フィリピンを7度訪れた旅人が語るセブ島の治安

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海外留学の候補地にセブ島を考えている人、今まさにセブ島旅行を計画している人、そんな子供の旅が心配なご両親には是非本記事を参考にしていただきたいと思います。

本記事では2年半の間にフィリピンでバックパッカー旅や留学生活など、様々なシチュエーションを経験し、今までにセブ島へ7度訪れた筆者が様々な視点からフィリピンの治安をお伝えします。

 

数字で見るフィリピンの治安

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旅人の視点から見る治安もリアリティがあり重要ですが、まずは政府や民間が数値化している治安の情報を資料を元に見てみましょう。数値化された情報が基盤となり、その上で生の情報を得ることで情報強度が増します。

 

フィリピン、セブ島の危険レベル

Document by 外務省 海外安全ホームページ

外務省の公表によると、フィリピン全体の危険レベルは最低でもレベル1とされています。南部ミンダナオ島周辺は危険レベル2〜3とされており、渡航を控えた方が賢明でしょう。

2016年6月に就任したドゥテルテ大統領による政策のひとつに「ミンダナオ和平推進」が掲げられており、政府はレベル3地域の解決へと積極的に取り組んでいます。

筆者が滞在しているセブ島の危険レベルは1。決して油断していい水準ではないので、皆、危険を避けるために特別な注意を払っています。とは言えど、いかなる国に渡航する際もレベル1程度の注意は払うに越したことはありません。

どれだけ清潔でお洒落な場所でも、そこは外国であり我々にとってはアウェイなのです。

 

他国との比較

Document by 外務省 海外安全ホームページ

一概に危険レベル表記を見てもピンと来ないでしょう。そこでフィリピンと同じく人気の語学留学先であるカナダ、そしてセブ島と同じくリゾートとして人気の高いインドネシアのバリ島を比較の対象としてみました。

人気リゾート地バリ島の危険レベルがセブ島と同じくレベル1に対し、カナダは図を見ての通りの潔白。日本や韓国もカナダのようにレベル0とされていますが、実際は犯罪発生率(人口10万人当たりの犯罪認知件数)は日本の約5倍の水準となっており、ギャングの抗争による発砲事件や銃器や刃物を用いた民間の強盗も後を絶ちません。

カナダはアメリカほど銃器の所持が自由ではありませんが、銃社会のアメリカと広く国境を接することで銃器の密輸が行われ銃犯罪が絶えないのです。

各国の安全情報マップを比較してみると渡航先の危険情報レベルが0だからと言って、決してあなどってはいけないことが資料から読み取れます。

Document by Numbero.com

また、世界中の人口、犯罪率、交通情報、生活コストなど、あらゆる情報を一般ユーザーの投稿を情報源に作成された世界最大のデータベースNumberoで比較データを作成したところ、さらに具体的な数値で治安を見ることができます。

英語サイトにページ翻訳をかけているため、日本語のおかしい部分が多少ありますがおおよその意味を理解することが出来るでしょう。

治安の悪い国からあなたを守るサイト7選

 

セブ島の治安

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フィリピンは7000以上もの島で構成されており、各地域で独自の言語があるため英語、タガログ語の公用語に加え100種類以上もの言語が使われています。

言語が異なるほどにまで地域差があるフィリピン。一概に「フィリピンの治安」と国を語れど、治安にも地域差があります。

前項にも度々取り上げたセブ島は、筆者がまさしくいま実際に記事を書いている地なのです。そんな数多くある島々の中から本項ではセブ島にフォーカスして治安を解説。セブ島の中でも地域によって治安差があるのです。また、首都マニラとの比較もご参考にどうぞ。

 

セブ島で注意すべき地域

セブ島で注意すべき地域は、ざっくり言うとダウンタウンエリアです。詳細にはコロン、カルボン周辺を指し、多くの商店が立ち並ぶ地域で地元の買い物客に人気のエリアですが、市内に比べて犯罪率は上がります。

日中はたくさんの人で賑わい、筆者もよく買い物に出かける地域ですが、日が暮れると混沌とした雰囲気に包まれ、それは決して雰囲気のみに留まりません。これらのエリアで夜間の歩行は興味本位でも控えた方がいいでしょう。

 

