「失敗」の英語表現を学ぼう!カジュアルな表現もご紹介します。

「失敗しちゃった!」と言いたい場合、みなさんはどんな英語表現を使いますか?

自分のミスを認められる人は、例え失敗してしまってもその素直さを好意的に捉えてもらえるものです。「失敗」の英語表現を学んで、いざというときにきちんと説明できるよう準備しておきましょう!

 

①「失敗した」の英語表現

まずは、基本的な「失敗した」の英語表現を学びましょう。

〇make a mistake

「失敗」のことを日本語で「ミス」と言うことがありますので、英語で「私はミス(失敗)をした」と言いたいときに”I missed.”と表現してしまう方がいらっしゃいますが、これでは意味が違ってきてしまいます。動詞”miss”にも「失敗する」という意味はあるのですが、”I missed the train.(電車に乗り遅れた)”といった感じで後ろに何を失敗したのか(逃したのか)を入れて初めて文章として成り立つのです。単純に「ミス(失敗)する」と言いたいのであれば”make a mistake”を使いましょう。”mistake”の前につく動詞が”do”ではなく”make”なのにも注意してくださいね。

ちなみに、類似表現ですがよりカジュアルなもので”make a blunder(ドジを踏む)”といった表現もあります。

 

〇mess up

こちらは日常会話によく登場するカジュアルな表現です。「失敗した、しくじった」という意味で使われます。

友達同士の会話で使いやすいフレーズなので、海外ドラマ「フレンズ」の中でもたくさん出てきていました。例えば、売れない役者のジョーイがオーディションの出来を仲間達に報告するシーンがこちら。

ジョーイ : Hey.(やあ。)
チャンドラー : Hey! How’d the audition go?(おー!オーディションどうだった?)
ジョーイ : Terrible! I messed up every line! I shouldn’t even be an actor!(最悪だよ!セリフ全部しくじった!俺は俳優なんてやるべきじゃないんだ!)

“messed up”の発音は、「メスド アップ」ではなく「メスト アップ」となり、早口だと「メスタップ」のような感じになりますので気を付けましょう。

また、類似の表現に”screw up”や”goof up”というのもあります。”goof(グーフ)”といえば、誰か思い出すキャラクターはいませんか?そうです、ディズニーに「グーフィー」というキャラクターがいますよね!「間抜け、ドジ」といった意味があるのでそこから名前がつけられているようです。

 

〇blow it

もともと「吹き消す」という意味がある”blow”ですが、”blow it”には「とちる、フイにする」といった意味があります。

海外ドラマ「フルハウス」では、好きな男の子に振られてしまったDJを慰めるベッキーのセリフにこのフレーズが使われています。

“Deej, that boy blew it. You are the best.(DJ、その男の子は惜しいことしたわよ。あなたって最高なんだから。)”

 

〇drop the ball

「ボールを落とす」という表現で「失敗」を表すフレーズです。もともとはアメフトの「ボールを落としてはいけない」というルールから来ている言葉のようです。

 

〇fail

“failure(失敗)”という単語でご存知の方もいらっしゃるでしょう。最も広く知られている「失敗」の単語ですが、こちらは受験や就職面接などの失敗で使われるような固いニュアンスの単語で、ちょっとした失敗に使うと大げさな感じに取られてしまいます。そのため、口語表現で頻繁に使われることはないようです。

 

②「失敗」に関連する英単語

日本語で「失敗」を「ミス」と言うことからも分かるように、”mistake”だけでなく「失敗」を表す単語には”mis”がついていることが多いです。

投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。