形容詞的用法
不定詞がたりない形容詞を補う役割を果たす、それが形容詞的用法です。主に~するための、~すべきと訳します。形容詞は名詞を修飾しますが、これも同じように、名詞の前にto +動詞の原形で起き、直後の名詞を修飾する役割を果たします。
名詞的用法と違い、文の主要素とはなりません。
また、前置詞が必要な場合があります。注意しましょう。
以下のような場合です。
I’m looking for a house to live in. 私は住むための家を探している。live in a houseとして一つの文章として成立するため、inがない場合は文章として成り立ちません。注意しましょう。
例文
I have a lot of work todo. 私にはやらなくてはならない仕事がたくさんある。
I want something to eat. 私は何か食べるものが欲しい
入試問題やtoeicなどでよく見ることのある文章です。端的に形容詞的用法の特徴を表しています。
副詞的用法
副詞的用法はために、~してと訳します。福祉と同様に、動詞、形容詞、副詞を修飾します。
主に行為の目的、原因、理由となります。形容詞的用法と同様に文の主要素とはなりません。
例文
It is difficult to understand English. 英語を理解することは難しい
よく受験参考書にある、it to 構文というやつです。
I’ll go to Japan to see my friend. 私は友達に会うために、日本へ行くつもりです。
三つの用法の見分け方
最後にここで悩む方が多い、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法、三つの見分け方をご紹介します。
まず名詞的用法とそれ以外はto +動詞の原形部分が、主要素となるかならないかで見分けます。つまり、その部分を除いても文章として成り立つかどうかを見るのです。
名詞的用法の場合には取り除くと文章として成り立たなくなります。それ以外は取り除いても、文章としてはおかしくなりません。
次に形容詞的用法と副詞的用法の見分け方ですが、こちらも簡単です。文章内にある名詞を見て、それをto+動詞の原形部分が修飾しているかどうかを見ればよいのです。修飾していれば、形容詞的用法、していなければ、副詞的用法です。
まとめ
今回は英語の不定詞がどのようなものであるかご説明してきました。不定詞は基本的にはtoの対象物を指し示すという特徴、そしてto+動詞の原形という形、そしてたくさんの使い方がある、ということを理解しておけば問題ありません。
例外的なものもあるため、英語をしっかりと使うことができるようになるためには実際の文章や会話の中でどのような使い方があるのかを見て学んでいく必要があります。
まずは基本を理解して、どんどん使ってみましょう。
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