セブ島の夜歩きについて

留学生活では新たな出会いがたくさんあり、夜の街に遊びに出かけることも多いでしょう。週末ともなればお酒に酔う時もありますが、長時間の一人歩きは出来るだけ避けましょう。

 

セブ島と首都マニラの比較

Document by Numbero.com

セブ島と首都マニラの治安さは、数字にして一目瞭然。セブ島に比べてマニラの方が治安が悪いことはフィリピン在住者の中で一般的な認識です。

セブ島への渡航で経由便を利用する場合、マニラを経由するケースが多く、中には乗り継ぎ時間を長く確保してマニラ観光に出る人も多いでしょう。マニラの空港「ニノイ・アキノ空港」は度々世界最悪の空港と呼ばれ、筆者も実際にマニラの空港でその劣悪さを体感しました。

空港から市内へのタクシーがやたら高額なことに始まり、そこまでは東南アジアのどこもよくあることなのですが、一番驚いたことは空港ターミナル内の外貨両替所が法外なレートで換金を行ったことでした。セブ島の空港ではありえないことです。

 

空港とはその国の玄関であり、どこの国の政府も空港内には目を光らせているという認識でしたが、マニラの空港に関してはそんな常識を逸脱していました。

個人的に初海外でマニラ旅行はハードルが高く思えますが、旅先のイレギュラーに焦らず対応できるくらい海外慣れしていれば、マニラは日本から飛行時間も短く安価に旅行できるのでおすすめです。

マニラのおすすめ観光スポット17選

 

フィリピン・セブ島でよく起きる犯罪

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フィリピンの治安について大枠が見えてきたかと思いますが、実際にフィリピン全体ではどのような犯罪が起こっているのでしょうか。

実はフィリピンは犯罪に凶器が使用されるケースが多く、中でも銃器に対する規制が緩いことから犯罪者が警察や被害者の抵抗に備えて銃器を所持している場合が多いです。「一般人でも警察に登録と許可を得れば合法的に銃を所持できる国」ということは知っておくべき事実です。

 

スリ

比較的どこの国でも起こりゆる窃盗。日本でもスリに遭った経験を持つ方もいるのではないでしょうか。フィリピンでもまたスリは日常的に発生し、民間が主に利用する乗り合いバスのようなジプニーの乗車時や、お酒を提供する飲食店、ナイトクラブを始め、歩行時に盗まれることもあります。

一見可愛くやんちゃに見える子供達もスリを行うので、とくに繁華街で子供に囲まれた時は犯罪である可能性もあるため気を引き締めましょう。

 

いかさま賭博

東南アジアの古典的な手法である、いかさま賭博。巷ではこれを「トランプ詐欺」と呼びます。

実際に起きた事例で言えば、ショッピングモールで買い物中に「娘が今度日本に行くから交流しないか」とフレンドリーに話しかけられカフェでお茶を。

食事をして表面的に信頼を築いた後に、家に招待すると言われ着いていくと「実は私はカジノのディーラーで必ず勝つ方法を知っている。私と組めば儲かる」と後の被害者に対して提案し、話に乗ってトランプのデモンストレーションをしていると「これからVIPの来客がある」と言い始めます。

 

その来客との賭博の中でいかさまを仕掛けて儲けようという提案なのですが、その賭博の中で話に聞いていた計画とは裏腹に被害者が負け、失敗したとして多額の負債を追うことになります。現金が無くてもカードで高額商品を決済させるなど、あの手この手を尽くしてお金を巻き上げてきます。

文章で見ると長くなってしまうほどに複雑なのでスリや強盗とは違って長時間に渡って行われる犯行です。

 

タクシー強盗

ジプニー乗車時の盗難やバイクタクシーで人気の少ない道に連れて行かれ恐喝される犯行に遭遇しないためにも、フィリピンで留学している生徒は学校側から移動時にタクシーを利用するように勧められ、タクシー乗車を規則として定めている語学学校が大半です。

そんな中でも少ない確率で起こりゆる犯罪パターンがタクシー強盗。バイクタクシーの犯行パターンに見受けられるように、人気のない道に連れて行かれ運転手により強盗被害に遭ってしまうのです。

「じゃあ何で移動すれば安全なんだ!」といったところですが、後述の対策の項で最も安全に移動するコツをご紹介させていただきます。

 

