「わざわざ」は英語でどう言えばいい?ぴったりのフレーズ5選

「わざわざ来ていただいて、すみません。」という日本語表現を耳にすることがありますが、文中に使われている「わざわざ」という言葉を英語でどう言うか知っていますか?また、そもそも、「わざわざ」とはどういう意味なのでしょうか?

「わざわざ」という言葉をそのまま英語に直訳するのは少し難しいですが、文中でどのような意味で使われているのかを考えると、当てはまりそうな英語フレーズがいくつか出てきます。

今回は「わざわざ」を表すときにふさわしい英語フレーズについてご紹介します。

 

「わざわざ」ってどういう意味?

日本語の「わざわざ」には、“あえて”、“特別に”、といった意味があります。したがって、「わざわざ来ていただいて、すみません。」というのは、ついでではなく、このためだけに特別に来てもらったことに対して、労をねぎらい、感謝の気持ちを表している文章です。

一方、「どうしてわざわざそんなことをするの?」と言う場合は、“わざと”、“故意に”、というネガティブなニュアンスになります。

使い方によっては、相手に不快な印象を与えてしまうこともあるので、注意しましょう。

 

「わざわざ」を表す英語フレーズ

all the way

「わざわざ」を表す英語フレーズでよく使われるのが、“all the way”です。“あえて”、“(このためだけに)特別に”、といったニュアンスで使われます。

She came all the way here from N.Y.(彼女はニューヨークからわざわざ来てくれた。/はるばる来てくれた。)

My brother helped me all the way though he was busy working.(兄は仕事で忙しいのに、わざわざ手伝ってくれた。)

How come you said that all the way?(どうしてわざわざそんなことを言ったの?)

 

go out of the way

“わざわざ~する“と言うときには、”go out of the way“という英語フレーズを使います。”特別に何かをする“というニュアンスです。

You don’t need to go out of the way.(わざわざそうする必要はありません。)

She came here and went out of her way to help me yesterday.(彼女は昨日ここに来て、わざわざ手伝ってくれた。)

 

take trouble

“take trouble”も、“わざわざ~する“と言うときに使う英語フレーズです。

She took the trouble to come here.(彼女はわざわざここに来てくれた。)

You don’t need to take the trouble to go there.(わざわざそこへ行く必要はない。)