英語で契約を結ぶときに注意すべきビジネス英単語! 関連例文18選

英語で書かれた契約書を見たことがあるでしょうか?日本語でも契約書は難しいですので、見たこともない方にとっては大きな壁に感じるでしょう。しかし英語を使ってビジネスをすることを考えているなら、乗り越えなければならない壁ですね。

さらに、他社との取引をする上でも、お客さんとの間でも契約という言葉は必ず出てきます。そこで、契約に関する英語について説明いたします。

 

契約そのものを表す英単語の違い

契約そのものを表す英語は「contract」と「agreement」があります。まずはその英単語の違いを説明いたします。

「contract」を使った「契約」の英語表現

「contract」は正式な契約に使われる英単語です。法的な拘束力があるようなしっかりとしたものに使います。「約定」「婚約」という意味もあります。

では、「contract」を使って「(正式な)契約する」というのはどのように表現するのでしょうか?

 

1.I wish to make a contract with you.

わたしはあなたと契約を結びたいです。

→「make a contract」はもっとも多く使われることが多い、「contract」を使って「(正式な)契約する」という英語表現です。覚えておきましょう。

 

2.I want to conclude the contract tomorrow.

わたしは明日には契約を締結させたい。

→「conclude」は「結論を出す」という自動詞の他、「完結させる」という他動詞があります。「conclude a contract」で「契約を締結させる」という意味になります。

 

3.We entered into a two-year contract with a German manufacture yesterday.

我が社は昨日ドイツのメーカーと2年契約を結んだ。

→「enter into a contract」も「契約を締結する」という意味で使われます。「enter into」に「~を始める」という意味があります。

 

4.It is difficult to know that a single click will lead to an offer to execute a contract.

ワンクリックが契約の申込であることを認識するのは難しいです。

→「execute」は「実行する」という意味の動詞です。「execute」の後ろに人を置くと「処刑する」「死刑を執行する」となるので要注意です。

 

「agreement」を使った「契約」の英語表現

一方「agreement」は、正式な契約にも使われますが、単なる口約束のようなものや「合意」という意味で使われることもあります。

「agreement」を使って「契約をする」というのはどのように表現するのでしょうか?実は「contract」のときと使われる動詞は同じです。

5.We should make a consultant agreement.

我が社はコンサルタント契約を行なった方が良いです。

 

6.The necessity to conclude a license agree is not shown in advance.

ライセンス契約の必要性が事前に明示されていません。

→「necessity」は「必要性」です。「in advance」で「事前に」「前もって」です。

 

7.We would like to enter into an agreement with you.

我が社は御社と契約を結びたいです。

 

8.We will execute a partnership agreement with ABC today.

我が社は本日パートナーシップ契約をABC社と結ぶ予定です。

 

その他契約に関する英語表現

ここからはその他契約に関する英語表現を見ていきましょう。「契約を解除する」ときにはどのように言ったらよいのでしょうか?あるいは「契約を取って」きたときにはどのように言ったら良いのでしょうか?様々な表現を押さえておきましょう。

「contract」も「agreement」も使われる動詞は同じですので、入れ替えて使ってください。

 

契約を解除する

9.I’ve decided to cancel the contract due to the distress.

わたしは心痛のため契約を取り消した。

→「契約を解除する」は「cancel a contract」です。「distress」は「心痛」「悩みの種」という意味です。

 

契約を交わす

10.We’ll exchange a sales contract for ABC with you.

我が社は御社とABCのための契約を交わします。

→「契約を交わす」は「exchange a contract」です。「exchange」に交換するという意味があるので、「exchange」が使われています。

 

契約を守る

11.We’d like you to keep the contract.

我が社は御社に契約を守っていただくようにと願っています。

→「keep a contract」で「契約を守る」です。また「契約書を保管する」とも訳せます。文脈で読み取ってください。

契約を破る

12.ABC broke the contract with us.

ABC社は我が社との契約を破りました。

→「broke a contract」で「契約を破る」です。他には「infringe a contract」という表現もあります。「infringe」は「違反する」という意味の他動詞です。

 

契約を取る

13.We can get that contract with ABC.

我が社ならABC社とのあの契約を取れる。

→「get a contract」で「契約を取る」です。

 

契約書に署名する

14.I would like you to sign this contract.

この契約書に署名してください。

→「sign a contract」で「契約書に署名する」です。

 

契約に基づいて

15.That task is based on the contract.

その業務は契約に基づいています。

→「based on the contract」で「契約に基づいて」です。

 

契約している

16.We only work with companies under contract.

我が社は契約会社としか取引しません。

→「under contract」「契約している」「契約中」です。

 

契約を更新する

17.we are planning to renew this contract with you.

我が社は御社とこの契約を更新します。

→「renew a contract」で「契約を更新する」です。「renew 」は「更新する」という意味です。

 

契約交渉する

18.The Hokkaido Nippon-Ham Fighters earned the right to negotiate a contract with Otani.

北海道日本ハムファイターズは大谷選手の契約交渉権を獲得しました。

→「negotiate a contract」で「契約交渉する」です。「earn 」は「(お金や物を)を獲る」という意味です。

まとめ

英語を使ってビジネスを行ないたいなら、契約に関する英語は知っていなければなりません。まずは「contract」と「agreement」の違いを理解するところから始まります。どちらも正式な契約に使われますが、「contract」は法的な拘束力があります。

「contract」と「agreement」に組み合わされる動詞は、例文を声に出して練習することで覚えるようにしましょう。少しずつ表現を覚えて自信をつけ、ビジネスで使えるようにしましょう。

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