美人局

男性に限った犯罪被害になりますが、フィリピンでは日本人を含む外国人を狙った美人局(つつもたせ)が発生しています。フィリピンでの売春行為は最高で終身刑が課される重罪ですが、現在も売春行為が横行しています。

気に入った女性とナイトライフを楽しもうと夜も深まった時に恐いお兄さんが登場して、恐喝されるというのが一般的な手法です。

海外旅行先で危険に巻き込まれないために、知っておくべき6大犯罪

 

フィリピン・セブ島における犯罪対策

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決して犯罪行為は決して許されることではありませんが、対策をおろそかにしていて犯罪の格好の的になっていては元もこうもありません。旅行、留学、ワーホリと様々な旅のカタチがあれど、それは人生において特別な時間。

そのような時間を台無しにしないためにも渡航に際して犯罪対策の学習は必須です。前項でご紹介したフィリピンでよく起きる犯罪にも通用する基礎的な対処方法をご紹介します。

 

お金の持ち方、隠し方

犯罪被害で失うものは大きく分けて二つ。「お金と命」です。まずは実際に筆者や周囲の「ひとり旅上級者」が実践しているお金の守り方を3つピックアップしてみました。

 

とにかく気をつける

さっそくの精神論ですが、とても大事なことです。お酒に酔ったり、ボーッとしているような注意が散漫している時にこそ犯罪被害に合いやすいですし、犯罪者側もそのようなタイミングを狙っています。

日本では電車で移動中に仮眠をとることは日常的風景ですが、海外では居眠りは禁物です。仕方が無く歩くことになった暗い夜道は後方を確認しながら歩くなど、常にスキを見せない行動を心がけましょう。

スキのある女性がモテるとはよく言ったものですが、犯罪者からもモテてしまうのでご注意を。ある意味どちらも獣の目をしていますので!

 

パッキングの分散

長距離移動時も短距離移動時も、貴重品の分散を心がけましょう。財布はスーツケースと手荷物にひとつづつ用意したり、少しの外出なら部屋の現金と手持ちの現金を分けたり、また宿の室内に置いてもハウスキーパーの出入りがあるため、二箇所以上に現金を分散すると良いでしょう。

分散しすぎるとどこに置いたか自分で分からなくなってしまうのでほどほどに……。

お金を一箇所に固めないことは非日常的ですが、犯罪に遭わずとも忘れ物としてバッグを失くしてしまうことへの対策にもなり、リスクの分散として活躍します。

 

ウェストポーチの使用

海外での観光中や少しの外出時に活躍するのが、ウェストポーチ。両手が空くので買い物後に袋を持ちやすいなど利便性がありますが、防犯面でもウェストポーチの利用はオススメです。

リュックを背負うと死角になってしまうため、前に抱えることが度々推奨されますが、荷物が少ない際は出来ればリュックの使用を避けた方がいいでしょう。

前に抱えていても中身をナイフで切り開かれる可能性があり、食事時に隣に置いていたら盗られてしまうリスクがあります。

利便性と防犯性に優れ、収納に際してスペースを取らないランニング用のウェストポーチがおすすめです。

スタンダードとなっている斜めがけのウェストポーチは観光客感丸出しなので避けた方がいいでしょう。

 

クレジットカードの安全な使い方

海外渡航に欠かせないクレジットカード。現金至上主義だと万が一のハプニングに対応できない場合が多いですし、保証が効きません。

17歳の時にカードを持たずにニューヨークへと一人旅に出た時、ぼったくりタクシーによって初日にほとんどの現金を失った時は、それはもう大変な思いをしました……。

 

複数枚所持

現金の保管方法と同じくリスク分散のため複数枚の所持をお勧めします。フィリピンの場合だとVISAとMastarの2枚持ちが便利でしょう。スキミング対策のカバーに入れることや、スキミングされた時のリスク削減のため限度額を低めに設定しておくことも一つの手です。

 

デビットカードの併用

クレジットカードと同じように使え、海外ATMで日本の口座から現地通貨を下ろせることが便利なデビットカード。連携されている口座の残高から決済されるので、クレジットカードと併用することもあります。

15歳から持てるので若者のはじめての旅にはデビットカードがいいでしょう。クレジットカードとデビットカードの2枚所持で役割分担とリスク分散の一石二鳥も可能です。

 

