TOEIC
実用英語技能検定と同じくらい有名なのが、TOEIC【トーイック】です。TOEICとは、“Test of English for International Communication”の略で、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が主催しています。ビジネス英語の能力検定試験として知られており、主に大学生や社会人が多く受験します。
TOEICは実用英語技能検定のように「級」があるのではなく、獲得したスコアでスキルが評価されます。リスニング・リーディングの2つで構成された試験で、満点は990点です。
世界ではあまり知られていない資格ですが、高いスコアをとっていると、日本では就職・転職、入社後の昇進試験などに有利になることがあります。外資系企業へ就職を考えている人、仕事で英語を使う人は、受けておきたい試験。この場合、700点以上を目標にしましょう。
全国通訳案内士試験
全国通訳案内士試験は、英語の国家資格です。英語以外にも、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語などの言語でも試験があります。
全国通訳案内士試験に合格し、都道府県の登録を受けると、観光客に対して、通訳・観光案内して、報酬を得ることができます。無許可で行った場合は法律違反になるため、英語の通訳・ガイドの仕事をしたい人は、資格の取得が必要です。
観光英語検定
観光英語検定は、全国語学ビジネス観光教育協会が平成元年から実施しています。3級から1級まであり、海外旅行を楽しみたいという人向けの内容から、旅行会社やホテルなどの観光業で働きたいという人まで、それぞれ対応したレベルになっています。
職業として観光英語を使うといった場合は、かなり難関ではありますが、1級の取得を目指すとよいでしょう。
国際連合公用語英語検定試験
国際連合公用語英語検定試験は公益財団法人 日本国際連合協会が主催し、外務省の後援がある資格です。
E級から特A級まで6つの級があり、英語以外に、国際連合に関係する知識も問われる試験で、その分内容も難しくなっています。
最高レベルである特A級の資格を持っていると、国連やユネスコなどの国際公務員になる道も開けます。国際連合公用語英語検定試験は、外交官などを目指す人にもおすすめの英語資格です。
まとめ
英語の資格は、実はまだこのほかにも存在します。級などでレベルが分かれているもの、スコアの高さでレベルを測定するものなど、評価のしかたもさまざまです。
英語の資格試験を選ぶときは、英語をどのような目的で利用するのかを明確にしましょう。海外留学を考えている人なら「TOEFL」や「IELTS」、仕事で英語を使う人なら「TOEIC」などが適しているといえます。
英語の資格を持っていて、得することはあっても、損をすることはありません。積極的に資格の取得を目指しましょう!
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投稿者プロフィール
- ライター。10代の頃から英語学習に興味を持ち、アメリカで1年間の留学を経験。『モノづくり』が好き。
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