効率的な英単語の覚え方【書いて覚えちゃダメ!?】

単語力は直接語学力に結びつく部分です。ですが、実際のところ、覚える作業は非常に大変で、努力が如実に反映されます。

ここでは、そんな英単語の覚え方を資格試験、英語話者とのコミュニケーションなど、目的別にまとめてご紹介していきます。

寝るだけで覚える、一度見たら忘れないといった,魔法のような方法ではありませんが、確実に覚えることのできる方法です。この記事が英語学習の参考になれば幸いです。

 

資格試験や受験勉強で、すぐに英単語を覚えたい人向けの方法

まずは資格試験や受験勉強で特定の点数を、あるいは合格するために英単語を覚えたいという方向けの方法になります。最後の部分でおすすめの教材はご紹介いたしますが、人により目的が異なるので、ご自身にあったものを使いましょう。

受験勉強の場合は受験用ではなく、網羅性の高いものを利用しても構わないかと思います。資格試験の場合は、網羅性の高いものよりは試験に向けた単語帳が多く出ているので、そちらを利用するといいでしょう。

コツは早く、とにかく量をこなす

実際の作業の流れに入る前に、まず心構えをお伝えしたいと思います。それは何か?簡単です。

とにかく1冊を早く済ませ、そして量をこなすということです。

具体的にどのような作業をするかというと、簡単です。手でも紙でも何でもいいので、使う単語帳の訳文を隠し、英単語を見て、日本語訳を思い出す、これだけです。1単語1秒程度で次に移りましょう。わからなかった単語、あるいは答えが出せた単語にしるしをつけておくとわかりやすいです。

この際、紙に単語や意味を書くのは時間の無駄なので、やめましょう。とにかく早く、そして回数をこなすことが肝心です。

資格試験、受験勉強などの場合には試験までの時間が限られています。1カ月から、2カ月くらいで必要な英単語を覚える必要があります。

1カ月というと短いように思う方も多いかもしれません。ですが、今回紹介した方法であれば、特に問題はありません。仮に3000~4000語含まれているTOEICなどの資格試験用の単語集だったとしても、1単語1秒ほどであれば、50分から1時間弱で、1周で来てしまいます。隙間時間でも十分に取り組むことが可能です。100回を目安に取り組みましょう。

1回1時間として一日4回計四時間取り組めば、問題なくクリアできる回数です。どうしてもまとまった時間がとれない、1回で一冊回すのは心が折れそう、という方は覚える単語を日数で日割りして、例えば3000語を30日で覚えるのであれば一日100語すすめる、といった形で小分けにして覚えましょう。

 

慣れない場合は情報カードを使うのもあり

上記の方法は覚えるネタ、つまり単語帳があればどなたでも、どこでも、覚えることが可能です。ただ、単語帳のサイズやレイアウトによってはどうしても訳文が隠しづらいそんなこともあるかと思います。

そんなときにおすすめなのが、小型の情報カードです。無地のものがおすすめです。単語カードではありません。単語カードを使ってもいいのですが、単語カードは携帯性に優れるのですが、いかんせんサイズが小さく、一単語につき一つの意味程度しか書くことができず、また丈夫ではありません。繰り返し使う、という用途には向いていません。

その点、情報カードは厚手で丈夫です。100枚で300円ほどと少々お高いですが、非常に便利です。

 

おすすめ単語帳

さて、この項の最後におすすめの単語帳をご紹介したいと思います。

大学受験生の方には以下単語帳がおすすめです。

「システム英単語」駿台受験シリーズ
「Duo 3.0」

この二つです。システム英単語は大手学習塾「駿台予備校」監修のものです。受験に必要な英単語が過不足なく含まれています。ただ、これだけでは上位校レベルを目指す場合には不安です。Duo3.0は広く英語学習者に使われている、単語帳で、様々な単語、熟語が網羅されています。これ2冊を済ませておけば、受験レベルの英単語であれば、十分でしょう。

資格試に関しては、試験別にそれぞれ教材が違うので、これ、と決めることはできないです。ここでは受験者が多い、TOEIC,TOEICの受験者におすすめの単語帳をご紹介します。