交通手段の選択

フィリピンでよく起こる犯罪の項でもご紹介した交通機関での犯罪被害。タクシーが一番安全とされているにも関わらず、タクシー強盗が起きるときたら安全の為にもうどうしたらいいか分からないですよね。

犯罪を予防するために然るべき注意を払っていれば、犯罪リスクを限りなくゼロに近づけることが出来ます。

 

タクシー会社を選ぶ

フィリピンのほとんどのタクシーは同じ見た目をしていますが、ひとつのタクシー会社が全て配車しているわけではありません。車体にプリントされた文字をよく見ると車体ごとに異なるのですが、それがタクシー会社の名前です。

中でもマニラやセブは必ず乗れるKEN TAXI。

日本人オーナーが経営するタクシー会社であり、優良会社であり、在住者や現地人からも信頼を受けています。道を流しているタクシーを拾う時はKEN TAXIを選ぶと安心です。

 

ナンバーを控える

KEN TAXI以外にも大半のタクシー会社はちゃんとしていますが、時折欲の深い高額請求のドライバーに当たってしまいます。対策として乗車前にプレートナンバーを写真に撮って控えるといいでしょう。写真を撮っていることをドライバーに視認させるためにも車体前方のプレートを写真に収める方が有効です。

また、それなりのランクのホテルやレストラン、空港のタクシーエリアでタクシーを呼んでもらうと、タクシーのプレートナンバーを書いた紙を渡してくれるので、すぐに捨てずに保管しておくと車内に忘れ物をした際の連絡にも役立ちます。

 

配車アプリを使う

フィリピンの都市部ではUberやGrab taxiなどの配車アプリが人気です。目的地を入力して自分のいる位置まで配車。配車前に料金が提示され登録しているクレジットカードから決済されるので支払いトラブルもありません。乗って降りるだけなので英会話も不要です。

快適安全な配車サービスの登場によって競合が現れたタクシー会社は信頼獲得のため、より一層ドライバーへの指導に力を入れ、今後の治安正常化へと繋がるでしょう。

 

服装

女性がニップレスとTバックで歩いていて痴漢に遭っても犯罪者が悪いのか本人が悪いのか責任の置きどころがよくわかりません。高額紙幣の束を片手に持って歩いているのと同じようなものです。犯罪対策の上で服装はとても重要です。人の印象は出会った瞬間に8割が決まります。

そして印象は全て外見の情報を元に判断されるのです。犯罪者が犯行に及ぶ時のほとんどは瞬間的なもので、誰を狙うか精査する時、外見で判断することから服装や装飾品の選定には気を使わなければなりません。

 

露出の多い服を避ける

振り切った冗談で極端な例を上げたように、露出の多い服装は犯罪心理を誘発させます。

フィリピン常夏の国なので南国ファッションに心が躍り露出が多くなりがちですが、リゾート内で終始過ごすのでもなければ人の多い場所や夜道では胸元、肩、大腿部をの露出は避けたほうがいいでしょう。

 

高価なものを身につけない

明らかにブランド品と分かるようなものを身につけていると犯罪者の格好の的になってしまいます。腕時計は特に高級感を主張しやすいので、実際の価格に関わらず高級感のあるデザインの時計は避けた方が懸命です。

筆者は時計をつけませんが、普段から腕時計をつける旅慣れた人だと、海外用に低価格高品質なG-SHOCKを所有している人をよく見かけます。また、フォーマルな場所に行く際の服装で街を歩くと浮いてしまうため、信頼できる交通機関を選択し、なるべくドアtoドアの移動を心がけましょう。

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セブ島を7回訪れた筆者が遭遇したハプニング

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初めての一人旅で白タク(高額請求タクシー)にほとんどの現金を持って行かれてしまった経験から、常に注意を心がけているので海外での犯罪被害には縁が薄いです。

が、しかし。バックパッカー、観光、留学と様々なスタイルで7回もセブ島に訪れていると、さすがに色々とありました。犯罪被害とは言い過ぎかも知れませんが、日本ではありえないような実際に起きたハプニングをご紹介します。

 

