TOEICテストは時間以内に終わりますか?
皆さんはTOEICテストを時間以内に解き終えることができますか?「じっくり考えたら解けたかもしれないのに・・」と思っていませんか?TOEIC500~600点の人でも全問解けきれず、適当にマークした経験があるのではないでしょうか。
しかし、TOEICは読解スピードも考慮したテストなので、時間以内に解けなかったら分かっても分からなくても0点です。マーク問題なので、まぐれで高い点数をとる人もいるかと思いますが「時間以内にしっかり考えて解く」ことが重要です。「考えて分からず」間違えるのと、「鉛筆を転がして」間違えるのは全然違いますよね。
では、全問しっかり考えて解ききるにはどれくらいのスピードで読めれば良いのでしょうか?
全問解ききるWPMの目安は150~!
WPMとは、1分間にどれだけの単語を読めるのかを数値化したものです。そして、一般的なネイティブのWPMは230~300語と言われていますが、TOEICのリーディングを全問解ききるにはWPM150語以上のスピードで読む必要があります。
ネイティブと比べると「頑張ればいけそう!」と思うかもしれませんが、WPM150というスピードは結構速いです。
では次にあなたのWPMスピードを調べてみましょう。
あなたのリーディングスピードは?
では今のあなたのリーディングスピードはWPMいくつでしょうか?気になる方もいると思いますので、WPMを測れる”Cengage Clollege”というサイトのリンクを貼っておりますので、ぜひお試しください!http://college.cengage.com/collegesurvival/watkins/learning_companion/1e/students/timed_reading.html
参考までに目安として
- WPM80~普段の私たちの音読スピード
- WPM100~一般的な大学生の黙読スピード
- WPM120~TOEIC650ぐらい
- WPM150~TOEICを全問解くのに最低限必要なスピード
- WPM180~ニュースキャスターの原稿を読むスピード
- WPM200~ノンネイティブならかなりできるレベル!
といった感じです。いかがでしたでしょうか?あくまで目安ではありますが、全問解きたい方はWPM150を目指して頑張りましょう!
ネイティブの会話についていくには?
ネイティブの会話スピードについていくには、
- TOEICは800点以上
- WPMは200語以上
が目安と言われています。しかし、この基準に達するまでネイティブと話してはいけないという訳ではありません!むしろトライアンドエラーを繰り返していった方が上達が早いのです。
文章をスラスラ読む方法
では、ここから文章をスラスラ読む方法を紹介します。
今回は3つ紹介するので、日々の学習や、テストなどで生かしてみてください。
1.シャドーイング
シャドーイングは前回記事でも紹介しましたが、文脈を早く読むための特効薬でもあります。当たり前ですが、強制的にCDの音声の読解スピードについていくので、学習を続けるうちに、どんどん読解スピードが早くなっていきます。
また英語の音を覚えれるのも、読解スピードをあげることに繋がります。私たちは英文を読む時「ディス イズ アン アップル」と1つ1つの単語をはっきり発音してしまいがちですが、ネイティブは「ディスィズァンァナポー」のように前後の単語を結びつけて流れるように発音してます。
シャドーイングを続けながら、英語の音を覚えていって、頭の中でイメージできるぐらいにはなりましょう。英語アレルギーのある人は英語の発音を真似するのが恥ずかしいと感じるかもしれませんが、この音の流れができないと絶対に読解スピードは上がりません。
根気のいる学習ですが、ぜひ試してみてください!
2.分からない単語を推測する力をつける
私たちは英文を読む時、分からない単語があると立ち止まってしまいます。でも文脈を理解して入れば、知らない単語があっても推測することで、立ち止まらずに読むことができます。
例えば、日本語で「彼女のお母さんは〇〇です。」という文があったとします。この一文だけでは分かりませんが、次に「そのため料理はとても美味しいです。」という文があったらどうでしょうか?想像でも何となく〇〇を埋めることができそうですね。おそらく〇〇には「料理の先生」とか「栄養士」「コック」など”料理を美味しく作れる人”だと簡単に推測することができます。
そして、この分からない単語を推測する力をつけるには「どれだけ英文に触れたか」が重要です。ちょっと大変に思いますが、あなたが得意な分野の英文から始めると良いでしょう。心理学でも恐竜の本でもスポーツの本でも何でも良いので、たくさん読みましょう。
自分の得意な分野は、知識がしっかりと備わっているので、ネイティブでも知らない単語を推測することもできます。それとモチベーションが下がりにくいので、楽しく勉強できますよ!
3.単語を100%直訳しない
結構やってしまいがちなのが、単語を100%直訳してしまうことです。でも、このやり方を続けていると必ずつまづいてしまいます。なぜかと言うと、英語は言語だからです。単語の意味を直訳しても、その場の雰囲気や文脈で全然違う意味になってしまうものなのです。
例えば、恋人から「愛してる」もしくは「大嫌い」と言われたとします。どちらも無表情で言われたら、言われた意味をそのまま受け止めてしまいますが、もし表情があったらどうでしょうか?
①怒った顔で「愛してる」と言われるのと②照れ臭そうに「大嫌い」と言われた場合を考えてみてください。①の方は喧嘩した後にいやいや言っていて本心じゃない感じで②はラブラブって感じがしませんか?
そしてこのことは文脈にも言えます。リーディングをする時は、分からない単語が出てくると「あれ?これなんだっけ?」と立ち止まり、単語の意味を頭の中から引っ張り出そうとします。しかし、運よく直訳できたものの、文脈の全体の雰囲気を忘れてしまったら意味がありません。最悪の場合、直訳した単語のイメージと文脈のイメージをごちゃ混ぜにしてしまい、わけが分からなくなってしまうことです。
そのため文脈の全体のイメージを掴むことを考え、分からない単語があってもどんどん読み飛ばして、単語も100%訳さなくていいのでどんどん読んでいきましょう。目安はワンパラグラフは一気に読んだ方がいいです。そして全体のイメージを掴んでいきましょう。
まとめ
TOEICを何度受けても、結果が出なかったり時間切れになってしまう人は、ぜひ読解スピードをあげることを心掛けてください。リスニングでもリーディングでもスピードについていけなかったら、わかる問題でも0点になってしまいます。
何度も言いますが、まずは読解スピードを上げて文章をスラスラ読むトレーニングをしていきましょう。きっとすぐに成果が出ます。
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投稿者プロフィール
- ニュージーランド・オーストラリアを経てセブ島にやってきた、世界を飛び回るベテラン女性エンジニア。インターネット創世期よりWebサイト製作を経験。小売業販促アイテム印刷システム「ipopweb」の立ち上げに企画時から参画し、DB 設計・プログラミング 開発を担当しリリース。業務システムエンハンスやポータルサイトのリニューアル開発、運営、保守も多数手がける。OracleMaster保持者。PHP、JavaScriptを始め15以上の言語使用経験を持つ。茨城大学工学部システム工学科卒。
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