
また実際に昔兵士が使っていたものや、生活品など展示されていたので、
近くに歴史を感じることができました。
生徒さんたちからは、今まで知らなかったフィリピンと日本歴史を
学ぶことが出来たとのお声が多かったです。
まとめ
ネクシードで過ごした3ヶ月間にこんなにも多くの現地体験をさせて頂きました。
個人で行くと、英語のガイドがついていなかったり、
深く歴史を知ることは出来ない場合も多いですが、
NexSeedのエクスペリエンスクラスでは、ガイドに質問する機会もたくさんあるので、
個人旅行で行くよりも、よりフィリピン文化や事業について知識を深めることができると思います。
普通の留学だと、ストイックに英語勉強だけに集中しがちですが、
NexSeedの英語留学の一番のメリットは、普段とは一味違った現地体験を、
英語学習に交えながら出来ることだと思います。
また現地大学生との交流では、大学のイベントに誘ってもらったり、
新しく友達を作ることが出来たりと、エクスペリエンスクラスを通して、
よりフィリピンについて知識を深めることも出来たとの声も生徒さんから頂きました。
スラム街や、ダンプサイドに住んでいる人々へのインタビューの際は、
その人たちは英語が話せないので、NexSeedの先生たちが、
私たちの英語の質問を現地語であるビサヤ語に翻訳してくれ、伝えてくれます。
そのおかげで日本人ボランティア団体として行くよりも、深い質問をすることができ、
深いところまで理解ができたと思います。
今回様々なエクスペリエンスクラスに参加して、
初めての出会いや経験をすることが出来たとともに、
改めて自分の置かれている環境は幸せだと思いました。
「誰が幸せで、誰が幸せでないか。」
決めることは出来ないですが、勉強出来る今があるので、
これから色んなことを学び、挑戦し続けたいと思います。
最後に、NexSeedのエクスペリエンスクラスで、現地でしか味わえない経験をしてみてください。
ただ文化を知るだけではなく、自分について考えたり、
日本について違う方向からみるいい機会にもなると思います。
ぜひ一生に一度の体験をここセブ島・NexSeedで、、、
【ライター NexSeedインターンMiyu】
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NexSeedメディア編集部です。英語学習について、フィリピン・セブ島の魅力、NexSeedでの留学生活などを伝えます!
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