奪われた財布

留学生活中の夕暮れ時。いつものローカル料理屋で少し早い夕食をとった帰り道。何度も来ているセブ島でいつも歩いている大通り沿いだからと気を抜いてパンツの右ポケットに長財布を入れていました。

その時、突如として20代ほどの男性二人に左右を囲まれ、左の男は空いた缶詰の口を筆者に向けお金を要求するモーションを。右の男は付き添いのように歩いているだけ。筆者が積極的に絡んでくる左の男に注意を向けている間に右の男が財布をスったのです。

 

囲まれた時から財布が盗まれることは分かっていたので、盗まれた数秒後には穏便に返してもらいましたが、人によっては恐怖で足がすくんで動けなくなったり盗られたことに気づかず走って逃げたりしていたら財布はしっかり盗まれていました。

取り返すことは逆上を煽ることになり凶器が出てくることもあるので決してマネしないで欲しいのですが、このような場合は財布と命どちらが大事かを瞬時に判断して下さい。

筆者の場合は100ペソ札を一枚あげてハイタッチしてちゃんと働いて稼ぐように伝えて解散したので気持ちのいい経験となりましたが、たまたま結果オーライだったから楽観して言える話なのです。

 

消えたスーツケース

単刀直入に言うと8割の持ち物を入れていたスーツケースをタクシーのトランクに忘れました。セブ島の海の一角に住む漂海民族バジャウ族の村を訪ねた帰り道。道を流していたタクシーに乗ったのでプレートナンバーの控えは無く、追跡は不可能。

トランクへの積み込みを任せたドライバーが故意に降車時に知らせなかったのか、はたまた筆者が初めてのスーツケース旅がゆえに慣れている普段のリュックサッカースタイルで降車してしまったのか。

99%の確率で後者なのですが、美容師(筆者の職業)として命の次に大事とも言えるカットハサミ一式を全て失ったことにはとてもヘコみました。30万円分くらいです。

あれから1年経った現在も、仲間に寄付してもらったハサミを使っているので自分で買ったハサミは一丁も持っていません。

 

最大の敵は自分

明からさまな犯罪被害に遭わなくとも自身の不注意がきっかけでどんなハプニングが起こるか分かりません。筆者の場合は他人には注意を払いますが、自分に対してのセキュリティ能力は皆無です。よってこのようなハプニングは日本でも日常茶飯事なので生きるのが大変です。

犯罪を知り、対策を講じ、最終ステージは自分に対するセキュリティ能力です。筆者のようなタイプの人はとにかく自分と戦いましょう。

セブ島なのにリゾート感なし!生涯、海の上で生活する「バジャウ族」の村に行ってみた

 

実際にセブ島の留学生が受けた被害事例

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セブ島はリゾート地としても人気が高いのですが、英語留学先としても安価で良質な英語教育が受けられるとして多くの指示を得ています。

そして最も治安問題に重きをおくべきは留学生でしょう。なぜならば移住者を覗くビジターの中では圧倒的に滞在日数が長く、数週間〜1年以上の滞在となります。1ヶ月以上の滞在はもはや短期移住と名乗ってもいいほど生活感に溢れてくるので、絶対的な時間の増加から、楽しいことの数と共に危険な目に遭う確率も増えてきます。

過去に幾度となくセブ島を旅している筆者は多くの留学生に会っており、様々な被害談を聞いてきたのでその一部をお伝えします。

 

トランプ詐欺

モールで女性に声をかけられ、自宅に招かれ行くと強面の男性に囲まれ、「ポーカーをしよう」と言われる。謎のディーラーが家に訪れポーカーをプレイするも、計画的惨敗。その被害額は50万以上、100万以下。

 

スリ

毎年開催されるフィリピン最大級のお祭り「シヌログ」の開催中に、人混みの中で突如としてカバンを切り裂かれ、中身の携帯を持ち逃げされる。

 

偽札

1000ペソ札を500ペソ札2枚に両替してくれないかと言われ、両替すると偽札であった。

 

置き引き

レストランで、カバンをテーブルのすぐ近くに置いて食事。話が盛り上がっている最中に置き引き。バッグ、PC、カード、パスポート等の被害総額は20万ペソ(40万円)相当。

 

ボッタクリ

空港から市内までのタクシーで、通常料金の倍以上を請求される。

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セブ島の語学学校が講じている犯罪対策

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セブ島には700以上の外国人向け語学学校があり、どこの学校も生徒の安全を第一に考え、犯罪対策に全力を尽くしています。

セブ島の語学学校が犯罪に対して具体的にどのような対策をしているのか、日本人に人気の語学学校NexSeedのスタッフ大澤さんにお話を伺ってみました。

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:大澤さん、女性の海外生活ってなかなか神経使うと思うんですけど、セブ島に住んでいて治安についてどう感じます?

 


:高価なものを身につけないようにしていますね。なるべく現地の雰囲気に溶け込むような…旅行客ではなくセブに馴染みのある在住者として認識されるように服装や行動に気をつけています。

 


:現地の雰囲気に溶け込むために、高価なものを身につけない以外に実践していることとはなんでしょう?

 


:慣れた感じですかね。例えばタクシーに乗る時で言うと乗車してからマップを開いて行き先を伝えるのではなく、事前に行き先をスマートに伝える準備をして乗車するとか。行き先を告げる段階でもたもたしていると不慣れだと思われて狙われてしまう可能性もあるので。

 

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:その対策初めて聞きました。でもすごく大事なことですね。最近は配車アプリを使うことが多いのですが流しているタクシーに乗る時は大澤さんの対策を真似してみます!ところで本題ですが、語学学校NexSeedは生徒の安全を守るためにどのような犯罪対策をしてますか?

 


:学生寮のコンドミニアムとNexSeedの校舎の間では休日を除き、毎日定刻に送迎車を用意しています。寮から学校までドアtoドアなので、登下校時に外を歩くことがなく犯罪とは疎遠の環境を用意しています。寮もガードマンが常時二人体制で24時間警備についていて、2時間おきに各階をチェックするようになっています。

また、入学時のオリエンテーションでセブ島の犯罪事例を新入生に説明し、生徒一人一人にも日頃から注意を怠らないように促し、セブ島でなにか事件があった場合にはセブ島の全語学学校が連絡を取り合っているセブ島留学委員会から逐一情報共有がされるようになっています。

 


:出来る対策は全部している感じですね。あとは週末や放課後に学校の手が及ばない範囲で何事もないように生徒個人の注意意識が大事ですね。ところで大澤さん。

 


:???

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:おしり触ってもいいですか?

 

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:え、絶対ダメです(笑)

 

 

 

 

笑顔で断られたのであと30回くらい押したらいける気がするのですが、その拒否速度からセキュリティレベルが非常に高いことを実感しました。

セブ島に旅行する方をはじめ、留学する方はこれくらいのセキュリティレベルを持って渡航しましょう。大澤さん、ありがとうございました!

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最後に

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そもそも論ですが、治安とは一体なんでしょうか。自動販売機が設置されている国は治安がいいのでしょうか。

いえ、そこに答えはありません。前提として治安というものは個々の問題であり、本記事の事例や体験談はあくまでも一例です。例えば人々は「東京は治安がいい」と語れど、1泊2日の東京観光で酔っ払いの喧嘩シーンにでも遭遇すれば観光客は「治安が悪い」という印象を持つかもしれません。

治安というものは犯罪率に限らず、「秩序の維持」を言います。法に触れるか触れないかではなく、モラルを問うものなのです。東京では電車の中や駅前で発狂してる人をよく見かけます。あれ、世界最高峰に治安が悪い印象だと思うんですよ!

 

筆者は東京の鉄道駅近辺は特に治安が悪いと感じ、人があられもない姿で亡くなるし、狂人が多く、闇が深いので用心しています。そのように治安は法という静的な概念ではなく、秩序という動的な概念なので、それぞれの価値観と経験に依存するのです。

自身の秩序についても一層戒め、社会を多角的に見つめることも海外を旅して得るひとつの産物。フィリピン留学もまたしかり、集中した英語学習に加え、日本にいては学ぶことのない社会学習がそこにはあります。

本記事を通して読者のみなさんが知識、行動共に最低限の安全策を身につけ、楽しいフィリピンライフを過ごして頂ければ幸いです。

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Licensed material used with permission by NexSeed Inc.

投稿者プロフィール

KOH
自身5回目のセブ島にして初の語学留学。英語赤点の中卒がモテるために英語学習に励んでいます!お酒は全く飲めない設定。